報道発表資料

2019年04月15日

平成31年度のライチョウ保護増殖事業(生息域内保全事業)の実施について

 環境省では「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」に基づき、文部科学省・農林水産省と共同で策定した「ライチョウ保護増殖事業計画」(平成24年1月)を踏まえ、「第一期ライチョウ保護増殖事業実施計画」(平成264月)を作成し、ライチョウの保護増殖事業を進めています。平成31年度の南アルプスにおけるゲージ内保護や中央アルプスにおける卵の移殖試験事業等生息域内保全事業の実施内容について、以下のとおりお知らせします。現地での取材を希望される場合は、以下の連絡先にご連絡願います。

1.南アルプス国立公園北岳地区におけるケージ内保護等

南アルプス国立公園北岳地区においては、ライチョウの個体数の減少が著しいため、平成27年度よりライチョウの雛が成長するまでの間、ライチョウの雛を捕食者から保護するためのケージ内保護を実施しています。平成31年度においても6月下旬~7月にかけて雛が育つまでの20日間程度、ライチョウの家族をケージにて収容し、ライチョウの生存率の向上に努めます。

また、捕食者への対応として、平成30年度に引き続き、6月~10月にかけて、白根御池小屋周辺、北岳山荘及び肩ノ小屋周辺において、かごわな等を用いてキツネ、テン及びイタチの捕獲を実施します。

2.妙高戸隠連山国立公園火打山(ひうちやま)地区における協働型の環境保全活動

ライチョウを取り巻く高山の環境を保全することを目的として、環境省及び新潟県妙高市では、妙高戸隠連山国立公園の火打山地区において、平成28年度より生息の阻害要因であるイネ科植物除去等の作業を実施しています。平成31年度は、植生調査及びイネ科除去作業等を7月~8月に実施します。

・設置した10m×10m程度の試験区において、イネ科植物の除去作業並びに除去による植生の変化を調査します。

・調査地内の植物開花状況やコケモモ等の(わい)(せい)低木の結実(けつじつ)状況等を調査します。

3.中央アルプス駒ヶ岳におけるライチョウ卵移殖試験

絶滅地域の中央アルプスで平成30年11月まで生存が確認されていたライチョウ雌1羽について、確認情報の収集や調査を行います。生存が確認され営巣活動がみられた場合は、ライチョウの保全に資する効果的な野生復帰技術の確立を目指し、乗鞍岳から採取した有精卵の移殖試験を行います。当事業は長野県の協力を得て実施し、絶滅要因解明のための捕食者生息状況調査や植生調査を予定しています。また、各機関及び関係地域の住民や山岳利用者等による地域連携・協働体制の確立を図ります。

◎上記1及び2については、現地取材が可能です。なお、1については現地における安全確保等の観点から、7月10日(水)~8月5日(月の間にお願いします。

◎上記3については、事業の円滑な実施及び希少種保全の観点から現地取材に制限があります。事前調査及び中央アルプスへの卵移殖については非公開とし、必要に応じて実施後に報告を行います。乗鞍岳での採卵及び移殖後の調査等については現地取材が可能です。

※現地での取材を希望される方は、事前に社名、代表者氏名、取材希望人数、取材方法(写真、カメラ等の機材状況)、連絡先(電話、FAX、E-mail)を下記までご連絡の上、あらかじめ日程の調整をお願いします。なお、天候によっては、直前に変更をお願いする場合がありますのであらかじめご承知おき願います。

※国有林入林許可等の必要な手続きは報道機関ごとに手続きしていただきますようお願いいたします。

【連絡先】

○南アルプス国立公園での事業(主に上記1)について

関東地方環境事務所 南アルプス自然保護官事務所

自然保護官 小池 大二郎

TEL:055-280-6055 FAX:055-280-6056 

E-Mail : DAIJIRO_KOIKE@env.go.jp

(〒400-0293 山梨県南アルプス市芦安芦倉516 芦安支所2階)

○中央アルプスでの卵移殖試験及び妙高戸隠連山国立公園での事業(主に上記2.3)について

信越自然環境事務所 野生生物課

希少生物係長 福田 真

TEL:026-231-6573 FAX:026-235-1226

E-Mail : MAKOTO_FUKUDA@env.go.jp

(〒380-0846 長野市旭町1108 長野第一合同庁舎3階)

添付資料

  • アクティブレンジャー日記 中部地区(リンク)
  • 上高地ビジターセンター(リンク)
  • 欅平ビジターセンター(リンク)
  • 鹿沢ビジターセンター(リンク)
  • 万座しぜん情報館(リンク)
  • 妙高戸隠連山国立公園フェイスブック(リンク)
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