ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2014年9月24日

2件の記事があります。

2014年09月24日蓮華温泉から朝日岳(歩道の状況と花の写真)

中部山岳国立公園 後立山 アクティブレンジャー 則武敏史

こんにちは、中部山岳国立公園(≒ 北アルプス)後立山地区からです。
今回は、蓮華温泉(新潟県糸魚川市)と朝日岳(富山県朝日町・新潟県糸魚川市)を結ぶ歩道(登山道)の状況をお伝えします。
この歩道では平成20年度から新潟県への施行委任で、木道、階段等の施設整備を行っています。それら施設の状況を確認しました。歩いたのは9月10日、11日です。

八兵衛平(五輪の森から吹き上げのコルまでの区間)で、木道2箇所が斜面下側に大きく傾いていました。これらは補修する予定です。木道の上を歩くと滑る恐れがあるので、無理のない方法で通過してください。また、誘導標識1箇所が傾き、表示面が見えづらくなっていました。

<斜面下側に大きく傾いた木道。2箇所のうち1箇所。>


同じ八兵衛平にあるテラス付近には巨石があります。これは雪解けの頃に斜面上部から転がってきたものです。現在は斜面上部にすぐに落ちてきそうな不安定な岩は確認されませんでした。しかし、念のため、この付近の歩道を通行する時やテラスで休憩する時は、「斜面上部からの落石に注意」してください。




この他、吹き上げのコルから栂海新道方面にある「照葉の池」では木道が破損しています。こちらも無理のない方法で通過してください。

<最も大きく破損している箇所>





さて、山の上では秋が深まりかけていますが、まだいろいろな花が咲いていました。

<白のお花畑。イワショウブ、ウメバチソウ、シラネニンジンなど。>


<ハクサンフウロ>


<季節外れの開花。ハクサンイチゲ(左)とイワイチョウ。>

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2014年09月24日ユネスコエコパーク全国サミット

上信越高原国立公園 志賀高原 アクティブレンジャー則武 敏史

こんにちは、志賀高原からです。
9月19日と20日に、“「信州 山の日」制定記念 第1回ユネスコエコパーク全国サミットin志賀高原” が行われました。事務局は長野県山ノ内町で、当所は後援という形で関わりました。
19日は講演会とパネルディスカッションなど、20日は志賀高原内のガイドトレッキングが行われました。私は19日のみ参加しました。

19日には講演会に先立って、認定証授与式と志賀高原ユネスコエコパーク統一ロゴマーク発表が行われました。
認定証は、この6月に志賀高原ユネスコエコパークの拡張登録が決定された際のものです(6月16日の記事)。


<統一ロゴマークの除幕式。長野県知事と志賀高原ユネスコエコパークのある5自治体(長野県山ノ内町、高山村、群馬県中之条町、草津町、嬬恋村)の町村長。>

このロゴマークは山ノ内町にある四十八池湿原をもとにデザインしたものだと思います。

<四十八池湿原。奥にある2つのピーク(左が志賀山、右が裏志賀山)、池塘、奥に続く木道がロゴマークに描かれています。>

上の写真を撮影したのは9月12日です。今は草紅葉が始まっているとのことです。
紅葉が始まるということは、気温が下がっているということです。志賀高原では既に氷点下を記録したところもあります。防寒対策をなさってお出かけください。

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