環境省ちゅうぶ環境メールマガジン (第22号)

環境省ちゅうぶ環境メールマガジン (第22号)

2009.01.06

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環境省ちゅうぶ環境メールマガジン (第22号)

                  ★発行 :環境省 中部地方環境事務所
                  ★発行日:平成21年 1月 1日

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本メールマガジンは、転送自由です。また、新規読者も随時募集をしておりますので、配信を希望される方は、本メールマガジン最下部に記載の連絡先まで、お気軽にご連絡ください。

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 2009年、明けましておめでとうございます。
 皆様方には、希望に満ちた新年をお迎えのことと、お喜び申し上げます。
 昨年は、7月に「環境」を主なテーマとしたG8サミットが北海道洞爺湖で開催され、G8各国は2050年までに世界全体の温室効果ガスの排出量を少なくとも50%削減することについて合意しました。また、我が国においては、10月から排出量取引の国内統合市場の試行的実施が開始されました。
 このように、昨年は地球環境問題について大きな動きがあった年でありました。
ただ、そのときどきの問題に対して機敏に対応することも大切ですが、今年の干支の「丑」のように、一歩一歩着実にものごとを進めていくことも大切だと考えます。
 このメールマガジンも、その「丑」のように一昨年から毎月着実に発行し続けることができ、おかげさまで22号を迎えました。このような着実な取組も大切にしつつ、今年においても環境行政に取り組んでまいりたいと思います。
 このメールマガジンでは、私たちの身近な環境のことから世界的な出来事まで様々な情報等をお伝えしてまいりましたが、今年も、より豊富な内容でお届けしたいと思っておりますので、どうぞ、よろしくお願いいたします。
 そしてまた、皆様からの情報などもどしどしお寄せください。

中部地方環境事務所長 市原 信男

◆もくじ◆

  1. 1.トピック
    1.  (1)環境対策関係
      •    ○地球温暖化防止活動環境大臣表彰受賞者が決定されました
      •    ○気候変動枠組条約第14回締約国会議(COP14)及び京都議定書第4回締約国会合(COP/MOP4)の結果について
      •    ○春の花粉総飛散量の予測(速報)を取りまとめました
    2.  (2)廃棄物・リサイクル関係
      •    ○「容器包装3R推進環境大臣賞」が決定されました
      •    ○「あなたに使って欲しいマイバッグ環境大臣賞(一般選考及びインターネット選考)」が決定されました
    3.  (3)自然環境関係
      •    ○上信越高原国立公園・中部山岳国立公園内のスキー場が続々オープンしました
  2.  2.中部地方環境事務所からのお知らせ
    •   ○不法投棄監視通報システム(監視カメラ)の設置事業について
    •   ○高病原性鳥インフルエンザに関する情報について
  3.  3.イベント・募集情報
    1.   (1)イベント情報
      •     ○省エネ照明シンポジウム ~あかりから始める地球温暖化対策~
      •     ○地球温暖化防止 ひろがれ!つながれ!ちいきの環 シンポジウム&中部4県活動報告会
      •     ○エコアクション21認証・登録制度に関するセミナー
      •     ○環境教育講座
        • <横山ビジターセンター>
          •      ○伊勢志摩国立公園自然観察会
        •     <長野自然環境事務所>
          •      ○中部山岳・上信越高原アクティブ・レンジャー 国立公園写真展
        •     <鹿沢インフォメーションセンター>
          •      ○スノーシュー湯ノ丸コンコン平
          •      ○スノーシュー桟敷・小桟敷周遊コース
        •     <中部地方環境事務所後援>
          •      ○平成20年度エコドライブセミナー
          •      ○東海三県一市グリーン購入キャンペーン
    2.   (2)募集情報
      •     ○化学物質アドバイザーを追加募集します
      •     ○近隣騒音防止ポスターデザインを募集します
      •     ○「こどもホタレンジャー」参加団体を募集します
      •     ○家庭で取り組む「eco宣言☆」を募集します
      •     ○平成21年版環境・循環型社会白書表紙絵コンクールを実施します
      •     ○「ストップ温暖化「一村一品」大作戦のウェブ投票を受け付けます
  4.  4.コラム

