ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2013年11月 7日

2件の記事があります。

2013年11月07日冬期に向けて

白山国立公園 白山 アクティブレンジャー 世良裕次

こんにちは。
寒くなってきましたね。
カメムシも暖かい木材の間に姿を潜め、冬を越えようとしています。
もう我々も冬支度をしなければなりません。

今週は甚之助避難小屋、市ノ瀬ビジターセンター等の施設の閉鎖をしてきました。

【甚之助避難小屋】
・水道は片付けたので出ません。
・トイレは冬季用トイレを使用ください
・ゴミの持ち帰りは必ずよろしくお願いします。
  甚之助避難小屋には相変わらずゴミが沢山ありました。
  同じ山を利用する者として、とても残念です。
・問題があり、荷物を置く際は必ず環境省白山自然保護官事務所まで連絡をください。
 荷物の置き忘れか、置き去りにしたのか分かりませんが、ダウンジャケットが放置されていました。開山時にも記載しましたが、一つこのようなものが置いてあると、他の方も置き始めゴミの山へと化します。怪我等で一時的に置いておくのであれば、環境省白山自然保護官事務所まで連絡を、荷物をデポする場合は何か分かるような物を置いておいてください。関係者が持って下りてしまい、防寒着が無くなった等あると困ると思いますので、よろしくお願いします。





【市ノ瀬ビジターセンター】
・市ノ瀬ビジターセンターは11/5をもって閉館を致しました。
・雪が降るまで別当出合まで行くことは可能です。


市ノ瀬ビジターセンターは展示を片付け、雪囲いもしてあるので入ることは出来ません。2014年4月下旬~5月初旬開館予定です。※ただし残雪の状態による。


【砂防新道の一方通行について】
・看板を撤去しました
別当出合の吊り橋が架かっている間は通れますが、変わらず一方通行を遵守ください。



皆様のご協力をお願い致します。

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2013年11月07日第2回JPR開催報告

上信越高原国立公園 万座 アクティブレンジャー 小林映絵

少し前になりますが・・・10月19日(土)に鹿沢にて、「水源の森が育む 生きもの調査隊」と題し“森”をテーマに、今年度第2回目となる子どもパークレンジャー(JPR)を開催しました(前回の様子はこちら→http://c-chubu.env.go.jp/blog/2013/08/1414.html)。
鹿沢園地内にはどのような“いきもの”が生息しているのかな。さぁて、いよいよ調査開始っ!!

土の中や、木に付いているいきものを捕獲し調査しています。樹木をたたいて、いきものを捕獲。何もいなそうな状況と思いきや、キシャヤスデやカエルやクモなど、多くのいきものが捕獲されました。肌色をしたちょっと奇妙な存在のキシャヤスデが、意外と子どもたちに人気でツボにはまった様子でした。
この他にも3つのポイントを設け、そのポイントを班ごとに巡り、樹木やほ乳類についてそれぞれの場所で調査方法を学び、班の仲間と協力しながら実際に調査を行いました。

さて、午後は「瞬間冷凍動物」というアクティビティで森の中で日々行われている“食う食われる”といった食物連鎖の関係について学習。

ざっくりとルールを説明すると・・・
キツネとネズミに分かれ、ネズミはキツネに捕まらないようにエサのエリアを目指す(3往復はすること)。キツネにタッチされた場合はその時点でゲーム終了。
キツネもまた生きていく上で3匹以上のネズミを捕まえなくてはならない。

JPRのみんなは、このアクティビティで、食物連鎖を学ぶと共に、自然界における捕食者と被食者のおかれている環境状況の厳しさについても学んだ様子でした。


さて、いよいよまとめと発表の時間です。

2回目とあって、まとめの仕方は工夫を凝らしているし、緊張しつつもみんな堂々と発表出来てました。すごいぞ~(ノ´∀`)ノ
※1、2回の活動ごとにまとめた模造紙を鹿沢インフォメーションセンター2階の展示室に掲示しております。是非、ご覧にいらっしゃってくださいね。

さて、今年度における万座自然保護官事務所のJPRは今回で終了となります。
このJPRを通し、参加してくれたみんなが、日々生活する環境をまた違った目線から見つめてもらえる機会になれば嬉しいです。


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