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信越自然環境事務所

報道発表資料

2021年03月22日
  • その他

中部山岳国立公園南部地域利用推進プログラム2025の策定について

 環境省では、2016年(平成28年)3月に政府がとりまとめた「明日の日本を支える観光ビジョン」に基づき、日本の国立公園を世界水準のディスティネーションとして上質化し、ブランド化を図る「国立公園満喫プロジェクト」を推進しています。

 このたび、「中部山岳国立公園南部地域利用推進協議会」において、本地域での国立公園満喫プロジェクトに携わる全ての人にとっての、2021年度(令和3年度)から2025年度(令和7年度)までの5年間の取組の指針であり具体的な行動計画となる「中部山岳国立公園南部地域利用推進プログラム2025」が策定されましたので、お知らせします。

1 経緯・背景

 中部山岳国立公園は、南部地域(長野県松本市・岐阜県高山市)を対象に、「国立公園満喫プロジェクト」を先行的・集中的に実施する8公園に準じて推進する3公園として選定されました。これを受けて、本地域の関係行政機関や地域関係者等で構成される「中部山岳国立公園南部地域利用推進協議会」が2017年(平成29年)10月に設立され、同協議会において、今回発表するプログラムの前身である「中部山岳国立公園南部地域利用推進プログラム2020」が2018年(平成30年)4月に策定・公表されました。

 以降、この前身のプログラムに基づき、2020年度(令和2年度)を目標年として、多角的な取組が多様な主体により行われてきました。その結果、中部山岳国立公園南部地域を軸とした観光地域づくりが進められ、また、ターゲットとしていた訪日外国人旅行者も着実に増加しつつありましたが、目標としていた程度よりも緩やかな増加に留まったことや、これまでの成果や課題を踏まえてプロジェクトを発展的に持続させる必要があったことから、2021年度(令和3年度)以降も中部山岳国立公園南部地域における国立公園満喫プロジェクトを継続することが中部山岳国立公園南部地域利用推進協議会において合意されました。

 今回発表する「中部山岳国立公園利用推進プログラム2025」は、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大や国立公園の持続可能性が問われる社会情勢等を受け、本地域独自の価値や魅力、持続可能性をさらに磨き上げるとともに、広範な関係者による循環共生型社会の実現を目指して、中部山岳国立公園南部地域利用推進協議会において検討し策定されたものです。

2 中部山岳国立公園南部地域利用推進プログラム2025の概要

<対象地域>

 中部山岳国立公園南部地域(長野県松本市・岐阜県高山市)

<実施期間>

 2021年度(令和3年度)~2025年(令和7年度)

<推進主体>

 中部山岳国立公園南部地域利用推進協議会

 構成員:国、県、関係自治体、民間団体など計39団体(添付資料参照)

 事務局:環境省中部山岳国立公園管理事務所、長野県、岐阜県、松本市、高山市

<数値目標>

  1. 利用の質

    ・1人あたり消費額 訪日利用者:約30%増 国内利用者:約20%増

    ・宿泊日数 訪日利用者:4.5泊 国内利用者:3.3泊
     (いずれも2018年度実績より1泊増)

    ・国立公園であることの認知度 80%以上

  2. 利用者の数

    ・閑散期の底上げによる利用平準化を前提とし、総利用者数 10%増

    ・訪日外国人利用者数 46万人(2019時点/独自推計の実績値)の早期回復

<取組の方針>

松本高山Big Bridge構想の実現

3 添付資料

中部山岳国立公園南部地域利用推進プログラム2025

中部山岳国立公園南部地域利用推進プログラム2025概要

中部山岳国立公園南部地域利用推進協議会 構成員一覧(令和3年3月時点)

4 参考資料

・2018年4月13日 信越自然環境事務所報道発表資料 国立公園満喫プロジェクト「中部山岳国立公園南部地域利用推進プログラム2020」の策定について

■ 問い合わせ先
中部山岳国立公園南部地域利用推進協議会事務局
(環境省 中部山岳国立公園管理事務所)
(直通 : 0263-94-2024)
所長:森川 政人
国立公園利用企画官:渡邉 元嗣
国立公園管理官:原田 純平
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