ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2020年6月 8日

2件の記事があります。

2020年06月08日上高地の白い花々【春】

中部山岳国立公園 小森 夏奈

みなさん、こんにちは。上高地管理官事務所の小森です。

最近、晴れた暑い日が続きますね!上高地は標高1500m、下界よりは気温は低いですが、じりじりと照りつけるような日差しです。まもなく梅雨入りのようですので、この晴れ間を有効に使いたいですね。

上高地では続々と様々なお花が開花しています。

本日はその中でも、今年すでに見られた花の中で『白色』のものについてご紹介したいと思います。

【ニリンソウ】

上高地の春のお花、といえばニリンソウではないでしょうか。

真っ白なものや少しピンクがかったもの、花びら(正確には萼片)の枚数は通常5枚ですがもっと枚数が多いもの、茎の先に二輪の花が付くことから『ニリンソウ』という名前ですが、時に一輪しかなかったり、三輪以上の花が付いていることもあります。

一面のお花畑はまさに圧巻ですが、そろそろ見頃は終わりそうです。今年はみなさんにご覧いただくことが難しかったので、来年以降のニリンソウの開花にご期待下さい。

緑色のニリンソウが今にも咲きそうです。

花の中央のみ緑色で縁は白いもの、すべて緑色のものなど様々で、見つけることができたらラッキーです!

【ズミ】

上高地の春を代表する、もう一つのお花です。上高地では小梨(こなし)と呼ばれ、上高地にある『小梨平』はこの木が多いことから名前がつけられています。

つぼみの時は赤っぽい色をしていますが、花が開くと真っ白になり、秋になると赤い実をつけます。

【ツマトリソウ】

このツマトリソウはちょっとだけ縁がピンク色です。毎年、同じところにピンクがかったものが咲くそうです。

【シロバナノヘビイチゴ】

【マイヅルソウ】

【コミヤマカタバミ】

まだまだ紹介しきれないほど、白いお花はたくさん咲いています。

上高地ビジターのホームページでは、スタッフ日記をほぼ毎日更新しています。

野鳥や自然情報等、もっと知りたい!という方はぜひチェックしてみてくださいね。

上高地ビジターセンター

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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、引き続き慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

 なお、この投稿は「おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」に基づいて実施しています。

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2020年06月08日志賀高原のレンゲツツジ咲き始めました

上信越高原国立公園 志賀高原 則武敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。

6月8日のレンゲツツジ開花状況をお伝えします。志賀高原ではレンゲツツジは池や湿原の周りでよく見かけます。

■一沼(いちぬま)

国道292号を山ノ内町側から上ってくると、最初に出会う池です。

つぼみが随分と膨らんだものも見られます。開花が近いように感じます。

駐車は池を過ぎてすぐの所にあるサンバレー地区の駐車場をご利用ください。

一沼のレンゲツツジ

<デッキとベンチがあり、開花の盛期には大勢のカメラマンで賑わいます。今年の撮影の際はソーシャルディスタンスを心がけてください。>

一沼のズミ

<ズミの花が見頃です。池の縁に沿うように咲いています。>

■蓮池(はすいけ)

蓮池も国道292号沿いにあり、一沼から車で5分程度です。

一部開花し、つぼみも随分と膨らんでいます。

駐車は「志賀高原山の駅」の駐車スペースをご利用ください。

蓮池のレンゲツツジ

<レンゲツツジの「レンゲ(蓮華)」は「蓮(ハス)の花」のことだと言われています。このように、つぼみが重なり合った時に「蓮の花」のように見えると思います。>

蓮池の看板

<標識が設置されました。この周囲は、今は砂利ですが、芝を張り広場として整備する予定です。>

一沼と蓮池の位置です。

一沼と蓮池の位置

地理院タイルに池及び施設の名前を追記して作成

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、政府や各自治体からは、感染リスクを高めないような行動がお願いされています。上信越高原国立公園へお出かけの際にも、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。

なお、本事務所が属する環境省信越自然環境事務所では「#STAYHOME おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」を実施しており、外出しなくても国立公園を楽しんでいただくための情報発信を行っています。

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