生物多様性インタビュー

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2010.8.13 中部地方環境事務所

 こどもに「生物多様性ってなに?」と素朴に聞かれたら、あなたなら何と答えますか。生物多様性について、専門家に伺ってもいろいろな答えが返ってきます。探究された時間が長ければ長いほど、簡単には語り尽くせない、"生物多様性"とはそれだけ奥が深いものなのです。このコーナーでは、環境省の職員が生物多様性に造詣の深い専門家に直接インタビューを行った結果を記したいと思います。

[1] 岩槻 邦男 さん [PDF 343KB]

(兵庫県立人と自然の博物館館長/東京大学名誉教授)(2010.07.08)

 900分にも及ぶ連続セミナー1で「生物多様性のいま」を語られた岩槻先生。「人と自然の共生というのは、私がいて生物多様性をどう使うかというんじゃなしに、私は生物多様性の一つのエレメントである。」と考えるべきだと強調されます。
 (1連続セミナーの結果は、『生物多様性のいまを語る (のぎへんのほん)』のタイトルで、研成社から出版されています。)

[2] 中瀬 勲 さん [PDF 611KB]

(兵庫県立大学大学院教授/緑環境景観マネジメント研究科長/兵庫県立淡路景観園芸学校長/兵庫県立人と自然の博物館副館長)(2010.07.08)

 兵庫県に移られてから20年。兵庫県立人と自然の博物館の設立や兵庫県の地域づくりに深く関わり成果を上げてこられました。中瀬先生は、これまでの取組を「地域の人々と自然環境・文化をどうしていくのかということを一生懸命やらせてもらったことが、今の糧になっています。」とおっしゃいます。

[3] あん・まくどなるど さん [PDF 90KB]

(国連大学高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット所長)(2010.08.13)

 ご自身を『空の人間』とおっしゃるあんさん。
 自然界で"体験すること"が、生物多様性を理解する上でとても重要だと強調されます。
 生物多様性に対する人々の考察の鋭さを、言葉、帯留め、和菓子などを通じて、楽しく話していただきました。

[4] 阿部 夏丸 さん [PDF 632KB]

(小説家、矢作川水族館館長)(2010.09.22)

 企業城下町"豊田"のど真ん中を流れる矢作川で育った阿部夏丸さん。
 川に出かける日は、年間200日を超えるとおっしゃいます。全国の川をご覧になり、地元の川が宝物だと気づかれました。
 最近は、小説の執筆、矢作川水族館の館長を務める傍ら、地元のこども達と一緒に、川遊びを楽しんでおられます。こんな夏丸さんは、まさに生ける「川オヤジ」です。

[5] 堂本 暁子 さん [PDF 172KB]

(前 千葉県知事、元 IUCN(国際自然保護連合)副会長)(2010.10.21)

 生物多様性条約が採択される前から、政治家として生きものの命を守るために真剣に取り組んでこられた堂本暁子さん。
 千葉県知事の激務から解放され、今年は、国際生物多様性年国内委員会「地球生きもの委員会」のメンバーに加わっていただき、エンジン全開中です。

[6] 上田 哲行 さん [PDF 458KB]

(石川県立大学教授)(2010.11.08)

 石川県のちょうど真中あたり、野々市町にある大学の研究室で、毎日白山を見ながら過ごされている上田先生。
 生きものは私たちに生態系サービスとして重要な役割を果たしているということ以上に、それだけでは括れないものを持っているとおっしゃいます。アキアカネを例に分かりやすく話していただきました。

[7] 岡安 直比 さん [PDF 1.7MB]

(WWFジャパン(財団法人世界自然保護基金ジャパン) 自然保護室長)(2010.11.24)

