ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2016年7月15日

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2016年07月15日第1回JPR開催報告

上信越高原国立公園 アクティブレンジャー 小林映絵

"地域の自然環境保全の取組とその重要性について知る"をテーマに、平成28年度は全2回開催で予定しています。


第1回目は「レンゲツツジの保全活動」について。

15名の子どもパークレンジャー(略称:JPR)と共に活動を行いました。


まずは、任命式。

やまレンジャーから、一人一人に任命手帳が渡されました!


「国立公園」についても学習しました。


任命手帳に早速メモメモ・・・


そして、いよいよ・・・レンゲツツジ群落のある湯の丸高原に到着!

レンゲツツジカラーのビブスが眩しいね(≧∀≦)


杉山さん(NN:おすぎ)から、「湯の丸レンゲツツジ群落」についてお話がありました。

ここが牧場だったなんてビックリだね!ただ現在は、畜産業の衰退などにより閉牧してしまっています。それ以降、人の手でこの自然景観を守っているんだって。

さて、どんなことをしているのだろう?実際にレンゲツツジ群落の保全活動を行っている"湯の丸レンゲツツジ保存会"の下谷会長(NN:ワイルド)にお話を頂きました。



湯の丸レンゲツツジ群落は、歴史的な状況が影響していたということ、この標高の高さにこんなにも多くのレンゲツツジが存在しているということは本当にすごいこと。パッと見ただけで約60万株も見ること出来るって言われているんだって!!

そんなレンゲツツジですが、環境の変化により数が少なくなってしまっているそう・・・。周辺樹木やササの成長により、レンゲツツジの日当たりが悪くなっていることが一つの原因であり、保全活動では支障木の伐採やササの刈り払いを行うことでレンゲツツジ群落を保全しているとのことでした。


さて、みんなも実際に保全活動を行ってみよう(ノ´∀`)


剪定ばさみで、レンゲツツジ周りのササをジョキジョキ・・・

ササに埋もれていたレンゲツツジがキレイに顔を出しました。

そして、それぞれが担当したレンゲツツジにネームプレートを取り付けました。


来年のレンゲツツジの開花、既に楽しみです♪


一日かけて、レンゲツツジ群落保全のための地域の取り組みを学び、実際に保全作業も行いました。みんな、自分の担当したレンゲツツジ周辺がキレイになっていく様子が楽しくて仕方なかったようです。私も何気にこの作業、好きです(*´ェ`*)


そして、今日学んだことや感じたことをやまレンジャーに報告しました。

「レンゲツツジの生態やレンゲツツジについて知ることが出来た」「レンゲツツジがスッキリさっぱりになり、うれしかった」「大変だったけど、みんなでしたから早く終わった」などといった感想がありました。

この湯の丸レンゲツツジ群落は、国立公園内に存在し、国の天然記念物にも指定されています。この景観の保全に関わったことに誇りと愛着を持ってもらえたらうれしいな^^


そうそう、作業を終えた帰りには牛の歓迎を受けました。この牛たち、観光のために夏の期間湯の丸高原で放牧されていますが、レンゲツツジ群落の保全にとっても心強い存在です。

一緒にレンゲツツジ群落守っていこうね!!


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