2019年5月24日
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2019年05月24日戸隠を美しくする会の清掃活動で外来種駆除!
妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子
5月22日(水)は戸隠を美しくする会の地域清掃活動がありました。
環境省も一緒に参加して、戸隠のゴミ拾いを行いました。
私たちの担当は戸隠キャンプ場入口~奥社参道入口までの県道沿いの道。
県道沿いの水たまりをよ~く見ると・・・
白いぶよぶよとオタマジャクシが!!
白いぶよぶよはクロサンショウウオの卵ですが、
オタマジャクシはおそらくアカガエル科のカエル。
そんな生きものたちの息吹を感じながらも・・・
外来種を発見!!!
これはーーー!?要注意外来生物の「ハルザキヤマガラシ」です!!
これ以上生息域を拡大させないように・・・根っこごと引き抜きます!!
ゴミ袋に入れたら、種など外に漏れないように、しっかりと袋の口を縛ります。
後は燃えるゴミ収集日にゴミとして出しましょう。これで駆除完了です!
戸隠地域ではこの時期、ハルザキヤマガラシがよく咲いています。
ハルザキヤマガラシをはじめ、外来植物の何が問題がというと、
もとある植物のすみかを奪って繁殖してしまうことや雑種をつくってしまうことにあります。
外来種は一度定着してしまうと、根絶までとっても労力がかかります。
まずは外来種を「入れない」ことですが、これ以上「拡げない」ことも大切です!
○外来種問題についてより詳しく知りたい方はこちらをチェック
こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。
志賀高原には、いろいろなトレッキングコースがあり、体力や時間に応じて選ぶことができるので、いろいろな方が楽しめると思います。
今回は、高低差がほとんどなく約1時間で歩ける「大倉新道(おおくらしんどう)」というトレッキングコースを紹介します。5月23日に歩きました。
この時期の目当てはニリンソウです。残念ながら、今年は開花が遅く、咲いているものはわずかでした。
<もうしばらくすると、写真中央の平坦な場所がニリンソウのお花畑になります。>
このほかにも早い時期に咲く花を見ることができました。
<上左:エンレイソウ、上右:ミズバショウ、下左:ヤマエンゴサク、下右:オオカメノキ>
また、このコースは志賀山などの山並みも見どころの一つです。
<左のピークのほうがわずかに高く裏志賀山と呼ばれています。右のピークが志賀山。>
「大倉新道」の場所は、高天ヶ原(たかまがはら)地区の西にある西館山(にしだてやま)の西側です(下図の赤い線)。パノラマパーキングと西発哺地区を結びます。西発哺近くでは西館山スキー場のゲレンデを歩きます。
【5月23日時点での注意点】
・まだ誘導標識が設置されていませんでした。西館山スキー場のゲレンデを歩く際は、進行方向にご注意ください。
・トレッキングコースが西館山スキー場のゲレンデと合流する地点では、まだスキーの転落防止ネットが張られたままでした。ネットをくぐるなど通過に工夫が必要です。
・ぬかるむ箇所がありました。また、約3m×2箇所だけ残雪の上を歩きました。
・トレッキングでは、足元や持ち物の準備をして、けがをしないように注意してください。