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中部地方環境事務所

環境省ちゅうぶ環境メールマガジン コラム(第15号)

能登半島地震発生から1年を経過して

2008.6.9

石川県環境部廃棄物対策課長 西川 孝蔵(にしかわこうぞう)氏

昨年3月25日、石川県政史上、未曾有の大災害となった能登半島地震が発生し、能登の各地に甚大な物的被害をもたらしました。そして、お一人の方が地震で亡くなられました。改めて哀悼の意を表します。
被災地の多くは過疎化・高齢化が進む地域でありますが、依然として住民間の繋がりが強く、発生直後、地域の方々が一人暮らしのお年寄りの安否を確認し、また、避難のお手伝いを行ったと聞いております。これらのことが人的被害が大きくならなかった一つの要因ではないのかと思われます。
能登半島地震の発生から、1年あまりが経過しました。被災者の方々や被災地の懸命な取組、そして、県内外からの多くのご支援のおかげで、今、能登は、復旧から復興に向け、確実な歩みを始めています。災害ごみについても、いずれの市町もその処理を終えておりますが、地震発生直後大量に発生し、その処理に追いつかない状況に陥りそうになった時、県内外の自治体、団体などからごみ収集車両や作業員の方々を派遣していただきました。
この場をお借りして、深くお礼を申し上げますとともに、石川県に是非ともおいでになって、元気になった能登の姿を見ていただきたいと願う次第であります。

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