中部山岳国立公園
317件の記事があります。
2020年07月20日乗鞍岳でのライチョウケージ保護
中部山岳国立公園 関根陽太
中部山岳国立公園管理事務所の関根です。
環境省では令和2年度ライチョウ保護増殖事業により、乗鞍岳から中央アルプスへ3家族20羽程度(1家族あたりメス親1羽とその雛6羽程度)移植する予定です。
巣探しを経て移植予定となった3家族は、7/2、5、6にヒナが孵化しました。
孵化から移植までの間は、悪天候時でも体温調節や捕食者から身を守ることができるように、ケージで保護しています。
あらかじめ設置しておいたケージまでは、家族ごとに誘導して保護しています。
今年の7月豪雨は、乗鞍岳のある中部山岳国立公園南部地域でも被害を受けました。
ケージ保護の環境下であっても、例年に比べて悪天候が続く今年は厳しい状況です。
それでもライチョウたちは頑張って生きています。
天気が落ち着いている時は、関係者が見守る中ケージの外に出て散歩や高山植物を食べます。
ヒナたちも徐々にたくましくなってきています。
乗鞍岳から中央アルプスへの移植はヘリコプターで移送する予定です。
また、捕食者等のモニタリングを行いつつ、中央アルプスへ移植した後もケージ保護を行っていく予定です。
詳しい資料は、信越自然環境事務所HP内トピックス、ライチョウ保護増殖事業等についてに掲載しています。
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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。
2020年07月20日沢渡の池尻湿原
中部山岳国立公園 小森 夏奈
みなさん、こんにちは。上高地管理官事務所の小森です。
上高地へ至る重要な乗換拠点の松本市沢渡(さわんど)地区。
沢渡ナショナルパークゲートや市営・民間の駐車場があり、松本方面から上高地を訪れる人は、ここで車を停めてバスかタクシーに乗り換え上高地に向かいます。宿泊施設も複数あり、上高地観光と併せて乗鞍や白骨への観光周遊の拠点にも便利です。
沢渡ナショナルパークゲート
さて、ここ沢渡は上高地管理官事務所の担当地区でもあり、今回は『池尻湿原』を巡視してきました。
松本市公式観光情報のデジタルパンフレット『ウォーキングガイド~松本を歩く』でも、ガイドマップを見ることができます。
池尻湿原は28ページに掲載されています。
国道158号から、林道に入っていきます。道標に従いながら、林道を30分弱ほど歩くと湿原手前の駐車場に着きます。この駐車場までは車での通行も可能ですが、砂利道で道幅は狭くすれ違いができません。運転に不安のある場合は、沢渡地区の駐車場に駐車してから、歩いて行くことをおすすめします。
国道から入ってすぐの看板 湿原手前の駐車場
周辺にはツキノワグマやイノシシ等が棲息しています。歩道脇にはクマよけのベルがありますので、鳴らしながら進みましょう。また、歴史や植物の看板も充実しているので、じっくり読みながら池尻のことを知っていただければと思います。
池尻から安房峠を越え、飛騨を経て越中へ至る道を、この辺りでは『鎌倉街道』と呼びました。中世、幕府が鎌倉に開かれると、あらゆる主要道路は鎌倉へ向けて整備され、物資の交流が盛んになったと言います。その当時の武士達が「いざ鎌倉」と鎌倉へはせ参じた道なのかもしれません。
湿原の入口には東屋があり休憩できます。
湿原の周りは1周10分ほどで周回できます。緑のリフレクションが美しいです。
湿原内では時期になるとミズバショウやミツガシワ、モウセンゴケを見ることができます。
今日は湿原入口でヤマオダマキやウツボグサが咲いていました。写真を撮ったのですが、ピントが合っていませんでした(>_<)
また、湿原から徒歩10分弱で『池尻砦』まで行くことができます。
この砦は武田信玄の縁の地であり、軍記にも登場しています。ここから白骨方面へも歩道がつながっており、昭和20年代に白骨温泉までの車道ができるまでは、湯治客はこちらの道を通って白骨まで向かっていたようです。
喧噪から離れ、手つかずの自然の中で静かな森林歩きを楽しむことができます。
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令和2年7月豪雨による水害と、近辺で多発している地震により、上高地園内の遊歩道は、日々、状況が変わります。通行止め箇所が発生している可能性もありますので、上高地へお越しの際は、自然公園財団上高地支部のHP情報をご確認ください。
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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。
2020年07月17日令和2年7月豪雨の影響
中部山岳国立公園 松下裕之
こんにちは。
上高地管理官事務所の松下です。
7月3日から続く大雨の影響で、上高地内の歩道では広い範囲で土砂崩れや橋の流失等の被害がありました。
特に7月7日から降り続いた雨による被害は大きく、先日、その状況を確認してきました。
【左岸(小梨平~横尾)】7/17日現在、歩道の状態が非常に悪くなっています。十分な装備のうえ通行してください。雨天時は通行を控えてください。なお、復旧工事や雨量により通行規制することがありますのでご注意ください。
六百沢では土砂が流出していました。 明神付近の白沢に架かる橋の被害
徳沢に架かる橋では水が越水する被害 左岸は早急に復旧工事が行われています。
【右岸(河童橋~明神)】7/17現在 岳沢湿原~明神間は通行止めです。
