中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、上信越高原、妙高戸隠連山、中部山岳、白山、伊勢志摩国立公園があります。
*貞逸祭とは… 白馬三山・五竜岳・唐松岳など白馬村内の山の開山祭。
白馬岳の開山と発展に尽力を注いだ松沢貞逸氏
(1889?1926)の名前にちなんでいます。
白馬岳に向かって、神事がとり行われました。
例年では猿倉周辺にこれほど雪は残っていないとのことで、残雪の多い中 出席者みんなでこれからの夏山シーズンの安全を祈願しました。
神事の後に登山口にてテープカットが行われたあと、白馬大雪渓への記念トレッキングが催されました。
残念ながら私は別件用事にてトレッキングに参加することはできなかったのですが、約150人の方が参加し靴にアイゼンを付けて出発されていました。
トレッキングには参加できなかったのですが、少し登山道を進み周辺をみることができましたのでご紹介します。
猿倉→白馬尻までの登山道
登山道入口からずっと雪がありますので、安全のためアイゼンのご使用をお勧めします。“アイゼン”===“安全”
・・・!
雪解け水が川に流れこみ、水量は増えて勢いづいています。
川の水が薄い青色に色づいており、まさしく“水色”です。
川の上にはまだ雪が残っているところもあり、雪のトンネルになっていました。(写真は歩道から見下ろした川で、離れたところにあります。ここを歩くことは無いです。)
山の中では普通の雪道に見えていても、下に川が流れていることもあります。地図でのルート確認や状況確認をする等して注意してください。こういった場所は雪の層が薄くなっていますので、もしも落ちてしまったら、その下は冷たい水・激しい勢いの川です!
登山道上で大量のブナの実に出会いました。なかなかの大豊作です♪
・・・と、実はここは斜面下なので、斜面を転がってきて溜まったブナの実でした。
最後に、この日見かけたお花です。
ショウジョウバカマ(登山道入口付近)
クロモジ(登山道入口付近)