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1.トピック

(1)環境対策関係

○地球温暖化防止活動環境大臣表彰受賞者が決定されました

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環境省では、地球温暖化対策を推進するための一環として、毎年地球温暖化防止月間である12月に、地球温暖化防止に顕著な功績のあった個人又は団体に対し、地球温暖化防止活動環境大臣表彰を行っています。
この度、平成20年度の環境大臣表彰受賞者が決定され、中部地方からは、次の方が受賞されました(敬称略)。

  • ○金沢市中央卸売市場(石川県)
    「卸売場省エネ推進活動の実践~おいしい生鮮食料品はCO2削減から~」
  • ○山金工業株式会社 森田工場(福井県)
    「CO2・VOC排出量削減活動」
  • ○有限責任事業組合 佐久咲くひまわり(長野県)
    「太陽光発電メガソーラー事業」
  • ○信州省エネパトロール隊(長野県)
    「無料省エネ診断によるCO2排出削減の実践活動」
  • ○特定非営利活動法人 沙漠緑化ナゴヤ(愛知県)
    「中国の黄土高原における現地小学生との協働植樹活動」
  • ○矢口 芳枝(三重県)
    「市民、行政、企業、教育機関等との連携による環境教育活動」

詳しくは http://www.env.go.jp/press/10504.html

○気候変動枠組条約第14回締約国会議(COP14)及び京都議定書第4回締約国会合(COP/MOP4)の結果について

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昨年12月1日~12日にポズナン(ポーランド)で開催された気候変動枠組条約第14回締約国会議(COP14)及び京都議定書第4回締約国会合(COP/MOP4)の結果についてお知らせします。
詳しくは http://www.env.go.jp/press/10552.html

○春の花粉総飛散量の予測(速報)を取りまとめました

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環境省では、花粉症に関する調査研究の一環として、平成16年度から花粉飛散予測に関する調査研究を行っています。
今般、当該研究において、今年春(1月末から5月)の花粉総飛散量予測(速報)を取りまとめました。
中部地方において、北陸では、ほぼ例年並か一部でやや多くなり、東海では、一部を除いて例年より多くなると予測されています。
詳しくは http://www.env.go.jp/press/10589.html

(2)廃棄物・リサイクル関係

○「容器包装3R推進環境大臣賞」が決定されました

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環境省では、容器包装廃棄物の3R推進に資する活動の奨励・普及を図るため、「容器包装3R推進環境大臣賞」を設けています。
この度、平成20年度の各部門の最優秀賞、優秀賞、奨励賞が決定され、中部地方では、次の方が受賞されました。

  • ○国立大学法人三重大学 優秀賞(地域の連携・協働部門)
    「三重大学の3R活動」
  • ○名古屋勤労市民生活協同組合 奨励賞(小売店部門)
    「3Rの全社的な推進-レジ袋の削減運動、リサイクルの推進の取り組み-」

詳しくは http://www.env.go.jp/press/10585.html

○「あなたに使って欲しいマイバッグ環境大臣賞(一般選考及びインターネット選考)」が決定されました

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環境省では、レジ袋を中心とした容器包装廃棄物の排出抑制(Reduce)意識を高め、地域の協働と連携による削減の取組を全国で推進することを目的として、「平成20年度あなたに使って欲しいマイバッグ環境大臣賞」の作品募集を行いました。
この度、表彰作品が決定され、中部地方では、次の方を含む多くの方が受賞されました(敬称略)。

  • ○森 和恵(福井県越前市) 奨励賞(一般の部)
  • ○川縁 晴津子(富山県高岡市) 部門賞(一般の部)

詳しくは http://www.env.go.jp/press/10584.html

(3)自然環境関係

○上信越高原国立公園・中部山岳国立公園内のスキー場が続々とオープンしました

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冬も本番を迎え、上信越高原国立公園や中部山岳国立公園内の各スキー場が続々とオープンする時期となりました。
昨シーズンはスキー場内での事故が多く発生しましたので、安全対策は充分に行い、立入禁止区域には侵入しないなどのルールを守って安全なスキーを楽しんでください。