6月14日の大雨の影響で、今も歩道が埋まっています。
上部の土砂は、地震や雨の影響で現在も非常に不安定な状態です。除去作業も難しく、岳沢湿原~明神間の歩道は通行しないでください。
春から続く地震と今後の雨の影響で、上高地園内の遊歩道は、日々、状況が変わります。
また、国道158号も通行止め箇所が発生する可能性があります。
上高地は、大自然の中にあります。
お越しの際は、環境省中部山岳国立公園管理事務所HPの「【周知】中部山岳国立公園上高地地域における7月豪雨の影響について」をご確認ください。
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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。
2020年07月13日上高地のマイカー規制
中部山岳国立公園 小森 夏奈
みなさん、こんにちは。上高地管理官事務所の小森です。
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令和2年7月13日現在、令和2年7月豪雨による水害のため、上高地園内の遊歩道は、通行止め箇所が発生しています。上高地へお越しの際は、自然公園財団上高地支部のHP情報をご確認ください。また、上高地へのアクセスについても通行止め、バス運行情報等事前にご確認下さい。
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突然ですが、上高地へ行く際の交通手段は、みなさんどうされますか?
電車?バス?車?
上高地ではマイカー規制を実施しており、年間を通して自家用車で上高地に行くことはできません。
・上高地開山期間:4/17~11/15 マイカー規制
・上高地閉山期間:11/16~4/16 冬期通行止め(上高地の施設はすべて閉まっています)
上高地に行くには、乗換駐車場(※)にマイカーを停めていただき、そこでバスかタクシーに乗り換えていただくこととなります。
※松本市方面は沢渡(さわんど)駐車場、高山市方面は平湯(ひらゆ)のあかんだな駐車場をご利用下さい。詳しくは下記チラシをご覧下さい。
令和2年度 マイカー規制チラシ
PDFはこちら→ R2マイカー規制チラシ.pdf
なぜ、マイカー規制が始まったかというと、ずばり『渋滞緩和』と『環境保全』の2つの面からです。1970年代、マイカーでの観光が急速に進み、一大景勝地である上高地にはたくさんの車が押し寄せるようになりましたが、自然が豊かな上高地では大型駐車場を整備できず、駐車場のスペースには限りがありました。そのような状況の中で路上駐車が多発し、その影響により道路で車どうしが対向できず、連日渋滞が発生するようになっていました。また、植生のある路肩に強引に駐車するため、植生への踏み込みによる環境への影響も懸念されました。
そこで、1975年、混雑する夏休み期間はマイカー乗り入れを規制するという方法で対策が講じられました。その後も上高地を訪れる方は増えていき、規制日以外にも深刻な渋滞が発生するようになったため、年ごとに規制日が増えていきました。そして1996年に現在のような通年マイカー規制となったのです。
マイカーでの渋滞は緩和されたものの、お盆などの観光シーズンには、観光バス(団体バス)が駐車場に入りきらず、駐車場待ちの渋滞が発生するようになったため、2004年からは観光バス規制日が設けられています。この日には、路線バス(シャトルバス)とタクシーのみが上高地に入れるようになっており、観光バスで来られた方も、乗換駐車場でシャトルバスに乗り換えていただいています。
上高地駐車場(平成28年6月撮影) 上高地バスターミナル(平成28年5月撮影)
観光バスからシャトルバスへの乗り換え(沢渡ナショナルパークゲート・平成28年7月撮影)
また、マイカー規制は、パークアンドライドを行っていただくことにより、自動車の二酸化炭素排出の抑制につながっています。上高地への路線バスは低公害バスを使用しているため、上高地の環境保全と地球の温暖化防止にも貢献しています。
上高地インフォメーションセンターでは、上高地マイカー規制についてのパネルを展示しています。お立ち寄りの際にはぜひご覧下さい。
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令和2年7月豪雨による水害と、近辺で多発している地震により、上高地園内の遊歩道は、日々、状況が変わります。通行止め箇所が発生している可能性もありますので、上高地へお越しの際は、自然公園財団上高地支部のHP情報をご確認ください。
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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。
2020年07月08日「乗鞍岳外来植物除去ボランティア」
中部山岳国立公園 福澤春彦
こんにちは、中部山岳国立公園管理事務所の福澤です。
7月3日(金)、乗鞍美化の会による毎年恒例の外来植物除去作業が、
乗鞍岳畳平周辺で行われました。
外来植物とは本来その地に生育していなかった植物で、人や車に様々
な形で種が付着して入り込みます。
対して元々生育している植物を在来植物と呼びますが、外来植物は在来
植物に大きな影響を与えることが知られています。
簡単に言うと、外来植物は在来植物の住みかを奪ったり、在来種と混ざり
雑種をつくったりして生態系を変えてしまう事が危惧されます。
それは元々あった自然景観さえも変えてしまうほどです。
ここ乗鞍では、本来の景観を将来にわたって維持保存するため「乗鞍美化
