2019年1月21日
2件の記事があります。
2019年01月21日乗鞍高原の楽しみ方 * 春 *
中部山岳国立公園 丸山由起子
みなさん、こんにちは!
冬期(11月~4月)は積雪により現地でできる作業が限られるため、アクティブ・レンジャーの
仕事は事務作業が多くなります。
そんな事務作業の合間に、春~秋に紹介できなかった乗鞍高原や乗鞍岳のきれいな風景とともに
乗鞍高原の楽しみ方をポツポツと紹介したいと思います!
今回は春の見所をご紹介♪
【 ミズバショウ 】
ミズバショウは4月中旬頃から咲き始め5月下旬頃まで楽しめます。
乗鞍高原は標高1300m~1600mくらいと標高差があるので、標高が低かったり少し暖かい
場所から咲き始め、徐々に広がっていくため時間差で長く楽しむことができるのです。
ここ数年はゴールデンウィーク頃に見頃を迎えています。
おもな見所は一の瀬、牛留池、宮の原などです。
参考地図-->乗鞍高原トレッキングマップ.pdf
参考HP--> のりくら観光協会公式サイト https://norikura.gr.jp/product/white-arum-area/
詳しい地図へのリンク等がありますのでご覧になってみてください。
【 スモモやコナシの花と 「すもも祭り」 】
乗鞍高原のスモモは、昔々鉱山で仕事をする人たちがおやつとして食べたスモモの種を
捨てたものから増えたと聞いています。
残雪の乗鞍岳を背景に咲くスモモやコナシの白い花がとてもきれいです。
また5月中旬過ぎ頃には開山祭とグリーンシーズンの始まりを祝う「すもも祭り」が
開催されます。
草原にレジャーシートを敷いてのんびりと楽しむのがおすすめですよ。
【 エコーラインの雪壁と大雪渓での春スキーや雪遊び 】
積雪状況にもよりますが例年ゴールデンウィーク頃よりエコーラインの春山バスの運行が始まり、
雪壁の中を位ヶ原山荘や大雪渓までシャトルバスで上がれるようになります。
大雪渓バス停付近で雪遊びするもよし、雪山装備やスキーでさらに上に行くもよし、下界では
暑さが増してくる頃に槍穂高連峰を望む絶景の雪の中で涼しさを満喫することができます。
**ご注意**
乗鞍岳は3000m級の山ですので天候が崩れると春でも冬山に逆戻りします。
登山等される方は十分な雪山装備でのぞんでください。
このように春の乗鞍は、高原では花咲く春を満喫し、山の上では雪遊びというふたつの季節を
楽しむことができる場所です。
ぜひ今年の春に遊びにいらしてください!
乗鞍高原を訪れたら、まずは観光案内所や乗鞍自然保護センターで旬の花情報やマップを
入手してくださいね。
とっても広いので意外と迷いやすいのです。
皆さま、藤前干潟からこんにちは。
アクティブ・レンジャーの西部です。
ここ愛知県では、インフルエンザが猛威をふるっており、学級閉鎖も相次いでいるようです。
皆さまはいかがですか?体調には十分お気を付けください。
さて、カモ類も少ないような感じの藤前干潟ですが、1月19日(土)には「藤前干潟を学ぼう! 鳥を見る、知る、作る!」と言う藤前干潟ふれあい事業を実施しました。
午前中には名古屋市野鳥観察館と稲永ビジターセンターを利用した鳥の観察とミサゴのペーパークラフト、午後からは藤前干潟サイエンスカフェを実施しました。
藤前干潟サイエンスカフェは、定員30名のところ事前の申込が80名近く集まると言う盛況ぶりで、大変申し訳なかったのですが、抽選とさせていただきました。
落選となってしまった皆さま、大変申し訳ありません。
講師にお招きしたのは、先崎啓究氏。
鳥類調査員として全国各地を調査するほか、月刊誌BIRDERへの執筆や講演、環境教育など幅広い活動をされています。藤前干潟のある愛知県にも10年近くお住まいだったことのある縁のある方です。
当日、参加者の皆さまに楽しんでいただいたカフェコーナーは、イオンスタイル名古屋茶屋さんからのご提供。コーヒーだけでなく、ココアやカフェオレなどのほか、一口チョコレートなどのおつまみも提供いただきました。
イオンスタイル名古屋茶屋の皆さま、ありがとうございました。
そのほか、お隣名古屋市野鳥観察館のスタッフの方、ガタレンジャーの方にもお菓子やミカンなどの差し入れもいただきました!
ありがとうございます!
会場はゆったりとしたスペースと言うわけにはいきませんでしたが、先崎氏の話に時折、質問などをしながら、皆さん熱心に聞き入りメモをされている姿が印象的でした。ミサゴの話に始まり、猛禽類の生態や観察の仕方など幅広い内容のお話しに、アンケートでも満足度が高かったようです。
お越しいただきました皆さま、ありがとうございました。
また藤前干潟のミサゴに会いに来てくださいね。
今後もアンケートなどを参考にこうした企画を実施したいと思っています。
今後の藤前干潟情報もチェックしてくださいね!