2.中部地方環境事務所からのお知らせ

○不法投棄監視通報システム(監視カメラ)の設置事業について

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廃棄物の不法投棄対策の一環として、中部地方環境事務所が所有する監視カメラを中部地方の自治体の協力を得て設置しています。
今回は、愛知県尾張旭市、愛知県三好町、三重県鳥羽市、三重県大台町の4か所での設置を予定しています。

○高病原性鳥インフルエンザに関する情報について

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既に渡り鳥の日本への飛来が本格的に始まっています。鳥インフルエンザに少なからず不安に感じている方もいらっしゃると思いますが、通常の生活の中では大きな危険はありません。
環境省では、野鳥に触った場合、死亡した鳥を発見した場合の対処等や最近の環境省の取組などについて情報発信しています。
詳しくは ↓
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/index.html

◆中部地方環境事務所広報誌「ちゅうぶの環」◆

中部地方環境事務所では、広報誌「ちゅうぶの環」を発刊しています。
最新号の「2008冬号」では、この9月に名古屋市で開催された「エコアジア2008」の概要、地球温暖化防止月間、そして中部地方の国指定鳥獣保護区の紹介の3つを特集としています。
詳しくは http://c-chubu.env.go.jp/pr/wa.html

◆アクティブレンジャー日記◆

「アクティブレンジャー」とは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール及び調査等を行う環境省の職員です。
その「アクティブレンジャー」の活動の様子をお伝えします。
詳しくは http://c-chubu.env.go.jp/blog/

3.イベント・募集情報

(1)イベント情報

○省エネ照明シンポジウム ~あかりから始める地球温暖化対策~

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チーム・マイナス6%では、企業・オフィスビル・商業施設等の所有者・管理者を対象に、省エネ照明への買い換えを促進することを目的としたシンポジウムを開催します。

<富山会場>

開催日時:1月15日(木)
開催場所:北日本新聞ホール

<名古屋会場>

開催日時:1月29日(木)
開催場所:ナディアパーク
詳しくは http://shoene-shomei.jp/symposium/

○地球温暖化防止 ひろがれ!つながれ!ちいきの環 シンポジウム&中部4県活動報告会

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愛知、岐阜、三重及び長野県の「ストップ温暖化大作戦~CO2削減『一村一品プロジェクト』」応募団体による活動発表及び省エネ家電普及促進に関するシンポジウムを開催します。
開催日時:1月24日(土)13:30~
開催場所:ホテルグランヴェール岐山 カルチャーホール
(岐阜市柳ヶ瀬通6-14)
問い合わせ:岐阜県地球温暖化防止活動推進センター
TEL 058-247-3105

○エコアクション21認証・登録制度に関するセミナーを開催します

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中部地方環境事務所では、事業者の環境に配慮した経営への自主的な取組を支援するため、エコアクション21(EA21)認証・登録制度に関する説明会を開催します。
開催日時:1月30日(金)13:00~
開催場所:名古屋商工会議所5階会議室
詳しくは http://c-chubu.env.go.jp/to_2008/1217a.html

○環境教育講座

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市民、企業などさまざまな立場の方々に、環境問題を共に考え、実行に移していただくため、「低炭素社会、循環型社会及び自然共生社会の実現に向けた取り組み」をテーマに、NPO法人愛知環境カウンセラー協会の協力を得て、環境教育講座を開講しています。
今月のテーマは、「~東山の森で学ぶ生物多様性~ 自然復元、サンクチュアリ、生き物とのふれあい、多様な楽しみの提供による生物多様性の保全」です。
開催日時:1月30日(金)13:30~16:00
開催場所:東山公園「いのちの森」(雨天の場合は千種スポーツセンター)
* 天候にかかわらず、集合(受付)は13:00 に千種スポーツセンターロビー
詳しくは http://c-chubu.env.go.jp/pre_2008/0916a.html

<横山ビジターセンター>
○伊勢志摩国立公園自然観察会

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横山ビジターセンターでは、自然観察会「竹でつくろう」、「冬の野鳥・オシドリの観察会」を開催します。
開催日時:「竹でつくろう」 1月10日(土)9:30~
「冬の野鳥・オシドリの観察会」 1月17日(土)
9:30~
開催場所:創造の森横山休憩所・神路ダム周辺
詳しくは http://www.yokoyama-vc.jp/event_info/index1.html