の会」など地元団体のご尽力と呼びかけに応じ集まってくださったボラン
ティアの皆様のご協力で15年もの間この外来植物除去活動が行われています。
今回は、ボランティアの方々を含め約50人で畳平周辺のセイヨウタンポポ
除去作業にあたりました。
環境パトロールの方からセイヨウタンポポの説明や除去の方法、また道具
の使い方などのレクチャーがあり、その後5班に分かれ作業しました。
小さなセイヨウタンポポでも丈夫な根っこがびっくりするほど深く根付いていました。
確実に除去するには、根が地中に残らないよう慎重な作業が求められます。
慣れてくると皆さんの手際も見事なもので、深い深い根を上手に掘り出していました。
セイヨウタンポポの見分け方は、総苞片(花の付け根のガクのようなもの)を見ます。
二ホンタンポポは総苞が閉じていますが、セイヨウタンポポは開いて反り返っています。
<地上に出ている部分の3倍以上の根を上手に掘り出す>
この作業は、8月までにあと3回行われる予定です。
ボランティアも募集していますので興味がある方は下記HPを閲覧ください。
皆さんの作業のおかげで大量のセイヨウタンポポを除去できました。
※注意
国立公園内では外来種の植物であっても許可なく除去することができない場合があり
ますのでご注意ください。
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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。
2020年07月07日立山 火山ガス情報ステーション開設しました。
中部山岳国立公園 一ノ枝亮輔
こんにちは。中部山岳国立公園立山管理官事務所の一ノ枝です。
7月より火山ガス情報ステーションが開設をしました!
室堂の地獄谷と呼ばれる周辺は火山ガスの濃度が高く現在地獄谷歩道は通行禁止となっています。
また、室堂ターミナルからみくりが池温泉を過ぎた場所に火山ガス情報ステーションがあります。
その先の「エンマ台~大日展望台間」は風向きにより、火山ガス濃度が高くなることがありますのでその時の情報に注意してください。
以下の方々は火山ガスに特に注意が必要です!!
・ぜんそくなどの呼吸器疾患がある
・心臓病
・妊娠中
・乳幼児
火山ガスの影響を軽減させるために、濡らしたタオル・ハンカチで口・鼻を覆うのが有効です。
火山ガス情報ステーション横と雷鳥荘前に水場が設置してありますので、タオル・ハンカチを濡らすのにご利用ください。
また、ネットサイトにて現在の火山ガス濃度の状況を見ることもできます。
○立山地獄谷 火山ガス監視システム
7月~10月の日中時間帯は、火山ガス情報ステーションにもスタッフがおります。何かありましたらお問い合わせください。(現在コロナ渦のため、問い合わせの際にはマスク着用やアルコール消毒にご協力をお願いします。)
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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、引き続き慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。
なお、この投稿は「おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」に基づいて実施しています。
2020年07月06日ライチョウ飼育卵移植による野生復帰事業
中部山岳国立公園 関根陽太
中部山岳国立公園管理事務所の関根です。
「ライチョウ飼育卵の野生復帰」で取り上げさせていただきました、
動物園から移植した飼育卵(8卵)のうち5卵で孵化が確認されましたが、全個体の死亡が確認されました。
ライチョウの巣の付近に設置したセンサーカメラで、ニホンザルが撮影されていました。
孵化の途中にニホンザルが巣を覗き込んだために、メス親ライチョウが驚いて巣から飛び出し、ヒナもメス親ライチョウを追って巣から出て身体が冷えて死亡したと専門家がコメントしています。
詳しい内容は、信越自然環境事務所の報道発表資料をご覧ください。
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2020年07月06日【入山注意】乗鞍岳
中部山岳国立公園 関根陽太
中部山岳国立公園管理事務所の関根です。
乗鞍エコーライン(乗鞍高原から乗鞍岳の畳平付近)において、バスやタクシーの運行が7月1日から始まりました。
これに合わせて週末の利用状況調査へ行ってきました。
長野県では、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため「入山注意報」を発表しています。
乗鞍岳における登山の取扱いが「入山はお控えください」から「入山注意」に更新されたこともあり、
登山に向かう方やバスターミナルのある畳平周辺を散策する方の姿も見られました。
乗鞍岳に登山される際は、以下の情報等をご覧ください。
●岐阜県「新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた登山について」
●環境省発表「中部山岳国立公園における登山について(新型コロナウイルス感染症)」
生憎の天気でしたが、畳平周辺だけでもコマクサやハクサンイチゲなどの高山植物を見ることができます。
雨の多い時期ですが、高山植物は次々に開花しています。
また、今はライチョウが抱卵・孵化する時期でもあります。
ライチョウを見かけても近づかず、そっと見守りましょう!