 サルに憧れて、京都大学でヤクザルやゴリラの研究をされてきました。特に、ゴリラに関しては、『子育てはゴリラの森で』(小学館)や『みなしごゴリラの学校』(草思社)を著されています。著書の中で紹介されていますが、フィールドだったコンゴ共和国で97年に内戦が勃発し、戦火の中を娘さんとゴリラ数頭を連れ出した逸話は圧巻です。
 現在、WWFジャパンで自然保護室長を務めていられる岡安さんに、WWFでの取組を中心に話していただきました。

[8] C.W.ニコル さん [PDF 611KB]

(財団法人 C.W.ニコル・アファンの森財団理事長、作家、環境保護活動家、探検家)(2011.01.13)

 長野県北端の飯綱山のふもと、上信越高原国立公園の程近くにニコルさんたちが運営する"アファンの森"があります。アファンとはケルト語で「野いちごがなる場所」、「風の吹きぬける場所」を意味し、その言葉どおり、よく管理された森には太陽の光が燦燦と降り注ぎ、たくさんの生き物を育んでいます。
 2010年12月、師走とは思えない穏やかな日に、ニコルさんにアファンの森を案内してもらいました。

[9] 篠原 徹 さん [PDF 579KB]

(滋賀県立琵琶湖博物館 館長、国立歴史民俗博物館 名誉教授、総合研究大学院大学 名誉教授)(2011.01.21)

 世界や日本の各地で自然と直接対峙し、そこから生活の糧を得て暮らす人びとの「生きる技術」を、自然知と身体知と道具の組み合わせという観点から明らかにしてきた民俗学者の篠原さん。
 自然を生きる人びとの立場にこだわり続けることで見えてきた、人と自然の関係や「生物多様性」についてお話いただきました。

[10] 広中 和歌子 さん [PDF 2.7MB]

(地球環境行動会議 事務総局長、元参議院議員、元環境庁長官)(2011.02.16)

 みなさん、「地球憲章」をご存じでしょうか? 世界各地域を代表する有識者が一堂に会して検討し、各地域の市民の声を反映させて2000年に完成した、持続可能な未来のための価値や原則を明らかにした憲章です。今後の生物多様性の保全と持続可能な利用を考える上で、大変重要なものです。今回は、地球憲章の策定に携われた広中さんから、策定の経緯や普及の取組についてお話を伺いました。

[11] アフメッド ジョグラフ さん [PDF 220KB]

(生物多様性条約事務局長)(2011.02.18)

 地球の多様な生き物を守るために、世界中を駆け回っていられるジョグラフ事務局長。
 2010年12月、国連生物多様性年のクロージングイベントなどに出席するため来日されたジョグラフ事務局長に生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の感想、我が国に期待することなどについてお伺いしました。

[12] 松井 正文 さん [PDF 453KB]

(京都大学大学院人間・環境学研究科教授)(2011.05.19)

 小学校に上がる前から、兄について蝶の採集に熱中されていた松井先生。こどもの頃からカエルやサンショウウオにも興味を持たれていました。環境省版レッドデータブックの執筆をはじめ、カエルやサンショウウオ好きの仲間を増やすために、研究成果をカエルの新書本や図鑑にまとめるなど、忙しい毎日を送っていられます。

[13] 森 誠一 さん [PDF 438KB]

(岐阜経済大学教授)(2011.07.04)

 生き物の「関係」に対する関心から淡水魚類の専門家になられた森先生。中部地方環境事務所では、種の保存法によって国内希少野生動植物種に指定されている「イタセンパラ」の保護増殖事業を進める上で、森先生から専門的なアドバイスを頂いています。
 昨年、先生がモデルの映画も制作されています。

[14] 矢部 隆 さん [PDF 899KB]

(愛知学泉大学現代マネジメント学部教授)(2011.04.26)

 私たちは、かつて身近ないきものであった在来のカメの生態について、多くのことを知りません。それは、カメの研究者層がとても薄く、解明されていないことが多いためなのですが、そのような中でも矢部先生は積極的に研究を続けられていられます。今回は、愛知県豊田市にある愛知学泉大学のキャンパスにお邪魔して、カメのお話を聞かせていただきました。

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