<長野自然環境事務所>
○中部山岳・上信越高原アクティブ・レンジャー 国立公園写真展

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アクティブ・レンジャーがフィールドで出会った、ハッとするような美しい風景、足もとに咲く可憐な花、日々の活動の様子などを紹介する写真展を開催します。
開催期間:~1月12日(月)8:00~18:00
開催場所:休暇村乗鞍高原
詳しくは http://c-chubu.env.go.jp/nagano/topics.html

<鹿沢インフォメーションセンター>
○スノーシュー湯ノ丸コンコン平

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ほぼ平坦な湯ノ丸コンコン平(標高1,700~1,800m)をスノーシュー(西洋かんじき)で約3時間歩きます。スノーシューの楽しさを体験したい方にお奨めのコースです。
また、雪上に残された動物の足跡を探したり、樹木の冬芽を観察するといった冬の楽しさを味わえます。
開催日時:1月24日(土)9:00~
開催場所:鹿沢高原・湯ノ丸山麓コンコン平
詳しくは http://www.kazawa.jp/event.php

○スノーシュー桟敷・小桟敷周遊コース

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夏は通れない林の中をスノーシュー(西洋かんじき)で雪の回廊を辿る、緩やかな上り下りのロングトレイルコースです。
カモシカやノウサギの足跡など冬ならではのアニマルトラッキングを楽しめます。
開催日時:2月21日(土)8:00~
開催場所:桟敷・小桟敷山周辺
詳しくは http://www.kazawa.jp/event.php

<中部地方環境事務所後援>
○平成20年度エコドライブセミナー

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名古屋市及び独立行政法人環境再生保全機構は、エコドライブに関する講演や、エコドライブを実践している優秀な事業者の取組事例などを紹介するセミナーを開催します。
開催日時:1月30日(金)
開催場所:高年大学鯱城学園 鯱城ホール
詳しくは ↓
http://www.city.nagoya.jp/kurashi/kankyohozen/ondanka/ecodrive/

○東海三県一市グリーン購入キャンペーン

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グリーン購入の普及と定着を図るため、東海三県一市の広域連携で、行政と事業者が協働して消費者に対する啓発するキャンペーンを実施します。
開催日時:1月15日(木)~2月14日(土)
開催場所:東海三県一市 参加店舗各所
問い合わせ:愛知県環境部環境活動推進課
TEL 052-954-6241

(2)募集情報

○近隣騒音防止ポスターデザインを募集します

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環境省では、人々の良好な音環境の創造に向けた意識の高揚を図り、近隣騒音防止を呼びかけるためのポスターの図案について一般公募しています。
応募期限:1月9日(金)(当日消印有効)
詳しくは http://www.env.go.jp/press/10171.html

○「こどもホタレンジャー」参加団体を募集します

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環境省では、平成16年度から水環境保全の活動を推進するため「こどもホタレンジャー」活動レポートを募集し、優秀なレポートに対して環境大臣表彰を行っています。
この度、今年度の活動レポートを募集します。
応募期限:1月19日(月) (必着)
詳しくは http://mizumidori.jp/hotaru/

○家庭で取り組む「eco宣言☆」を募集します

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環境省では、家庭でのエコライフの推進を目的として、家庭や子供たちから環境に関わる事柄で、「気付いたこと」「取り組んでいること」「これからの行動目標」を「eco宣言☆」として募集します。
応募期限:1月19日(月) (必着)
詳しくは ↓
http://www.env.go.jp/press/10417.html

○平成21年版環境・循環型社会白書表紙絵コンクールを実施します

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環境省では、環境・循環型社会白書の表紙絵を描くことを通じて環境保全及び循環型社会形成についての意識啓発を図るため、「環境・循環型社会白書表紙絵コンクール」を実施します。
応募期限:1月31日(土)(当日消印有効)
詳しくは ↓
http://www.env.go.jp/press/10081.html

