中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、上信越高原、妙高戸隠連山、中部山岳、白山、伊勢志摩国立公園があります。
標高550.3mの山で(南伊勢町では最高峰!)、丑の年には干支登山の方が県外からも多くいらっしゃいます。
ちなみに、伊勢志摩国立公園の中では、鳥羽市の朝熊山(555m)に次いで高い山です。
山頂まではさまざまなルートがありますが、今回調査したのは、温坊(おんぼう)コース。
サニーロードの鍛冶屋(かじや)トンネル脇から登るコースです。
【南伊勢町に住むパークボランティアさんが、道中ガイドして下さいました♪】
登り始めは、しばらく沢沿いを歩きます。
水の流れる音を聞きながら歩くのは、とっても心地いい。
また、良いお天気だったこの日は、辺り一面緑色の光に包まれていました。
メジロ、ウグイス、コジュケイ、シジュウカラなど、たくさんの鳥の声も響き渡り、なんだか幻想的な雰囲気です。
地元ボランティアさんの話では、夏になるとアカショウビンの姿を見ることもできるとか。
【いろんな楽しみがいっぱい♪】
【グラグラの岩を固定中。】
簡単な歩道の修繕や、ゴミ拾いをしながら進み・・・
出発から1時間ちょっと歩いたところで、山頂に到着!
下の写真の、右側に見えるのが五ヶ所湾です。
道中通ってきた沢の水は、伊勢路川を通じ、この五ヶ所湾へと流れ込んでいます。
そして、中央の山は五ヶ所湾の展望地として人気の龍仙山(りゅうせんざん)。
地元の方からの愛着も深く、第3種特別地域に指定されている山です。
【山頂からの眺め(撮影:古田儀之)】
時には急な坂道や、ゴロゴロした岩の上を歩く道もありますが、
飽きることなく歩くことができ、歩道の整備も行き届いているコースでした。
清掃活動など必要なさそうなほど、ゴミもほとんど落ちていません。
きっと地元の方からも大切にされているんだろうということが分かります。
調査で得た情報は、横山ビジターセンターの展示コーナーでも発信していきます。
パークボランティアのおすすめ情報、ぜひご覧くださいね♪
★今回のコースは、横山ビジターセンターのホームページに掲載されている「伊勢志摩ウォーキング60」でもご覧いただけます。
http://www.yokoyama-vc.jp/