中部地方環境事務所

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報道発表資料

中部地方環境事務所報道発表資料>2010年度

【お知らせ】国指定藤前干潟鳥獣保護区内における不法投棄ごみの撤去結果について

2010.11.22 中部地方環境事務所

 中部地方環境事務所では、愛知県等と連携しつつ、国指定藤前干潟鳥獣保護区内でのごみの不法投棄対策に取り組んでいます。
 今般、同区域内の一部において集積した不法投棄ごみを、関係機関との連携の下、撤去しましたのでお知らせいたします。

1.背景

 国指定藤前干潟鳥獣保護区(愛知県名古屋市)の一部において、ごみが不法投棄される状況が生じています。このため、中部地方環境事務所では、愛知県等と連携しつつ、不法投棄防止看板の設置などによる不法投棄の防止の啓発活動などの対策に取り組んできました。しかしながら、依然として、不法投棄が確認される状況にありました。
 また、本年10月にはCOP10(生物多様性条約第10回締約国会議)が名古屋市で開催され、多様な生物と生息環境を守り、その恵みを将来に渡って利用するための議論がおこなわれたところです。
 会議の開催地としてふさわしい環境づくりを一層推進するために、また、COP10を踏まえた具体的な環境保護活動の一環として、この度、国指定藤前干潟鳥獣保護区における不法投棄ごみの撤去活動(藤前干潟不法投棄ごみ一掃大作戦)を行いました。

2.不法投棄ごみの撤去

 国指定藤前干潟鳥獣保護区域内の一部においてごみが集積している状況は、渡り鳥をはじめとする野生生物への悪影響をはじめ、景観の悪化及び悪臭の発生等が懸念されます。このため、中部地方環境事務所は、愛知県、名古屋市と連携するとともに、(社)愛知県産業廃棄物協会の協力を得て、集積ごみを撤しました。

(1)日時

 11月19日(金)午前9時から午後5時30分頃まで

(2)場所

 名古屋市港区藤前5丁目付近

(3)実施者

 愛知県、名古屋市、(社)愛知県産業廃棄物協会、中部地方環境事務所の関係職員 約100名

(4)撤去量

 約41t
 (不燃粗大系の家庭廃棄物、廃家電、廃タイヤ、空き缶、空きびんなど)

3.不法投棄対策について

 同地区の不法投棄ごみを撤去したことで、今後の再発防止に向けて一定の抑止効果は期待できますが、継続的な対策が重要と考えています。
 市民・事業者への普及啓発活動、監視カメラによる監視、パトロールの強化など、今後も、愛知県、名古屋市、愛知県港警察署と協力して対策を講じていきます。