報道発表資料
2025年09月30日
- その他
天然記念物・国内希少野生動物種「イタセンパラ」の木曽川への2度目の試験導入の実施について
イタセンパラは、国の天然記念物・国内希少野生動物種であるコイ科の淡水魚です。
淀川水系、木曽川水系、富山平野のみに分布し、個体数・生息域が減少傾向にあるなか、生息環境の悪化等に起因する絶滅の危機が増している状況にあります。
これまで、木曽川におけるイタセンパラの絶滅を回避するために、木曽川水系イタセンパラ保護協議会において試験導入の方法等について継続的に議論してきたところです。この度、木曽川において試験導入を実施し、生息地への再導入の適切な手法、手順、実施体制等を確立させる必要があると判断し、以下の施設で人工繁殖させた遺伝的多様性の維持された木曽川個体群のイタセンパラを木曽川へ2度目の試験導入を実施しましたのでご報告します。
木曽川では、平成30年10月に1度目のイタセンパラの試験導入を実施しており、今回はそれに続く2度目の試みとなります。これまでに蓄積された知見を活かしつつ、今回はさらに導入個体の定着や生息環境の改善状況も検証し、より効果的な保全手法の確立を目指します。
イタセンパラの試験導入後には、密漁対策と仔稚魚の出現状況等のモニタリング調査を実施し、導入後の評価を行い今後の対応を検討します。なお、今回の試験導入の場所については、密猟防止の観点から非公開としています。ご理解とご協力をお願い致します。
淀川水系、木曽川水系、富山平野のみに分布し、個体数・生息域が減少傾向にあるなか、生息環境の悪化等に起因する絶滅の危機が増している状況にあります。
これまで、木曽川におけるイタセンパラの絶滅を回避するために、木曽川水系イタセンパラ保護協議会において試験導入の方法等について継続的に議論してきたところです。この度、木曽川において試験導入を実施し、生息地への再導入の適切な手法、手順、実施体制等を確立させる必要があると判断し、以下の施設で人工繁殖させた遺伝的多様性の維持された木曽川個体群のイタセンパラを木曽川へ2度目の試験導入を実施しましたのでご報告します。
木曽川では、平成30年10月に1度目のイタセンパラの試験導入を実施しており、今回はそれに続く2度目の試みとなります。これまでに蓄積された知見を活かしつつ、今回はさらに導入個体の定着や生息環境の改善状況も検証し、より効果的な保全手法の確立を目指します。
イタセンパラの試験導入後には、密漁対策と仔稚魚の出現状況等のモニタリング調査を実施し、導入後の評価を行い今後の対応を検討します。なお、今回の試験導入の場所については、密猟防止の観点から非公開としています。ご理解とご協力をお願い致します。
人工増殖施設(開始年順)
世界淡水魚園水族館(アクア・トトぎふ) 2010年開始
名古屋市東山動物園 2011年開始
碧南市碧南海浜水族館 2012年開始
岐阜県水産研究所 2013年開始
名古屋市東山動物園 2011年開始
碧南市碧南海浜水族館 2012年開始
岐阜県水産研究所 2013年開始
実施日時
令和7年7月下旬、9月上旬(2回に分けて実施)
実施場所
木曽川(愛知県側:詳細な場所は密漁を防止する観点から非公開とします。)
導入個体数
約90個体
環境省 中部地方環境事務所 野生生物課
課長 村井 智宏
外来生物企画官 堀部 翔
自然保護官 伊藤 太順
tel:052-955-2139
課長 村井 智宏
外来生物企画官 堀部 翔
自然保護官 伊藤 太順
tel:052-955-2139