中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、上信越高原、妙高戸隠連山、中部山岳、白山、伊勢志摩国立公園があります。
前半は渋峠から芳ヶ平を目指し、シラビソやナナカマドなどの樹林帯を歩きました。前日の雨の影響で、所々水たまりが出来ていたため、足下に十分注意を払いながら歩きました。
【観察会のヒトコマ】
空模様は、生憎の曇りでしたが歩くにはちょうど良い気候でした。ガイドは自然公園財団の「ゆきだるま」さんと「これちゃん」さん。植物の他、周辺の歴史について解説が行われ、時にはジョークを交えながらと楽しい観察会となりました。
当日は、ミヤマコウゾリナ、キソチドリ、ヤマハハコ、モミジカラマツなど夏と秋の花が入り交じり、夏期に咲く花には実を付けているものも。
湿原周辺では、チョウジギクやイワショウブ、終わりかけではありましたがコバギボウシも見る事ができました。また、オヤマリンドウがちょうど咲き始め、芳ヶ平入り口で出迎えてくれました。
お腹も満たし、いよいよ後半に突入!芳ヶ平から草津白根パークサービスセンターを目指します。
まずは“くろレンジャー”による国立公園、上信越高原国立公園についての解説です。
【解説中のくろレンジャー】
おぉ!みなさん、真剣に聞き入っています。国立公園について、興味を持って頂けたようでした。嬉しいっ♪
後半は草津白根山の山裾を通るルートとなっており、活火山特有の景色が広がります。コメススキやイタドリなどが見られますが、立ち枯れた樹木や大きな岩が現れ閑散としており、前半とは別の世界を歩いているかのような印象を受けると同時に、その条件により見る事のできる光景には美しさを感じられます。
途中でポツポツと雨に降られてしまいましたが、怪我もなく無事パークサービスセンターに到着する事ができました♪
「また是非参加したい」との意見を多く頂戴し、次回の観察会について案を練っているところです。次回も、お楽しみにっ☆