ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2020年6月25日

2件の記事があります。

2020年06月25日「アクティブ・レンジャー国立公園写真展」開催のおしらせ ♪

上信越高原国立公園 万座 飯島久美子

アクティブ・レンジャー国立公園写真展を行います !

期間: 7月2日(木)~7月27日(月)

開催場所: 

鹿沢インフォメーションセンター(リンクあり)

開館時間8:00~17:00 無休

万座しぜん情報館(リンクあり)

開館時間9:00~16:00 無休

中部山岳国立公園、上信越高原国立公園、妙高戸隠連山国立公園で働く環境省のアクティブレンジャーたちが、日々の活動で目にしている景色や、

普段の活動の様子を、写真を通じ垣間見ることができます♪

お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

アクティブ・レンジャー写真展は順次巡回予定です♪

開催予定の場所及び期間は以下URLをご確認ください。

http://chubu.env.go.jp/shinetsu/pre_2020/post_94.html

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2020年06月25日清水川

松下裕之

こんにちは。

上高地管理官事務所の松下です。

上高地インフォメーションセンターから河童橋を過ぎて左岸を少し歩くと、梓川支流のひとつ、「清水川」に出会います。

(出典:国土地理院ウェブサイト 電子国土Webのデータを加工して作成)

小梨平南側の赤丸で囲った部分が「清水川」です。長さは300mほどの極めて短い小川です。

清水川は、六百山に降った雪や雨が地下水となり、その麓に湧き出した清らかな水が川となって流れています。水量は雨の少ない夏でも変わらず、大雨が降っても増水もせず濁りもしません。

そのため、清水川の水は上高地にある施設の飲料水となっています。

上高地インフォメーションセンターの南側にある水飲み場も清水川の水を利用しています。

清水川の河床には、イチョウバイカモ・クロカワゴケなど大型の水生植物が繁殖し、イチョウバイカモは夏にウメに似た白い花を咲かせます。

水温は年間の変化が少なく6度前後です。夏の暑い日にそっと手を浸けるとその冷たさがよくわかります。

清水川を150mほど遡ると、水量は清水橋あたりの半分程度になります。

清水川を300mほど遡ると、あれほど流れていた水はどこにも見当たりません。

水源保護のため、柵内には立ち入らないでください。

上高地でお時間があれば、わずか300mの清水川探検をしてみてはいかがでしょうか。

水の美しさだけでなく、カワガラス、キセキレイなど野鳥の子育て場所とも言われる清水川に沿って歩くと新しい発見があるかもしれませんよ。

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最近、近辺で多発している地震と、梅雨時期の降雨により、上高地園内の遊歩道は、日々、状況が変わります。通行止め箇所が発生している可能性もありますので、上高地へお越しの際は、自然公園財団上高地支部HP情報をご確認ください。

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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

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