環境省ちゅうぶ環境メールマガジン コラム(第13号)

環境省ESD促進事業『かすがいKIZUNA』について

2008.4.4

『かすがいKIUZUNA』世話人/中部大学応用生物学部講師 上野薫

『かすがいKIZUNA』は、2006年度環境省ESD促進事業のモデル事業として採択が決定されたことをきっかけに生まれた若い団体です。メンバーは、春日井市在住の自然・社会環境の教育に興味のある方々や学生です。私は駆け出しの大学教員ですが、ご縁があって大学近隣地域で実施される本事業の世話人として参加させていただくこととなりました。世界中でESD促進事業が実施されていること、そもそもESDという言葉さえこの事業に関わってから初めて知ったという状況での参加でした。
さて、事業内容の紹介に入ります。初年度には、半年間で次年度事業計画を完成させることが課題でした。実際に最も時間を費やしたのは、ESDの解釈と"環境"という言葉の共通認識を得るという作業でした。事業目的は、小学校を最小単位として「人と自然の命を尊ぶ心を育成する」ことです。教育の対象者は、小学生とPTA、小学校の先生方、地域の方々、かすがいKIZUNAのメンバーです。
次年度には、次の3つのことを実施しました。

  1. 1)小学校の総合的学習の時間を利用し、その小学校に合った教材を使って生物多様性、人と自然とのかかわり、人の社会環境について学ぶ「体験と座学と議論」を取り入れた授業プランを提供するKIZUNAラーニング
  2. 2)子どもたちが学んだことを広く地域に伝えるKIZUNAコミュニティー
  3. 3)大学生がESDコーディネーターとして育成されるKIZUNAコーディネーター

これらの実施にはかなりの無理が必要でしたが、何とか無事完了しました。環境省からの資金援助はこの3月で終了しましたが、せっかく地域に生まれたESDの芽を摘み取ることもないだろうとのメンバーの意見が強く、とりあえず2008年度も持続できる形で活動していくことが決まりました。多くの学び合いの場をつくることがESDであり、大人こそESDを考えなくてはならないことを、私はこの1年半で学びました。カテゴリーを越えて他を知り、受け止め、本当にあるべき姿に向かうために自分ができることを実施する人を少しでも増やす。そのための場の広がりに、これから勉強しながらできるだけ協力していけたらと思っています。

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