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中部地方環境事務所

環境省ちゅうぶ環境メールマガジン (第23号)

環境省ちゅうぶ環境メールマガジン (第23号)

2009.02.01

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環境省ちゅうぶ環境メールマガジン (第23号)

                  ★発行:環境省 中部地方環境事務所
                  ★発行日:平成21年2月1日

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本メールマガジンは、転送自由です。また、新規読者も随時募集をしておりま すので、配信を希望される方は、本メールマガジン最下部に記載の連絡先まで、お気軽にご連絡ください。

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 先月、アメリカでは初のアフリカ系黒人であるオバマ大統領が誕生し話題を 集めました。その話題性もさることながら、省エネ促進と代替エネルギー源への 投資で雇用拡大を行う環境政策「グリーン・ニューディール」に注目が集まります。 今まで消極的であったアメリカが環境に目を向けることで、世界がやっと同じ方向 を向くことになります。その大きな力がそっと地球を包み込み青い地球の輝き を保ち続けられることに期待しながら、まずは自分のできることをやっていきた いものです。

◆もくじ◆

  1. 1.トピック
    1.  (1)環境対策関係
      •    ○温室効果ガス観測技術衛星(GOSAT)が打ち上げられました
    2.  (2)廃棄物・リサイクル関係
      •    ○レジ袋削減に係る全国の地方自治体での取組状況を取りまとめました
    3.  (3)自然環境関係
      •    ○「いきものみっけ」夏の実施結果(最終)を取りまとめました
  2.  2.中部地方環境事務所からのお知らせ
    •   ○漂流・漂着ゴミに係る国内削減方策モデル調査第6回地域検討会を開催します
    •   ○家電リサイクル法説明会及び容器包装リサイクル法説明会を開催します
    •   ○東海バイオマスフェアに出展します
    •   ○高病原性鳥インフルエンザに関する情報について
  3.  3.イベント・募集情報
    1.  (1)イベント情報
      •    ○環境教育講座
      •    ○エコツーリズム推進法中部ブロック説明会
            ~"たび"と創る持続的な地域社会を目指して~
      •    <稲永ビジターセンター>
        •     ○カモ写真展(2009稲永ビジターセンター企画展)
        •     ○カモかもウォッチング
      •    <横山ビジターセンター>
        •     ○伊勢志摩国立公園自然観察会
      •    <長野自然環境事務所>
        •     ○中部山岳・上信越高原アクティブ・レンジャー 国立公園写真展
      •    <鹿沢インフォメーションセンター>
        •     ○スノーシュー桟敷・小桟敷周遊コース
      •    <中部地方環境事務所後援>
        •     ○東海三県一市グリーン購入キャンペーン
        •     ○里地里山保全再生全国フォーラム・フォローアップイベント
               「里地里山と生物多様性シンポジュウム」
    2. (2)募集情報
      •    ○「ストップ温暖化『一村一品』大作戦」のウェブ投票を受け付けます
      •    ○クールシティ推進事業(地下水等活用型・地中熱利用型)を募集します
      •    ○NGO/NPO・企業の環境政策提言を募集します
  4.  4.コラム

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1.トピック

(1)環境対策関係

○温室効果ガス観測技術衛星(GOSAT)が打ち上げられました

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1月23日、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)がJAXA種子島宇宙センターより打上げられ、計画どおり軌道に投入されました。
詳しくは http://www.env.go.jp/press/10683.html
 

(2)廃棄物・リサイクル関係

○レジ袋削減に係る全国の地方自治体での取組状況を取りまとめました

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環境省では、全国の地方自治体に対して、昨年11月1日現在のレジ袋削減に係る取組状況及び今後の取組予定等を照会しました。
その結果、当事務所管内の7県ではすべての県が住民や事業者との協働と連携に基づき、何らかの形でレジ袋の削減に取り組んでいることが分かりました。
また、当事務所管内では、個々にレジ袋の有料化を実施又は予定している市町村と、県下一斉に実施を行っている市町村とを合わせると約59%の市町村がレジ袋の有料化に取り組んでいます。
詳しくは http://www.env.go.jp/press/10632.html

