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信越自然環境事務所

報道発表資料

2016年06月30日
  • その他

大町山岳博物館でのライチョウの孵化について(6月30日)

 本日、大町山岳博物館において、乗鞍岳で採取したライチョウの卵からヒナが孵化しましたのでお知らせします。

1.これまでの経緯

  • 環境省では(公社)日本動物園水族館協会と連携し、ライチョウの生息域外保全の取組を推進するため、産卵期として6月3日(金)及び4日(土)、抱卵期として21日(火)に乗鞍岳からライチョウの卵を計12個採取しました。
  • 3日(金)及び4日(土)に採取した卵は恩賜上野動物園に、21日(火)に採取した卵は富山市ファミリーパークと大町山岳博物館へ輸送し、各施設で孵卵器(卵を孵化させるために一定温度であたためる機械)入れてあたためられていました。

2.孵化日時

No.11 平成28年6月30日(木)午前10時頃

No.12 平成28年6月30日(木)午前10時頃

3.孵化場所

大町山岳博物館

4.孵化までの状況

6月30日午前9時58分  1羽目、2羽目の孵化を確認

6月30日午前10時2分  3個目に嘴打ちを確認

5.取材について

孵化の状況に関する詳細については、大町山岳博物館にお問合せください。なお、孵化したヒナの撮影等はできませんのでご了承ください。

6.今後の予定

孵化したヒナは、孵化後2週間程度が特に体調を崩しやすいため、大町山岳博物館において注意深く飼育、観察します。

なお、東京都恩賜上野動物園では6月26日(日)に4羽が孵化し、現在、4羽が成育中です。また、富山市ファミリーパークでは6月28日(火)に2羽、29日(水)に2羽が孵化し、現在、4羽が成育中です。

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■ 問い合わせ先
環境省長野自然環境事務所(直通:026-231-6573)
所長:中山隆治
次長(野生生物課長):伊藤勇三
自然保護官:福田真