環境省ちゅうぶ環境メールマガジン コラム(第23号)

環境教育の課題と解決へのプロセス

環境カウンセラー 矢口 芳枝

ヨハネスブルグサミットで国連採択された「持続可能な開発のための教育ESD10年」が、国際的に議論がされ、未来につなげていく環境教育が、中部地区においても様々な人の参画で進められ期待されています。
一方、足元の環境教育を見ると、多くの課題が山積しています。
現在、総合学習では全ての学校で環境教育が実施されるものではありません。
教員の調査では、各教科で行われる環境教育は「教科研究の時間不足」「教師の研修機会の不足」「実感できる教材不足」などの課題や、カリキュラムは「教科、学年間に系統化がない」「内容が体系化されていない」「実施できる教材の不足」と、改善されるべき点が挙げられます。
また、我々市民講師が総合学習の時間で関わることが多い環境教育は、限られた授業時間の中で「導入」「展開」「まとめ」までを依頼のテーマで実施することが多く、市民講師が関る範囲では、上記の課題は解決されません。
そこで、環境教育のノウハウを持ち合わせた、専門家や市民講師らが共に、学年のレベルや各教科において単元ごとのねらいに照らし合わせながら、可能な限り直接的な経験や体験を重視して、ワークショップや実験そして体験などを入れ、系統化されたカリキュラムにて、全学校で平等に実施する、そんな課題解決の環境教育のコーディネートを果敢に進めていきたいと思います。
その成果は、小学校5・6年生になれば、子どもたち自らが「エコ行動」は当たり前と言う状況を作り上げなければなりません。中学生や高校生となれば、正しい目や心で認識し、地域や国が抱える課題の解決に向けた行動や提案が出来、そして、世界の不公平などグローバルな視点までを持ち合わせて、「ESD」につながる健全な社会を創造し構築するプロセスへの参加者となってほしいものです

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