2018年8月29日
5件の記事があります。
2018年08月29日来た時よりも美しく
中部山岳国立公園 佐藤 裕子
北海道の大雪山で初冠雪を観測した8月17日、
室堂で開催された立山美化清掃大会に参加しました。
暑さも和らぎ、秋らしく過ごしやすい1日でした。
小学生や自然保護団体など約140名が参加し、ごみ拾いや外来植物の除去を行いました。
室堂は利用者が多いのに対し、ゴミが少ないなぁと感じています。
おそらく室堂周辺で働いている関係者の方々が日々拾って下さっているのだと思います。
私も、巡視で室堂を訪れた際はゴミを拾うようにしていますが、
今回参加者の方に「プライベートで山に来た際ゴミを拾うようにしている」とお声掛けいただきました。
それでも、たまに見かけるゴミは、靴底が一部はがれたもの、お菓子の袋、輪ゴム。
自分でも気づかない間にうっかり落としてしまったり、風で飛ばされてしまったりしたゴミを誰かが拾ってくれているかも知れません。
きれいな室堂をキープしていきたいですね。
ゴミの持ち帰りにご協力をお願いいたします。
2018年08月29日飯田市から戸隠へ、携帯トイレの視察がありました。
妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子
8月28日(火)、飯田市の丸山地区の方々が
戸隠へ携帯トイレの普及啓発の取組を視察にいらっしゃいました。
昨年の乗鞍の方々につづいて2年連続!
戸隠登山ガイド組合のガイドさんと一緒に現地をご案内しました。
実際に一般の方にどんな風に携帯トイレの普及を行っているか、
また山の上にあるトイレブースはどんなものか・・・実物を使って説明しました。
丸山地区のみなさんと情報交換も行いました。
他の地域の状況を知る機会はなかなかないので、とっても勉強になります。
最後は中社の前で集合写真を撮影!
戸隠までお越しいただき、ありがとうございました(^∀^)!
2018年08月29日【報告】藤前干潟ふれあい事業 ひがたにくるトリ、どんなトリ?
国指定藤前干潟鳥獣保護区 名古屋 西部理恵
皆さま、藤前干潟からこんにちは。
アクティブレンジャーの西部です。
もう8月末だと言うのに、暑い日が続きますね。
そろそろ学校の夏休みも終わり、ラストスパートの皆さんも多いかもしれません。
私はと言えば、残暑も厳しく、ちっとも夏が終わらないなぁ、なんて思っていたのですが、最近、事務所の鈴虫がリンリンと美しい鳴き声を響かせており、暑さの中にも秋の訪れを感じています。
さて、今日は先日の日記で告知させていただいた藤前干潟ふれあい事業「ひがたにくるトリ、どんなトリ?」の実施報告をしたいと思います。
当日は、台風19号、20号の影響が心配され、スタッフ一同、開催できるかひやひやしていたのですが、そんな心配もなんのその。
当日は、イベント終了まではお天気が持ってくれて、楽しく実施することができました!
参加する子どもたちは25名、保護者の方を含めると総勢48名という多くの方に集まっていただきました。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました!
今回は、稲永ビジターセンターのお隣に建つ「名古屋市野鳥観察館」さんの協力も得て、
第一部:(名古屋市野鳥観察館)鳥のお話しと観察、
第二部:(稲永ビジターセンター)カモのミニ模型(デコイ)の色塗り体験
と言う構成でした。
集合場所が分かりにくい一面もありましたので、今後は案内も分かりやすいように工夫してみたいと思います。それでも、皆さま、頑張って到着していただき、欠席や遅刻もあまりなく、にぎやかにイベントスタート!
講師には、国指定藤前干潟鳥獣保護区の鳥獣保護区管理員もされているハンドメイド作家のChachattoさんをお招きし、鳥のお話や観察も含めて、盛りだくさんの2時間をお願いしました!
Chachattoさん、ありがとうございました!
今回参加した子どもたちは、ほとんどが藤前干潟に来たことが無い、鳥を観察するのははじめて!だったのですが、アンケートでは鳥の観察が楽しかった!と言う声も多くきかれ、スタッフ一同、とても嬉しく思っています。
大人気の鳥の観察は、名古屋市野鳥観察館のスタッフや鳥獣保護区管理員の方々にも先生としてご参加いただき、子どもたちはそれぞれに鳥の観察をしながら、鳥の名前を覚えたり、名前の由来を聞いたりして楽しんでいました。
お手伝いいただきました皆様、本当にありがとうございました!
第二部は、いよいよカモのミニ模型(デコイ)の色塗りです!
カモのミニ模型と言っていますが、デコイと呼ばれるこの模型がいったいどんなものなのか、ただ可愛い置物、と言うわけではないんだよ、と言う解説を聞いた後、さっそく色塗り開始。
Chachattoさんからは、今回の色塗りは、まずデコイに親しんでもらい、色塗りを楽しんでほしいので、自由に塗ってもらいたい、と要望がありました。
そこで、今回は本物そっくりでも良いし、オリジナルのトリを作っても良い、と言うことにしたのです。すると・・・
こんなに素敵なトリも出来上がりました!
もちろん、用意した見本のマガモやイラストで用意していたトモエガモ(難しい!)などに挑戦する子もいて、それぞれに素敵なカモが仕上がっていました。
失敗したのは、みんなの完成写真を撮り忘れたこと!!