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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。
2020年07月06日上高地パークボランティアの活動紹介
中部山岳国立公園 小森 夏奈
みなさん、こんにちは。上高地管理官事務所の小森です。
中部山岳国立公園上高地地区では、『上高地パークボランティア』が活動を行っています。
活動開始から、今年でなんと34年目になります!
今回はその活動内容を少しだけお伝えしたいと思います。
(今年度はコロナウイルス感染症の影響により活動を休止していましたが、7/8より活動再開となります。)
上高地パークボランティアは、現在の登録65名、活動期間は通常4月~11月の上高地開山期間中の7ヶ月のみですが、その間、何度も上高地で活動を行っています。長野県在住の方を中心に、関東地方など遠方からご参加いただいている方もいらっしゃいます。中にはボランティア活動期間が30年以上の方や、年間30日以上も活動して下さる方も!まさに上高地を愛している方々が集っています。
ボランティア活動の中で最も多い活動は、上高地内の『巡視』となっています。
利用者指導や遊歩道の安全確認、ゴミ拾い等を行いながら、大正池~横尾までの間を巡視しています。
パークボランティアの帽子とワッペンが目印!ですので、上高地のことや自然情報など知りたい方は、声をかけてみてください。(話しかける際はマスクの着用や身体的距離の確保にご協力ください。)
そして、重点的に行っている活動としては、『維持管理』『野生動物対策』『外来植物対策』
『外来植物調査』などがあり、活動内容は多岐に渡っています。
維持管理(看板清掃) 維持管理(除雪)
外来植物対策(外来植物除去) 野生動物対策(サルの追い払い)
調査(カモ調査) 自然解説(学校ガイド)
研修会 総会
過去の上高地パークボランティアについての、アクティブ・レンジャー日記もご覧下さい。
上高地は様々な方のご協力のもと、成り立っている地域であり、上高地パークボランティアもその中の一員です!ぜひ、今後の活動にもご期待下さい。
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最近、近辺で多発している地震と、梅雨時期の降雨により、上高地園内の遊歩道は、日々、状況が変わります。通行止め箇所が発生している可能性もありますので、上高地へお越しの際は、自然公園財団上高地支部のHP情報をご確認ください。
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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。
中部山岳国立公園管理事務所の関根です。
乗鞍岳でのケージ保護を紹介しましたが、もう少し詳しく紹介したいと思います!
この日は、報道関係者の取材もありました。
ケージは中を暗くしてライチョウが落ち着くようになっていたり、ヒナが隙間に挟まれたりしないように工夫されています。
天候が降雨以外の時は、ケージから出して散歩や高山植物を食べて過ごしています。
ヒナはちょこちょことした足取りで、メス親の声の届く範囲を歩いています。
メス親は「クゥークゥー」と鳴き、ヒナは「ピヨピヨ」と鳴いています。
ヒナの脚はしっかりと大きく、ふわふわした羽毛も日々増えてライチョウの特徴が出ています。
時々ヒナはメス親のお腹の下に入り身体を温めます。これを抱雛(ほうすう)と言います。
写真は抱雛を終えてヒナが出てきたところです。
お母さんに抱かれて身も心も温まったのでしょうか。とてもかわいらしいですね!
ケージから出す際は、関係者で見守っています。
なるべくハイマツに入らないように誘導したり、ヒナの羽数は変わりないか確認したり、四方を囲まないようにしています。
乗鞍岳から中央アルプスへの移植はヘリコプターで移送する予定です。
また、捕食者等のモニタリングを行いつつ、中央アルプスへ移植した後もケージ保護を行っていく予定です。
詳しい資料は、信越自然環境事務所HP内トピックス、ライチョウ保護増殖事業等についてに掲載しています。
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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。