(3)自然環境関係

○「いきものみっけ」夏の実施結果(最終)を取りまとめました

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環境省生物多様性センターでは、昨年7月より、市民参加の生きもの調査「いきものみっけ~100万人の温暖化しらべ~」を実施し、夏の調査対象であるセミ3種の確認情報、温暖化に関するアンケート及び自由投稿によるコメントを広く国民の皆さんから収集し、今般、夏の実施結果を最終的に取りまとめました。
延べ報告件数は11,232件(10月28日現在)、うち「いきものしらべ」は9,335件、「温暖化意識しらべ」では1,897件でした。
詳しくは http://www.env.go.jp/press/10660.html

2.中部地方環境事務所からのお知らせ

○漂流・漂着ゴミに係る国内削減方策モデル調査第6回地域検討会を開催します

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環境省は、平成19年度から、7県11海岸のモデル地域において「漂流・漂着ゴミに係る国内削減方策モデル調査」を実施しています。本モデル調査では、地域の実情に応じた漂流・漂着ゴミ対策について検討を行うため、各県ごとに、地域の関係者により構成される地域検討会を設置しています。
今回の第6回地域検討会では、平成19・20年度の各地域における調査及び検討の結果について、最終的な取りまとめを行う予定です。
中部地方では、石川県、福井県及び三重県で開催します。
詳しくは http://www.env.go.jp/press/10671.html

○家電リサイクル法説明会及び容器包装リサイクル法説明会を開催します

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家電リサイクル制度及び容器包装リサイクル制度の周知を図るため、地方自治体の担当者を対象に説明会を開催します。
日時:2月18日(水)13:00~16:15
場所:名古屋国際会議場 展示室211、212
(名古屋市熱田区熱田西町1番1号)

○東海バイオマスフェアに出展します

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環境省では、地球温暖化防止と循環型社会形成の両面からのバイオマスの有効利用の取組を行っています。また、生物多様性の保全についても地域の皆様にご理解いただくため、パネル展示を行いますので、是非お立ち寄りください。
日時:2月19日(木)13:00~17:00・2月20日(金)10:00~16:30
場所:名古屋国際会議場 白鳥ホール
(名古屋市熱田区熱田西町1番1号)

○高病原性鳥インフルエンザに関する情報について

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既に渡り鳥の日本への飛来が本格的に始まっています。鳥インフルエンザに少なからず不安に感じている方もいらっしゃると思いますが、通常の生活の中では大きな危険はありません。
環境省では、野鳥に触った場合、死亡した鳥を発見した場合の対処等や最近の環境省の取組などについて情報発信しています。
詳しくは ↓
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/index.html

◆中部地方環境事務所広報誌「ちゅうぶの環」◆

中部地方環境事務所では、広報誌「ちゅうぶの環」を発刊しています。
最新号の「2008冬号」では、昨年の9月に名古屋市で開催された「エコアジア2008」の概要、地球温暖化防止月間、そして中部地方の国指定鳥獣保護区の紹介を特集としています。
詳しくは https://chubu.env.go.jp/pr/wa.html

◆アクティブレンジャー日記◆ 

「アクティブレンジャー」とは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール及び調査等を行う環境省の職員です。
その「アクティブレンジャー」の活動の様子をお伝えします。
詳しくは https://chubu.env.go.jp/blog/

3.イベント・募集情報

(1)イベント情報

○環境教育講座

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市民、企業などさまざまな立場の方々に、環境問題を共に考え、実行に移していただくため、「低炭素社会、循環型社会及び自然共生社会の実現に向けた取り組み」をテーマに、NPO法人愛知環境カウンセラー協会の協力を得て、環境教育講座を開講しています。
今月のテーマは、「地域と連携した持続可能な循環型社会づくり」です。
開催日時:2月27日(金)13:30~16:00
開催場所:SOLAE(ソラエ)(三菱電機(株)稲沢製作所試験塔)
詳しくは https://chubu.env.go.jp/pre_2008/0916a.html

