SMART BIKE INITIATIVE 応援メッセージ

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SMART BIKE INITIATIVEへの応援メッセージ

山中 英生 様 
徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部 教授
(土木学会自転車政策小委員会委員長)


2015年6月2日から5日までフランスのナント市で開催されたVelo-Cityという自転車の大会に参加しました。Velo-Cityは、30年以上前にヨーロッパの自転車連合(European Cyclist's Federation)が主催して始まった自転車利用を促進する組織や団体が集まる大会です。最近では各市の市長などの参加も見られるようになっています。ナントの大会には80カ国、1550人の参加者が集まり、市民を巻き込んだ自転車パレードでは、自動車が止められた市内の道を7000人が自転車走行しました。

この大会で、日本の自転車問題とツーリズムへの期待について発表をしてきました。日本ほど自転車を「問題」から語る国は珍しいでしょう。「危険」「マナー悪い」「傍若無人」。なぜか悪いイメージから自転車政策が語られます。フランス、韓国、中国と日本の大学生に調査したら、日本の大学生で「自転車好き」という割合が最低でした。

日本は世界的にみて自転車の利用率の高い国です。しかし、利用率はこの20年、じりじりと低下しています。特に地方、女性の利用が減っています。世界中が躍起になって自転車を増やそうとしている時代にです。こんな日本の自転車を救う兆しが、自転車自体を楽しむ人々は確実に増えているという事実です。

まだ、少数派ですが、自転車での達成感、風を感じる走り、360度広がる景色を突き抜ける爽快感、そんな楽しみが「観光」という形になりつつあります、という発表でした。

自転車の楽しみを増やそう、そんなSBIの活動、広がりを期待しています。

2015年6月17日

山中 英生

木村 雄二 様 
NPO法人 市民・自転車フォーラム 理事長
(株)企画室雄 クリエイティブ・ディレクター


自転車に乗った視点で考えられた街づくりをめざし、さらに都市交通システムとしての自転車の活用を推進・啓蒙活動をしている団体として、微力ながら「自転車」という乗り物についてどうあるべきかを考え、活動しています。

名古屋市内の幹線道路は幅員が広く、走りやすい故に自動車の平均走行速度は東京や大阪と比較して速いと思われます。その上で、道路交通法に基づく自転車走行に関して、安全・安心な走行空間を考えれば、一概にこうあるべきだということは難しいのではないでしょうか。まして名古屋市内の幹線道路の歩道は広い上に、歩行者も少ないですし...。

都市交通システムとして自転車の利用を考えるとき、ほとんどの人が環境にやさしい乗り物だとアタマではわかっていながら、自転車走行空間の環境が整備されていなければ実際に利用することに躊躇してしまうと思います。しかし、自転車走行空間の環境が整っていれば誰もが認める「環境にやさしい自転車」を利用する人もきっと増えてくるはずです。

環境省中部地方環境事務所が提唱する「スマートバイク・イニシアチブ」は、各行政がクロスオーバーして自転車に関する各事業にロゴマークを使用し、アイデンティティが保てられるような働きかけをしていただければ、市民にとってわかりやすく「いいなぁ」と思います。非常に困難なこととは思いますが、ぜひイニシアチブを取っていただき、推進していくことを期待したいものです。一市民にとって行政の区分はまったく関係のないことですから。

2015年5月13日
木村 雄二

瀬戸 圭祐 様                                          NPO法人 自転車活用推進研究会 理事
財団法人 日本自転車普及協会 事業評価委員
社団法人 グッド・チャリズム宣言プロジェクト 理事

「より良い自転車社会」を目指した活動を行っている組織はたくさんあります。私も様々な組織に属しながら「より良い自転車社会」の実現に向けた活動をライフワークとして取り組んでおります。しかし、それぞれの組織はそれぞれの思いで活動している事が多く、横の連携は強くないかもしれません。

私も所属する3つの組織をつなげていく努力をしておりますが、一般企業のようなM&Aや事業統合ができるわけではなく、ボランティア組織であったり親方日の丸組織であったりで、リソーセスの限界もあって、なかなか思うようには行きません。ましてや全国各地にある様々な自転車関連組織をつなげるというのは、個人どころか企業が動いたとしても容易ではないでしょう。

例えば自動車業界のように規模の大きな企業が業界をリードして行くといった風土や文化は、残念ながら自転車業界には見当たらず、小規模な組織が牽制をしあっているだけなのが実態かもしれません。