○「ストップ温暖化『一村一品』大作戦」のウェブ投票を受け付けます

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「ストップ温暖化『一村一品』大作戦」とは、地域の創意工夫を活かした地球温暖化防止のための取組(一品)を掘り起こし、これを全国に情報発信することで「知恵の環」を広げ、地域から温暖化防止を推進していくプロジェクトです。
この度、中部地方の各県の代表が決定し、2月14・15日にはグランプリを決定する全国大会が東京都内で開催されます。ウェブ投票も受け付けていますので、是非ご参加ください。
応募期限:1月13日(火)~2月11日(水)
詳しくは http://www.jccca.org/daisakusen/

4.コラム

中部地域において様々な環境活動を行っている方々からの寄稿によるコラムを掲載します。


伊勢志摩国立公園におけるエコツーリズムの取組について
 ~エコツーリズム、旅が守る自然・文化・ひと~

(有)オズ海島遊民くらぶ 代表取締役 江崎貴久 

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伊勢志摩国立公園の最大の特徴は、公園区域のほとんどが民有地であることである。そのため、当然その自然は人のそばにあり、人によって利用され守られてきた地域である。
そのうち鳥羽市には有人離島が4つ(神島・菅島・答志島・坂手島)と10以上の無人島が鳥羽湾に点在している。島では、豊かな自然だけでなく、島の人々の暮らしや島ならではの時の流れが、私たちをいつも待ち受けてくれている。現在、海島遊民くらぶでは、「つりざお片手に路地裏お散歩ツアー」「砂浜ランチツアー」「無人島たんけんツアー」「島の裏側たんけんツアー」「海藻の森たんけんと洞窟ランチツアー」「海ほたると4億年のタイムスリップ!!」など、離島を中心に素朴な漁村と自然のつながりをテーマに様々なツアーを行っている。人はいい環境に包まれると、人や自然に優しい気持ちになることができるものだ。優しい気持ちになることはとてもリラックスできて、心地よい。旅を共にする人は、必ず自分の大切な人である。共にこの鳥羽のとっておきを体感していただき、島々や海の風情の中で本来のとっておきの自分を発見してほしい。今年はさらに他団体との連携を強め、特に障がい者のお客様にも自然度の高いフィールドでエコツアーに参加していただくツアーを実施する。障がい者が障がいを持って一番遠ざかるのが自然である。
あきらめることなく感動を伝えたい。目標はユニバーサルガイドだ。
さてここで、観光とは、地域の「らしさ」と「ならでは」の追求である。「らしさ」という素材の持つ性質を、エコツアーとしてメッセージを伝える際に「ならでは」の付加価値を付けることで、お客様(参加者)の興味を惹きつける。それによって、より一層その素材や営みを単なる知識ではなく、魅力的なメッセージとして受け取ることができ、お客様の記憶と感動により深く残る結果を生み出す。本来、旅は楽しみであり、情報伝達手段であり、異文化(地域)の交流によるまちづくりの手段であった。その点で、エコツーリズムは楽しいだけの観光ではなく、本来の日本らしい旅の姿を取り戻したといえる。
私達は、エコツーリズムを進めるにあたり、3つのキーワードを見つけた。これは、必ず踏みしめなければならない道である。
「資源(らしさ・ならでは)」
「連携(Give & Take 利害調整・感謝の形)」
「理念(Give &Give)」
この3つの本当に意味するところを感じ取り、進むことで人々が幸福感や満足の視点を共有することができる。一足飛びに即席で得る方法もあるだろうが、必ずスピードに乗せて作り上げたものは、即座に壊れる危険性がある。エコツーリズムはまさにそういうものである。ゆるやかで持続可能な、しかも時代時代の変化により調整できる心地良い時間と地域が続いていくことを願う。

<編集後記>

明けましておめでとうございます。新しい年を迎えていかがお過ごしですか。
昨年の秋頃から不況の波が押し寄せ、メディアでもそれに関する話題がしきりに報道されています。新聞を読んでいると環境に対する記事がめっきり減ってしまったように感じます。発展途上国が環境問題どころではない、と主張するのと似ているのでしょうか。この際だからこそ私たちにとって「環境を考える」とは何か整理するいい機会としたいものです。(ふ)

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