○エコツーリズム推進法中部ブロック説明会
~"たび"と創る持続的な地域社会を目指して~

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環境省は、昨年4月にエコツーリズム推進法が施行されたことを踏まえ、同法を活用したエコツーリズムの推進を図るため、地方公共団体や観光事業者の皆様等を対象とした説明会を開催します。
開催日時:2月25日(水)13:00~16:10
開催場所:鳥羽商工会議所「かもめホール」(三重県鳥羽市)
詳しくは https://chubu.env.go.jp/to_2008/0126a.html

<稲永ビジターセンター>
○カモ写真展(2009稲永ビジターセンター企画展)

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カモは藤前干潟に冬に飛来する冬鳥です。干潟で観察される鳥の多くは目立たない体色をしていますが、そんな中でカモは比較的目立つ体色をしています。また水に浮いている姿は観察しやすくバードウォッチングには最適です。カモ写真展ではそんなカモたちを紹介します。
開催期間:~3月31日頃迄 
開催場所:稲永ビジターセンター
開館時間:9:00~16:30
閉館日:月曜日・第3水曜日
問い合わせ:稲永ビジターセンター TEL 052-389-5821

○カモかもウォッチング

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藤前干潟でカモの観察を行い、その後、実物大のカモの大きさの平面模型図をつくります。身近にいるカモの大きさや形が観察と体験をとおして学習することを目的としています。カモについて一緒に学んでみませんか?
       開催日時:2月14日(日)13:00~15:30
開催場所:13:00  稲永ビジターセンター、藤前干潟
定員:30名
参加費:大人200円、小中学生100円 幼児無料
持ち物:水筒、タオル、着替え、帽子、汚れてよい靴
問い合わせ:稲永ビジターセンター TEL 052-389-5821

<横山ビジターセンター>
○伊勢志摩国立公園自然観察会

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昆虫は寒い冬どのように過ごしているのでしょうか? 横山ビジターセンターでは、自然観察会「虫のかくれんぼ」を開催します。
開催日時:2月7日(土)13:30~
開催場所:横山ビジターセンターと創造の森横山
詳しくは http://www.yokoyama-vc.jp/event_info/index1.html

<長野自然環境事務所>
○中部山岳・上信越高原アクティブ・レンジャー 国立公園写真展

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アクティブ・レンジャーがフィールドで出会った、ハッとする美しい風景、足もとに咲く可憐な花、日々の活動の様子などを紹介する写真展を開催します。
開催期間:~3月1日(日)8:30~17:30
開催場所:菅平高原国際リゾートセンター
詳しくは https://chubu.env.go.jp/nagano/topics.html

<鹿沢インフォメーションセンター>
○スノーシュー桟敷・小桟敷周遊コース

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夏は通れない林の中をスノーシュー(西洋かんじき)で雪の回廊を辿る、緩やかな上り下りのロングトレイルコースです。
カモシカやノウサギの足跡など冬ならではのアニマルトラッキングを楽しめます。
開催日時:2月21日(土)8:00~
開催場所:桟敷・小桟敷山周辺
詳しくは http://www.kazawa.jp/event.php

<中部地方環境事務所後援>
○東海三県一市グリーン購入キャンペーン

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グリーン購入の普及と定着を図るため、東海三県一市の広域連携で、行政と事業者が協働して消費者に対する啓発を行うキャンペーンを実施します。
開催期間:~2月14日(土)
開催場所:東海三県一市 参加店舗各所
問い合わせ:愛知県環境部環境活動推進課
TEL 052-954-6241

○里地里山保全再生全国フォーラム・フォローアップイベント
「里地里山と生物多様性シンポジュウム」

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越前市エコビレッジ交流センターは、生物多様性と里地里山及びその保全、再生との接点について考えるシンポジュウムを行います。
開催日時:2月25日(水)13:00~16:10
開催場所:越前市福祉健康センター
詳しくは、http://www.ttn.ne.jp/~ecovilg/event/index.htm