そのような中で、今回環境省さんが音頭をとって、自治体や民間(企業・団体)、NGO/NPO、個人に対し自転車利用推進のためのプロジェクト(施策)の設立と実施を呼びかけ、そのためのツールとしてロゴマークとWebサイトをプラットフォームとして無償で提供する、更には既に各地で個々に実施されている自転車利用推進施策について、ロゴマークの使用などにより環境省さんが横串を指す形で統一感(スマートバイク・イニシアチブのコンセプトへの賛同の形)を形成していくといった取組みをはじめられたのは、大きな前進だと思います。

自転車先進国をみても、国の本気の取り組みによって自転車に優しい都市や国に成長してきた事実があります。今回の環境省さんの取り組みに呼応される自転車関連組織が増え、横の連携がどんどんと広がって行くことで、「より良い自転車社会」に一歩ずつ近づいて行けるよう、応援をしたいと思います。

2015年5月9日
瀬戸 圭祐

竹内 恒夫 様 
名古屋大学大学院環境学研究科 教授
(スマートバイク・イニシアチブ アドバイザリ会議委員)
(「名チャリ」プロジェクト責任者)

15年ほど前、ドイツのカールスルーエにユニークな交通体系の調査に行ったとき、最初に自転車を考案したのは、カールスルーエのドライス男爵だと聞きました。19世紀の初めでした。2つの車輪とサドルだけがついた車両(?)にまたがって、両足で地面を蹴りながら進むという方式だったようです。

なぜ、カールスルーエで考案されたのでしょうか?ここは、シュバルツワルト(黒い森)の近くに位置し、当時も、黒い森のバンデルンク(散策)が盛んでした。ドライス男爵は、黒い森を楽ちんに散策できる人力の車両を考案したというわけです。

そして、自動車をはじめてつくったカール・ベンツもカールスルーエの人。ガソリンエンジンを開発したあと、自転車好きのベンツは、自力走行する世界初の自動車を生み出したのです。

ドライスから200年、ベンツから130年。自転車がなかったら、自動車は生まれなかった?「スマートバイク・イニシアチブ」を応援します。

2015年3月24日
竹内 恒夫

三国 千秋 様 
北陸大学孔子学院 学院長、地球の友・金沢 代表
(スマートバイク・イニシアチブ アドバイザリ会議座長)

北陸の地方都市金沢で、自転車交通に取り組んで15年になります。きっかけは環境の観点から、ヨーロッパ諸都市の自転車交通を目にしたことでした。ヨーロッパでも1980年代からまち中に車が増え、交通渋滞や大気汚染、騒音などの問題が生じ、車中心の交通体系から自転車や公共交通、徒歩へと交通手段の多様化、分散化が進み、今もその流れは続いています。

自転車は年齢を問わず、誰もが気軽に利用できる乗り物であることから、地域内の移動に適しています。とりわけ健康のことを考えるなら、今後10年以内に高齢化社会における移動手段として、自転車や歩行者の安全を確保することは社会的にも重要な意味を持つことでしょう。

まちづくりの面からは、これまでのように車でのアクセスを前提にした郊外型のショッピングセンターをいくら建設しても、市内中心部の賑わいは望めませんし、街中にいくら駐車場を増やしても、駐車場に入る車の列がまち中の交通渋滞を惹き起こしているのは今やいたるところに見られる光景です。

今後10年の間に、日本の都市にとって根本的な交通体系の見直しがなされるとしたら、その際に自転車は、公共交通や歩行と並んで、地域内の移動手段として正当な地位を占めることになるでしょうし、それがまた諸外国の都市にとっても、将来のまちづくりビジョンの一端にもなることでしょう。

2015年3月23日
三国 千秋

古倉 宗治 様 
(株)三井住友トラスト基礎研究所 研究理事
(スマートバイク・イニシアチブ アドバイザリ会議委員)

自転車は、都市内の5km程度以下の近距離で最も短時間で移動可能で、かつ、年齢を問わず多数の人がこの距離を利用でき、かつ、都市内の自家用車の半分以上がこの距離以下の移動であることから、クルマに十分に代替できる現実的な移動手段です。

自転車は、このように有利な移動の手段であるばかりでなく、他の政策の手段として大いに活用できる広範な可能性を有しています。すなわち、自転車は政策の手段として、まちの健康、環境、防災・災害・地震、観光、地域活性化、余暇レクリエーション、財政削減、医療介護、運輸などに幅広く活用できるメリットを有します。また、東京オリンピックパラリンピックに向けても、その活用が叫ばれています。

にもかかわらず、その十分な機能やメリットが理解されず、逆に交通事故やルール、放置などのマイナス面がことさら強調されます。今後、このプラス面とマイナス面を客観的に正当に評価し、自転車を見直すべきだと考えます。

2015年3月23日
古倉 宗治

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