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中部地方環境事務所

環境省ちゅうぶ環境メールマガジン コラム(第17号)

ピーク電力の更新

2008.7.7

福井県地球温暖化防止活動推進センター事務局長 吉川守秋(よしかわ もりあき)氏

電力会社の県内販売ピーク電力が連日更新しているとの新聞記事を読んで、この暑さだからやむを得ないと思うのか。確かにこの7月は暑い日が続く。しかし、去年の8月も暑かった。ピーク電力の更新は暑さだけなのか。
一方、今年新しく建ったビル、ガラス張りで外見はきれいである。そのビルにテナントで入った事務所の人がとにかく中が暑いという。近くにコンビニがまた新しくでき、照明が煌々と照っている。
以前、ドイツに研修に行ったとき、公共施設のロビーは薄暗いが、会議室は机の配置に合わせて照明があり、十分な明るさになっているのを感じた。また、ヨーロッパの空港の照明に比べ、日本の空港は明るすぎるとも感じた。
近頃、省エネの話をするとき、家庭部門のCO2が増えている原因は電気製品や自動車の数が増えていることにあり、便利さを損なわない程度に「数」を減らしませんかと呼びかけている。福井県は全国一位の自動車保有台数であるが、2年後に我が家も1台に減らす予定である。
電力消費量を抑え、発電所を有効に稼働させるためには、ピーク電力を抑えることは重要なことで、ピーク電力が大きくなる日は、照明の一部カットを一斉に呼びかけるのはどうだろうか。

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