報道発表資料

2020年08月07日

乗鞍岳から中央アルプス駒ヶ岳へ移送したライチョウ3家族の放鳥について

 環境省では、8月1日に乗鞍岳から中央アルプス駒ヶ岳に移送したライチョウ計3家族19羽(雌3羽、ヒナ計16羽)のケージ保護を終え、87日までにすべての家族を中央アルプス駒ヶ岳周辺へ放鳥しましたのでお知らせします。

1.事業概要

 環境省では、平成30年に約50年振りにライチョウの雌1羽が確認された中央アルプス駒ヶ岳において、令和2年4月に策定された「第二期ライチョウ保護増殖事業実施計画」に基づき、中央アルプスの個体群を復活させるための事業を進めています。

2.放鳥したライチョウの概要

 乗鞍岳では6月26日からケージの設置などを開始し、7月上旬から計3家族を中央アルプスへの移送日である8月1日までケージを用いて保護してきました。移送を実施した8月1日以降は中央アルプス駒ヶ岳周辺に設置したケージにて家族を保護し、日中はケージから出して周辺環境に慣らしてきました。第1ケージの家族は乗鞍岳でケージ保護を開始した日が最も早く、ヒナが十分成長していたため8月7日を待たず放鳥しました。放鳥した家族の詳細は以下のとおりです。

 1)第1ケージ 雌1羽 ヒナ6羽 放鳥日:8月3日

 2)第2ケージ 雌1羽 ヒナ6羽 放鳥日:8月7日

 3)第3ケージ 雌1羽 ヒナ4羽 放鳥日:8月7日

計19羽(雌3羽+ヒナ16羽)

 なお、今回放鳥した3家族19羽に加え、8月4日に中央アルプス駒ヶ岳山頂付近で2018年に飛来が確認された雌が生存していることが確認されたため、現在中央アルプスにおけるライチョウの生息数は20羽となっています。

※ 放鳥は、ケージから出したライチョウを互いの家族が距離をとれる適切な場所まで誘導した上で行いました。

3.今後の取組について

 環境省では、今回中央アルプス駒ヶ岳に放鳥した3家族(19羽)及び2018年に飛来した雌を定期的にモニタリングしつつ、駒ヶ岳周辺におけるニホンザルのモニタリングやテン等の捕食者対策を行い中央アルプスにおけるライチョウの定着を目指していきます。 なお、放鳥後にライチョウを目撃した場合は、登山道からそっと観察いただくとともに、目撃日時、場所、標識足輪等の情報を下記の問合せ先までお寄せください。

(参考)ライチョウ保護増殖事業計画及び生息域内保全事業について

http://chubu.env.go.jp/shinetsu/wildlife/rockptarmigan.html

(環境省信越自然環境事務所ホームページ)

■ 問い合わせ先
環境省中部地方環境事務所信越自然環境事務所 野生生物課 
TEL:026-231-6573 FAX:026-235-1226
メールアドレス:NCO-NAGANO@env.go.jp
(〒380-0846 長野市旭町1108 長野第一合同庁舎3階)
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