(2)募集情報

○「ストップ温暖化『一村一品』大作戦」のウェブ投票を受け付けます

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「ストップ温暖化『一村一品』大作戦」とは、地域の創意工夫を活かした地球温暖化防止のための取組(一品)を掘り起こし、これを全国に情報発信することで「知恵の環」を広げ、地域から温暖化防止を推進していくプロジェクトです。
この度、中部地方の各県の代表が決定し、2月14・15日にはグランプリを決定する全国大会が東京都内で開催されますが、ウェブ投票も受け付けていますので、是非ご参加ください。
応募期限:~2月11日(水)
詳しくは http://www.jccca.org/daisakusen/

○クールシティ推進事業(地下水等活用型・地中熱利用型)を募集します

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環境省は、地下水等あるいは地中熱を利活用するヒートアイランド対策技術の環境影響等について評価する、クールシティ推進事業を実施しています。この度、平成21年度実証調査の対象技術を募集します。
応募期限:2月13日(金)(17:00必着)
詳しくは http://www.env.go.jp/press/10645.html

○NGO/NPO・企業の環境政策提言を募集します

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環境省では、国民、NGO/NPO、企業、行政等のパートナーシップによる環境保全の取組を推進するため、NGO/NPOや企業などから環境に関する政策の提案をいただき、政策に反映する「NGO/NPO・企業環境政策提言」を募集します。
応募していただいた政策提言はNGO/NPO・企業環境政策提言推進委員会で選考し、優れた提言については「NGO/NPO・企業環境政策提言フォーラム」において発表していただきます。
また、いくつかの優れた提言について、環境省が提案団体等とともにその実現に向けてのフィージビリティ調査を行い、政策化を図ることとしています。
応募期限:~3月24日(火)
詳しくは http://www.env.go.jp/press/10664.html

4.コラム

中部地域において様々な環境活動を行っている方々からの寄稿によるコラムを掲載します。

環境教育の課題と解決へのプロセス

環境カウンセラー 矢口 芳枝

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ヨハネスブルグサミットで国連採択された「持続可能な開発のための教育ESD10年」が、国際的に議論がされ、未来につなげていく環境教育が、中部地区においても様々な人の参画で進められ期待されています。
一方、足元の環境教育を見ると、多くの課題が山積しています。
現在、総合学習では全ての学校で環境教育が実施されるものではありません。
教員の調査では、各教科で行われる環境教育は「教科研究の時間不足」「教師の研修機会の不足」「実感できる教材不足」などの課題や、カリキュラムは「教科、学年間に系統化がない」「内容が体系化されていない」「実施できる教材の不足」と、改善されるべき点が挙げられます。
また、我々市民講師が総合学習の時間で関わることが多い環境教育は、限られた授業時間の中で「導入」「展開」「まとめ」までを依頼のテーマで実施することが多く、市民講師が関る範囲では、上記の課題は解決されません。
そこで、環境教育のノウハウを持ち合わせた、専門家や市民講師らが共に、学年のレベルや各教科において単元ごとのねらいに照らし合わせながら、可能な限り直接的な経験や体験を重視して、ワークショップや実験そして体験などを入れ、系統化されたカリキュラムにて、全学校で平等に実施する、そんな課題解決の環境教育のコーディネートを果敢に進めていきたいと思います。
その成果は、小学校5・6年生になれば、子どもたち自らが「エコ行動」は当たり前と言う状況を作り上げなければなりません。中学生や高校生となれば、正しい目や心で認識し、地域や国が抱える課題の解決に向けた行動や提案が出来、そして、世界の不公平などグローバルな視点までを持ち合わせて、「ESD」につながる健全な社会を創造し構築するプロセスへの参加者となってほしいものです。

<編集後記>

2月といえば、節分の豆まきですね。もう豆まきの準備を始めた方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は、大豆の自給率は、約5%ほどだそうです。今準備されているその豆は、遠い海外から来ている大豆かもしれません。この節分でまく豆について、どこの国から来ているのか、そしてそれがどれくらいの環境負荷(「フードマイレージ」と言われています)を与えているのか思いをめぐらせ、身近なところから環境問題を考えてみてはいかがでしょうか。
それでは、暦の上では立春とはいえ、まだまだ寒い日々が続きますので、体調にはお気をつけください。(や)

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