2020年8月17日
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2020年08月17日8月10日 山の日トレッキング
上信越高原国立公園 万座 飯島久美子
鹿沢インフォメーションセンター主催の
山の日トレッキング行事「桟敷山とヤナギラン」に参加してきました。
鹿沢万座パークボランティアの方にもサポートいただき、登山だけでなく、
たっぷり自然についての解説も聞くことができ、とっても充実したツアーとなりました。
⇑ こまめな休憩、水分をとりながら登ってゆきます。
普段は素通りしてしまう植物も、本日はパークボランティアスタッフの自然解説を聞きながら進みます。
新たな気づきが面白く、植物の形、生えている場所、倒れた木等、すべてに意味があると考えさせられます。
⇑ 小休憩中
パークボランティアスタッフの見つけた彩雲にみんな釘付けです。
※太陽の周りに虹色の雲が出ていました♪まぶしくて写真に収めることはできませんでしたが‥残念。
⇑ 桟敷山(1915m)付近では四阿山が一望!(写真左側の山です。)
⇑ アサギマダラ
下山時にはヨツバヒヨドリの群落を抜けます。
他にも、シシウド、マルバダケブキ、ツリガネニンジン等が多く咲き乱れていました。
アサギマダラも多く観察できました。
⇑ ヤナギランのつぼみ
下山直前で今年は例年に比べ数の少ないヤナギランもどうにか見つけることができ、
無事ツアーを終了しました。
鹿沢インフォメーションセンターでの行事は下記URLにて確認いただけます♪
2020年08月17日ヒアリの調査
中部山岳国立公園 立山 一ノ枝亮輔
こんにちは。中部山岳国立公園立山管理官事務所の一ノ枝です。
今回は国立公園外の話しですが、先日、信越自然環境事務所野生生物課が実施するヒアリ調査に同行させてもらいましたので今回はその時の様子を書いていきます。
ヒアリは南米原産、全体が赤茶色の小さなアリで、体長は2~6ミリほど。攻撃性が強く、素早く動き回ります。お尻についた毒針に刺されると、火で焼かれたような痛みに襲われることから「火蟻」と書くそうです。
船や飛行機に積まれたコンテナや貨物に紛れ込んで海外へと進入し、世界各国に分布を拡大しており、日本では「特定外来生物」に指定されています。
(ヒアリの詳細はこちら→環境省特定外来種ヒアリに関する情報)
今回調査が行われたのが富山県伏木の富山港です。国際ターミナルには世界中からの荷物が運ばれてきます。
朝になると、ターミナルの作業がはじまってしまうため、調査は早朝4時30分から行われました。
普段は眠りについている時間ですが、こういった見えない場所で私たちの暮らしを支えている人が今回の調査だけでなく、たくさんいるのだろうなと感じました。
私は知らなかったのですが、アリは雨が強く降ると巣から出てこないそうです。
<調査前の夜中に一時的に雨が降ったもよう>
そのため、調査は天候にも左右されます。梅雨時期まっただ中でしたが、なんとか雨がもってくれそうな日時で実施しました。
アリを誘き寄せるエサとして使うのがこちら!わかりますか?
そう!かっぱえびせんです~。アリもスナック菓子が好きなんですね~。すでにアリが付いています。
このかっぱえびせんを敷地内のエリアに等間隔で置いていきます。
<かっぱえびせんを置いた様子>
しばらく時間をおいて、アリが集まるのを待ちます。
脱線しますが、港湾内にあるコンテナを移動させる機械のスケールの大きさ!中々間近でみることがないので驚きでした!
話しを戻して、調査を再開です。再度置いた場所を観察すると、、、いました!
<トビイロシワアリ>
こちらのアリは「トビイロシワアリ」と言い、在来種でどこにでもよくいるアリだそうです。(今回多くはこの種類のアリでした。)
置いたエサをくまなく回収していきます。この他にも、キイロトフシアリ、ケブカアメイロアリ、トビイロケアリ、アメイロアリなどの種類を確認できました。
<おそらく、キイロトフシアリ。個体の色がトビイロシワアリと全然違いました。>
今回の富山港調査ではヒアリは確認されませんでした。とりあえずは、ひと安心です。この調査は秋にも行われる予定です。
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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。
2020年08月17日夏のイベント、干潟を音であそぼ!
国指定藤前干潟鳥獣保護区 山﨑 陽子
皆さま、こんにちは。
アクティブレンジャーの山﨑です。
毎日、暑い日が続いていますが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
今年の夏は、いつもと違う夏休みとなった子どもたちですが、毎年、行っている夏のイベントが今年も無事に終了しました!
