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信越自然環境事務所

報道発表資料

2016年06月27日
  • その他

恩賜上野動物園でのライチョウの孵化について

 昨日、恩賜上野動物園において、乗鞍岳で採取したライチョウの卵からヒナが孵化しましたのでお知らせします。

1.これまでの経緯

  • 環境省では(公社)日本動物園水族館協会と連携し、ライチョウの生息域外保全の取組を推進するため、産卵期として6月3日及(金)び4日(土)、抱卵期として21日(火)に乗鞍岳からライチョウの卵を計12個採取しました。
  • 3日(金)及び4日(土)に採取した卵は恩賜上野動物園に、21日(火)に採取した卵は富山市ファミリーパークと大町山岳博物館へ輸送し、各施設で孵卵器(卵を孵化させるために一定温度であたためる機械)に入れてあたためられていました。

2.孵化日時

平成28年6月26日(日)午前9時から午後9時にかけて

3.孵化場所

恩賜上野動物園

4.孵化までの状況

6月25日(土)午前11時頃 1卵の嘴(はし)打ち※を確認

※ヒナが卵から出るために卵の内側から嘴で卵の殻を割り始めること

6月26日(日)午前9時頃 1羽目のヒナが孵化。

6月26日(日)午後3時頃 2羽目のヒナが孵化。

6月26日(日)午後5時頃 3羽目のヒナが孵化。

6月26日(日)午後9時頃 4羽目のヒナが孵化。

孵化の状況に関する詳細については恩賜上野動物園にお問合せください。(写真提供等も含む)

5.取材について

孵化したヒナの取材については、恩賜上野動物園にお問合せください。なお、孵化したヒナの撮影等はできませんのでご了承ください。

6.今後の予定

孵化したヒナは、孵化後2週間程度が特に体調を崩しやすいため、恩賜上野動物園において注意深く飼育、観察されます。

なお、富山市ファミリーパーク及び大町山岳博物館では、それぞれの施設で4卵を現在も孵卵器に入れてあたためています。富山市ファミリーパーク及び大町山岳博物館で孵化が確認できた際にはまたお知らせします。

関連Webページ

■ 問い合わせ先
環境省長野自然環境事務所(直通:026-231-6573)
所長:中山隆治
次長(野生生物課長):伊藤勇三
自然保護官:福田真