ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2020年4月29日

2件の記事があります。

2020年04月29日【お知らせ】 白山国立公園 園地が閉鎖となりました

白山国立公園 大石佳織

こんにちは。
白山自然保護官事務所の大石です。
新型コロナウィルスの感染拡大防止のために今が一番大事なとき!
大切な人を守るために、自分の身を守るために、今年のゴールデンウィークはおうちでゆっくり過ごしたいですね。

さて、白山国立公園から園地閉鎖のお知らせです。

新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、政府から緊急事態宣言が出され、不要不急の外出自粛が呼びかけられています。

すでに市ノ瀬ビジターセンターや市ノ瀬休憩所、中宮温泉ビジターセンター・中宮展示館の冬期閉館延長を実施していますが、下記の園地についても閉鎖することになりました。


<園地名>

  • 市ノ瀬園地 

  • 岩屋俣谷園地

  • 根倉谷園地

    <期間>

    当面の間
    ※ 供用開始時期は中部地方環境事務所のホームページで発信しますので、適宜ご確認ください。

    <地図>



    また、市ノ瀬や別当出合の駐車場についても閉鎖されています。
    皆様にはご迷惑をお掛けしますがご理解とご協力をお願いいたします。


    <連絡・問い合わせ先>

    白山自然保護官事務所

    連絡先:076-259-2902

感染拡大防止に協力して、新型コロナウィルス感染症が終息し、また皆さんに訪れていただける日が一日も早く訪れることを願っています。

(事務所前の桜。今年は事務所からと通勤の道沿いでお花見気分を味わいました。)

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2020年04月29日#STAYHOME 乗鞍高原ってどんなとこ? ~江戸時代編~パート3

中部山岳国立公園 関根陽太

こんにちは。中部山岳国立公園管理事務所の関根です。

江戸時代、大野川村の人々の農業についてご紹介しました。

もうひとつ、乗鞍の昔の生活を紹介するのに欠かせないのがこれです!

写真提供:福島眞

 

きのこの方ではなく、左側のワラビです!!

一ノ瀬という広大な平原にも多く生えています。

山菜として食べるのもおいしいですが、女性や子どもが、根からわらび粉をつくったそうです。

 

○レシピはこちら○

 ・寒くなってきたらワラビの根っこを掘る

 ・水に浸けた後、叩きくだく

 ・水にデンプンを沈殿させ、粉を取り出して乾燥させる

 ・できあがり!

そば粉と混ぜて、やきもち、きしめん、汁のつみれなど工夫したようです。

  

簡単そうに書いていますが、手間がかかる上に寒い中の作業です。

わらび粉は、穀物と交換したり、現金収入になったりと、大切な存在でした。

  

わらび粉の歴史を伝える、一ノ瀬の「わらび小屋」で加工するのに良さそうな道具を発見!!!

  

  

先人が自然と共に生きてきたことが垣間見えますね。

  

日本の国立公園には、地域のストーリーがあります!

おうちで、このようなストーリーを知ってもらえると嬉しいです!

  

※歴史やストーリーには諸説あります。

  

乗鞍高原の各施設も営業を自粛しております。

詳しくは、のりくら観光協会HPをご覧ください。

  

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 中部山岳国立公園では、コロナウイルス感染拡大防止の政府方針を受け、当面の利用の自粛をお願いしています。早期収束に向け、みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

 なお、この投稿は「#STAYHOME おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」に基づいて実施しています。

#STAYHOME おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト

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