報道発表資料
2024年11月29日
- 報道発表
伊勢志摩国立公園 三重県南伊勢町のゼロカーボンパークの登録について
環境省では、国立公園の脱炭素化に向けて、令和3年3月から、「ゼロカーボンパーク」の取組を始めています。
この度、令和6年11月29日付で三重県南伊勢町が全国で20番目、伊勢志摩国立公園では志摩市、鳥羽市に次いで3番目のゼロカーボンパークに登録されましたので、お知らせします。
南伊勢町では、ゼロカーボンパークとして、自然環境の保全に配慮した観光地づくりの推進、環境問題への意識啓発、産官学連携による地域脱炭素の取組、低炭素・環境に配慮した交通網の利用促進などに取り組んでいくこととしています。
中部地方環境事務所では、これら南伊勢町のゼロカーボンパークの取組を支援してまいります。
この度、令和6年11月29日付で三重県南伊勢町が全国で20番目、伊勢志摩国立公園では志摩市、鳥羽市に次いで3番目のゼロカーボンパークに登録されましたので、お知らせします。
南伊勢町では、ゼロカーボンパークとして、自然環境の保全に配慮した観光地づくりの推進、環境問題への意識啓発、産官学連携による地域脱炭素の取組、低炭素・環境に配慮した交通網の利用促進などに取り組んでいくこととしています。
中部地方環境事務所では、これら南伊勢町のゼロカーボンパークの取組を支援してまいります。
今般、ゼロカーボンパークとして登録されることとなった取組の概要は、以下のとおりです。
1 自然環境の保全に配慮した観光地づくりの推進
- 海藻を活用した二酸化炭素吸収固定化(クレジット化)の取組
- 国立公園及び居住区域における公共交通の利用促進、町営バス・デマンド交通による無駄な燃料油脂を消費しない移動手段の確保
- サイクリング用ポート(自転車ラック・空気入れ完備)の設置による自転車移動の推進
- 公共施設への電気自動車急速充電設備の導入
- 南伊勢町内全域の街路灯のLED照明化
- 「伊勢志摩国立公園エコツーリズム推進協議会」を中心にエコツアーを推進
2 環境問題への意識啓発
- 鳥羽志勢広域連合やまだエコセンターにおいて、小学校児童を対象とした使い捨てプラスチックを減らす取組など、3R環境学習を実施
- 南伊勢町水産農林課(種苗センター)における小学校児童を対象とした海洋生物と海洋環境について学ぶ水産学級を実施
- 海岸漂着ごみをはじめとする環境問題をより多くのステークスホルダーと共有し、協働による「クリーン作戦」や「海ごみゼロ標語コンクール」を実施する等の参加型意識啓発活動を実施
- 町内イベントにおいて「ごみの出し方、分け方PR活動」や子供たちを対象とした「環境クイズ大会」を実施
- 星空観測会を通し、光害や大気汚染等に気づき、環境保全の重要性について関心を深め、良好な大気環境や美しい星空を観光や教育などの地域資源として活用
3 産官学連携による地域脱炭素の取組
- 海洋生態系を活用した「ブルーカーボン」による二酸化炭素吸収固定化事業(クレジット化)の実施
4 低炭素、環境に配慮した交通網の利用促進
- 三重交通株式会社が運行する広域幹線バスが五ヶ所バスセンター、道方バスセンターに集積している利点を活かし、自主運行バス(町営バス、デマンドバス)やタクシーなどにより豊かな資源を生かした観光集客が交流を生み、地域が魅力的となるまちづくりを推進
5 その他の取組
- 計画的な公共施設への太陽光発電の導入
- 住宅用太陽光発電設備導入補助金による再生可能エネルギーの普及促進
- EV車等の導入促進(充電スタンドの整備)
- きりはらコンポストセンターにおける保育所、小・中学校等の給食残渣(生ごみ)堆肥化
- 家庭から排出される生ごみの堆肥化に必要な「ボカシ」の無料配布
- チャイルドシート、子供服等の町独自のリユース事業の推進
(参考)
〇南伊勢町と伊勢志摩国立公園
三重県南伊勢町は伊勢志摩国立公園が所在する4市町の一つで、熊野灘に面したリアス海岸を有し、その海岸線を中心に町域の約6割が国立公園です。令和2年12月にゼロカーボンシティの表明を行い、町内の脱炭素化や、豊かな自然を活かし、森林保育・耕作放棄地再生の仕組みづくり、藻場保全、海藻類の養殖振興など、陸上と海洋の植物を適性に管理・活用することで、グリーンカーボンオフセット・ブルーカーボンオフセット量を増加させ、バイオキャパシティの質と持続性を高めることにより、二酸化炭素吸収・固定化量増加対策などに積極的に取り組んでいます。
○ゼロカーボンパークとは
ゼロカーボンパークとは、国立公園における電気自動車等の活用、国立公園に立地する利用施設における再生可能エネルギーの活用、地産地消等の取組を進めることで、国立公園の脱炭素化を目指すとともに、脱プラスチックも含めてサステナブルな観光地づくりを実現していくエリアです。
国立公園をカーボンニュートラルのショーケースとし、訪れる国内外の人たち脱炭素型の持続可能なライフスタイルを体験していただく場作りを目指しています。
環境省HP:http://www.env.go.jp/nature/post_134.html
○支援の枠組
環境省は、脱炭素化支援に係る予算等を活用して支援する他、中部地方環境事務所が南伊勢町と連携をとりながら伴走支援を行うことにより、南伊勢町の地域脱炭素化等の取組を後押しすることとしています。
三重県南伊勢町は伊勢志摩国立公園が所在する4市町の一つで、熊野灘に面したリアス海岸を有し、その海岸線を中心に町域の約6割が国立公園です。令和2年12月にゼロカーボンシティの表明を行い、町内の脱炭素化や、豊かな自然を活かし、森林保育・耕作放棄地再生の仕組みづくり、藻場保全、海藻類の養殖振興など、陸上と海洋の植物を適性に管理・活用することで、グリーンカーボンオフセット・ブルーカーボンオフセット量を増加させ、バイオキャパシティの質と持続性を高めることにより、二酸化炭素吸収・固定化量増加対策などに積極的に取り組んでいます。
○ゼロカーボンパークとは
ゼロカーボンパークとは、国立公園における電気自動車等の活用、国立公園に立地する利用施設における再生可能エネルギーの活用、地産地消等の取組を進めることで、国立公園の脱炭素化を目指すとともに、脱プラスチックも含めてサステナブルな観光地づくりを実現していくエリアです。
国立公園をカーボンニュートラルのショーケースとし、訪れる国内外の人たち脱炭素型の持続可能なライフスタイルを体験していただく場作りを目指しています。
環境省HP:http://www.env.go.jp/nature/post_134.html
○支援の枠組
環境省は、脱炭素化支援に係る予算等を活用して支援する他、中部地方環境事務所が南伊勢町と連携をとりながら伴走支援を行うことにより、南伊勢町の地域脱炭素化等の取組を後押しすることとしています。