新型コロナウイルス対策として、人数制限をし、2時間のイベントでウッドデッキを含むビジターセンター全体を使用し、3密になりそうな時には、講師の合図で間隔を取るジェスチャーをするなど、楽しみながら、新型コロナウイルス対策を意識したイベントとなりました。
まずは、講師の本多taco-bow正典さんとタイココミュニケーションです。子どもも保護者もスタッフもみんな楽しそう・・・
次に、藤前干潟のお話と、講師の藤前干潟の映像に合わせた楽器演奏です。いろいろな楽器を鳴らしながら紹介をしてくれたので、みんな興味津々で聞いていました。
次に、ウインドチャイムネックレス作りです。きれいなビーズや貝殻選びにこだわったり、自由に作ったり、絵を描いたりと、みんなそれぞれ自分のオリジナルを作っていました。
最後に、作ったウインドチャイムネックレスを持って寸劇です。実はこのネックレス作りは、楽器になっているんです。貝殻を揺らすと波の音(笑)がなります。子どもたちは、干潟の生きものになって、満ち引きの間の生きものの様子を劇で披露してくれました。効果音は親御さんたち。両手使いで、波の音、食べる音、動く音など、上手に出してくれました。
開始直後、雲行きが怪しくなりましたが、内容の順番を入れ替えるなど適切に対応し、とても楽しい時間を過ごせました。
・タイコ(ジャンベ)が楽しかった。
・時間があっと言う間に過ぎた。
・タイコや工作なと、いろいろなことが出来て良かった。
など、参加した皆さんから、嬉しいご意見をいただきました。
また、藤前干潟に遊びに来て下さいね。スタッフ一同、お待ちしています。
□□□□□藤前干潟プチ情報□□□□□
藤前干潟でも咲き始めているつる性の植物で、なんともインパクトのある名前の「ヘクソカズラ」です。
個人的に、とてもかわいい花で好きなのですが、実は、葉や茎を傷つけるとにおいが独特であることから、名前の由来にもなっているようです。
大きさはこのくらい。また、花を逆さにするとお灸のように見えることから「ヤイトバナ」とも呼ばれます。
(少し、葉と花をいただきました、ごめんなさい)
いろんな所に咲いているので、探してみて下さいね。
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長い長い梅雨が明けたと思ったら、猛暑ですね。
お元気ですか?
白山では、8月1日が梅雨明け後最初の晴れの週末となり、たくさんの登山者が訪れました。
(快晴の空と別当出合の鳥居 8月1日)
この日、有志のパークボランティアの皆さんと自然公園クリーンデーの清掃活動と、withコロナの登山マナーについて啓発活動を行ってきました。
自然公園クリーンデーは毎年8月の第1日曜日ですが、白山では土曜日の方が入山者が多いため、土曜日にパークボランティアの皆さんとクリーンデーの活動を行っています。
例年は清掃活動と、登山者にごみの持ち帰りの呼びかけを行っていますが、今年は新型コロナウィルスのことを考慮し、大きな声で呼びかけをしない、大人数で活動しない、積極的な会話は控える等、注意をして活動をしました。
白山国立公園の市ノ瀬~別当出合の区間は、夏の週末、マイカー規制が実施されています。このため、登山者は市ノ瀬に車を止めて、シャトルバスで別当出合の登山口にやってきます。
(続々と下車する登山者の皆さん。今年は市ノ瀬で検温後、乗車してもらっています。)
withコロナの登山マナーを周知するために、シャトルバスから降りてくる登山者の目につくよう、大きな啓発看板を全員が身につけて清掃活動を行いました。
(withコロナの登山マナー看板を着用)
ごみ拾いももちろんこのスタイルです。
この装備に、火ばさみとごみ袋が加わります!
なお、看板で呼びかけを行ったのは、下記の内容です。
<withコロナ 登山マナー と お願い>
■ 検温にご協力を
■ 発熱や風邪症状がある場合は登山を控えて!
■ 適度な 距離 をあけて登山しよう
■ 休憩時も密集しない
■ すれ違い時の挨拶は控えよう
■ ゴミは密閉して持ち帰ろう
<山小屋の宿泊>
■ 予約しましたか?
■ マスクや消毒用品は持ちましたか?
■ 山小屋泊でも寝袋などが必要です
<避難小屋の利用>
■ 避難小屋を利用する際は、窓を開けて換気を良く!
■ 利用後は窓を閉めてくださいませ
今年は山小屋も宿泊定員を減らしたり、寝具の貸し出しを取りやめたり等、様々な工夫をして、感染予防に取り組んでいます。
自分自身と周りの人が安心して気持ちよく登山できるように、白山へお越しになる場合は、ぜひ、マナーを意識した行動をお願いします。
今年の白山登山についての注意点は、県や環境省中部地方環境事務所のホームページにも掲載されていますので、白山にお越しの際はご確認ください。
(水色の下線箇所箇所が今回の活動場所)