報道発表資料
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春期(積雪期)に立山室堂平周辺を訪れる皆様へ(「室堂平の積雪期(春期)利用ルール」について)
中部山岳国立公園立山室堂平周辺においては、近年、積雪期の利用者の増加や利用の多様化に伴い、雪崩やホワイトアウト等の天候の急変による遭難事故の発生、野生動物(特にライチョウ)及び植生への影響、屎尿による環境汚染、地獄谷の噴気活動活発化による火山ガス中毒事故の発生等が懸念されています。
そのため、室堂平周辺の地域関係者及び関係行政機関等で構成する「室堂平周辺積雪期利用適正化協議会」では、積雪期に立山室堂平周辺を訪れる利用者の安全確保と自然環境の保全を目的とした「室堂平の積雪期(春期)利用ルール」を策定しています。
4月から6月の立山室堂平周辺は、厳冬期に近い気象条件にあり、雪崩や天候の急変による遭難事故の危険があります。利用に当たっては、冬山に対する知識と技術が必要であることに留意していただき、以下の「室堂平の積雪期利用ルール」を遵守してください。
また、地獄谷の立入禁止区域周辺では、気象条件等により火山ガス濃度が高くなる場合があります。通行の際の注意点等は、以下のページをご確認ください。
「立山・地獄谷歩道の通行止め及び現道(エンマ台~大日展望台)の通行注意について」
※登山者、スキーヤー、スノーボーダーの方は(「富山県立山室堂地区山岳スキー等安全指導要綱」に基づき、)入山届を提出して下さい。事前に入山届をご記入いただく場合には、次の入山届出様式に記入し、室堂ターミナル内に設置されている入山安全相談窓口にお寄りください。
※立山地獄谷の噴気活動が継続しております。事故防止のため、立入禁止区域を「室堂平の積雪期利用ルール」裏面の「ルールマップ」でご確認いただき、立ち入らないよう十分ご注意下さい。
(参考)「室堂平周辺積雪期利用適正化協議会」について
「室堂平周辺積雪期利用適正化協議会」は、積雪期の室堂平周辺における自然環境の保全、適正かつ安全な利用を推進するために、室堂平周辺の地域関係者及び関係行政機関等によって平成21年3月に設立されました。「室堂平の積雪期利用ルール」は、協議会員が連携、協力して周知、徹底に向けて取り組むとともに、今後もよりよいルールになるよう改善を重ねていくこととしています。
○協議会長 立山町長
協議会副会長 環境省信越自然環境事務所長
○協議会員
環境省信越自然環境事務所、富山森林管理署、富山県自然保護課、富山県消防課、富山県観光課、富山県警察本部地域室、上市警察署、立山町商工観光課、立山町消防署、富山県道路公社、立山黒部貫光(株)、立山貫光ターミナル(株)、関西電力(株)黒四管理事務所、富山県立山荘、立山高原ホテル、立山室堂山荘、雷鳥荘、雷鳥沢ヒュッテ・ロッジ立山連峰、みくりが池温泉、天狗平山荘、ロッジくろよん、一の越山荘、剱御前小舎、剱沢小屋、剣山荘、富山県山岳連盟、立山山荘協同組合、(社)富山県観光連盟、NPO法人富山県自然保護協会、NPO法人立山自然保護ネットワーク、富山雷鳥研究会、富山県スキー連盟、公益社団法人 日本山岳ガイド協会(計33機関)
○事務局 環境省中部山岳国立公園立山管理官事務所 076-462-2301
富山県自然保護課 076-444-3399