ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

RSS

2016年7月13日

1件の記事があります。

2016年07月13日鹿沢万座パークボランティア養成研修会開催報告

上信越高原国立公園 アクティブレンジャー 小林映絵

先月の2526日の2日間に渡り、鹿沢万座パークボランティア(以下、鹿沢万座PV)の養成研修会を行いました。

養成研修会には8名の新規登録希望者の出席のほか、既存登録者の方にも多数ご参加頂きました。


☆1日目☆

午前の部は、吾妻広域消防嬬恋分署の職員の方の指導の下、救急救命についての研修を行いました。

人工呼吸や心臓マッサージ、AEDの使用と注意点などの救命法と、傷の手当てなどの応急処置について学びました。



私自身、何度かこの講習を受講しているのですが、順番が回ってきたときに手順に戸惑っている自分がいました。いざという時のために、スムーズな救命処置が出来るように体で覚えていきたいと感じました。


午後の部は、万座自然保護官事務所から、PV制度や自然公園法などについての説明を行いました。また、PVの会にご協力頂き、活動拠点となる鹿沢園地での実際の解説活動や注意点、PVの会の活動についてご説明頂きました。


【山根自然保護官から国立公園などの説明】


【鹿沢万座PVから園地と植物についての説明】



☆2日目☆

長野県東御市にある池の平湿原にてフィールド研修を行いました。

一般財団法人自然公園財団草津支部支部長の湯田氏を講師にお招きし、インタープリテーションについて学びました。


インタープリテーションを行うに当たっては、植物やその場所の歴史・特色の把握や、安全管理・配慮・判断が重要であるとの説明をいただきました。

特に、お客さんを連れて歩く場合、その人の体調把握やもしもの場合の応急処置がとても重要であるとのことでした。

また、研修中には思わぬ珍客も。ツキノワグマを見ることが出来ました。(写真に収めることが出来ず・・・><)遠くから個体を確認したため、恐怖よりも感動がありましたが、やはり危険要因には間違いありません。適切な対応方法についてシッカリと知識を身につける必要があると感じました。


新しく登録される方達の本格的な活動は8月頃からとなります。これからよろしくお願いします!!


【「雲上の丘」からの池の平湿原】

ページ先頭へ↑

ページ先頭へ