ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2019年3月 1日

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2019年03月01日白山の写真、ラムサール条約湿地『片野鴨池』で見られます♪

白山国立公園 大石佳織

みなさん、こんにちは。
ここ数日の春のような陽気で、やたらと気分が明るくなってきました!
この冬は雪が少なかったので、このまま冬が終わってしまうのは寂しい気持ちもありますが、青空の見える春らしい日は嬉しいものです。(日本海側の冬はどんよりとした曇り空と時雨が多いのです。)

さて、こんな春の訪れが感じられる今、加賀市鴨池観察館で「白山国立公園パークボランティア写真展」を開催中です♪
白山国立公園で活躍するパークボランティアが撮影した白山の自然や動植物、パークボランティア活動の様子を展示しています。

(写真展会場の様子)
前回の会場、福井県自然保護センターで開催したときとは展示写真を一部入れ替えています。

(加賀市鴨池観察館 ※入館料が必要です)
会場である加賀市鴨池観察館は、その名の通り石川県加賀市にある片野鴨池の畔に建つ施設です。
片野鴨池は広さ10ha程度の小さな池ですが、ガンやカモ類の西日本最大級の越冬地になっていて、国指定鳥獣保護区に指定されています。


(片野鴨池)
さらに!
この片野鴨池はラムサール条約湿地にも指定されているんです。
ラムサール条約湿地については、アクティブ・レンジャー日記では藤前干潟になじみ深い方が多いかもしれませんね。
 ※ラムサール条約について、詳しくは下記サイトをご参考ください。
  ラムサール条約と条約湿地

観察館には双眼鏡やフィールドスコープが完備され、観察できる鳥の写真も掲示されているので、手ぶらで行っても楽しめます。

(観察の様子)
また、レンジャーが常駐して鳥についてのアレコレを解説してくれるのですが、このお話がとってもおもしろいんです!豊富な知識と毎日片野鴨池で鳥を見ている鴨池のレンジャーにしかできない様々な話は必聴です♪
「あの鳥は何?」「トモエガモを見たいんだけど、今どのへんにいるの?」「何を食べているの?」「夏の間はどこにいるの?」などなど、いろんな質問にも答えてもらえます。(これらは全て私が聞いてみたものです。)

ちなみに、午後は逆光になって鳥が見にくいので、午前中がオススメです。
特に晴れの日の午前中は、鳥の羽の色がとても美しく見えますよ♪

(マガモ。これは雨の日に撮影。晴れの日は輝いています!)
春が近づき、冬鳥はだんだんと旅立ち始めていますので、皆さま、お早めに写真展と鴨池観察館へお出かけください♪

*** 白山国立公園パークボランティア写真展2019 ***********
【加賀市鴨池観察館会場】
期 間: 2月20日(水)~3月10日(日)
会 場: 加賀市鴨池観察館1階
     〒922-0564 石川県加賀市片野町子2-1 Tel. 0761-72-2200
     加賀市鴨池観察館ホームページはコチラ
時 間: 午前9時~午後5時 ※ 入館は午後4時30分まで
休館日: 年中無休
観覧料: 無料 ※ 別途入館料310円が必要(高校生以下無料)
主 催: 環境省 中部地方環境事務所 白山自然保護官事務所
     お問合せ: 076-259-2902

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