こちらは、完成したトリを藤前干潟の風景と一緒に撮影できる!野鳥観察館スタッフ作成のフォトスポット。
手前の2羽が今回の作品!とってもカラフルで素敵ですね!
奥の3羽は、見本用とフォトスポット用にスタッフが作成したものです!チュウシャクシギはChachattoさん作!さすがの力作です!
こうしたアート×干潟、のような内容の講座は、はじめての挑戦で、最初から最後までバタバタしてしまい、参加いただいた皆さんにも至らない点があったかと思います。改めて、皆さまありがとうございました。
なんとかやり切ることが出来て良かったです。
スタッフ反省会では、もしも来年度もこの取り組みが出来るとしたら、さらに内容をブラッシュアップして良いプログラムが出来るのではないかな、と言う意見もありました。
今回参加できなかった皆さま、
この日記でこんな取り組みをしているのを初めて知ったよー!と言う皆さま、
藤前干潟ではこんな体験も出来るんですよ。
ぜひ、次の企画もお楽しみに!
●藤前干潟で行われているイベントや展示、今後の予定など
①稲永ビジターセンター 干潟観察会
【9月22日(日) ヨシ原探検隊 】
藤前干潟鳥獣保護区には、広大な泥干潟だけではなく、河川敷などに広いヨシ原が広がっています。このヨシ原には、様々な生きものたちが暮らしています。
どんな生きものたちに出会えるのでしょうか。
日 時:平成30年9月22日(土) 10:00~12:00
場 所:稲永ビジターセンター(名古屋市港区野跡4-11-2)
定 員:20名
参加費:大人200円、子供100円、幼児無料
参加受付:9月8日から受付開始
問合せ先:環境省稲永ビジターセンター(TEL:052-389-5821)
②藤前活動センター 企画展「アナジャコ展~干潟の穴掘り名人の謎~」
「エビ」のようでエビでなし
「シャコ」のようでシャコでなし
「ザリガニ」のようでザリガニでなし
こいつは、いったい何者だ?!
日 時:平成30年7月28日(土)~12月16日(日) 9:00~16:30
場 所:藤前活動センター 2階多目的室(名古屋市港区藤前2-202)
入館料:無料
問合せ先:環境省藤前活動センター(TEL:052-309-7260)
③稲永ビジターセンター 企画展「干潟のごちそう展」
食べ物としてみる干潟の生きものたち
日 時:平成30年8月1日(水)~11月30日(金) 9:00~16:30
場 所:稲永ビジターセンター 1階(名古屋市港区野跡4-11-2)
入館料:無料
問合せ先:環境省稲永ビジターセンター(TEL:052-389-5821)
TEL 052-389-2877、FAX 052-389-2878
④藤前干潟ふれあい事業 「藤前干潟写真展」
【藤前干潟写真展 藤前干潟の魅力~風景・生き物~】
市民の皆さんから寄せられた藤前干潟の写真から、四季折々の藤前干潟の風景や生きものたちの姿を見つめます。撮影者のエピソードも交えて展示されます。
日 時:平成30年8月25日(土)~9月30日(日)
場 所:名古屋市野鳥観察館(名古屋市港区野跡4-11-2)
入館料:無料
休館日:毎週月曜日、第3水曜日(祝日の場合は翌日)
問合先:名古屋市野鳥観察館(TEL:052-381-0160)
主 催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会
2018年08月29日あっという間に過ぎゆく夏
妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子
お盆がすぎてもなかなか気温が下がりません!
もうすぐ9月だというのにまだまだ暑い日が続いています。
8月後半も色々な行事が目白押し!
8月15日(水)には戸隠神社の例祭が開催されました。
この時、奥社の参道脇にはもうオオシラヒゲソウ!ちょっと早すぎでは!?
8月16日(木)はロングトレイル踏査第6弾!
全編やぶをかき分けての変態向け調査でした(笑)
とは言っても昔の方が使っていた小谷温泉への峠越えの道。
まだまだ古道はしっかり残っていました!
8月26日(日)は野尻湖に浮かぶ弁天島(琵琶島)にある
宇賀神社で例祭が開催されました。
信濃町の小学生が踊る舞の奉納もあり、盛大な会でした。
そして忘れてはならないのが!
妙高戸隠連山国立公園の森で遊ぼう2Daysフェア!!!
各地で開催されるイベントに参加して、特産品をGETしよう!
というイベントが開催されていました。
この企画は妙高戸隠連山国立公園連絡協議会の中で、
信州しなの町観光協会さんから提案いただき実現したものです。
こんな風に協議会を中心に地域一帯で盛り上がる取組を
今後も続けられたらいいなぁ・・・と思っています( ´▽`)♪
今後の妙高戸隠連山国立公園の動向にご注目あれ!
○妙高戸隠連山国立公園のホットな情報はFacebookで確認!
谷川岳の麓の土合地域で、特定外来生物のオオハンゴンソウ 除去活動が行われました。
今年で6回目になる活動で、この活動のおかげで付近のオオハンゴンソウは年々減少しているようです。
(オオハンゴンソウの詳しい説明はこちら)
集合場所の土合周辺は自然の中でのアクティビティや群馬県境稜線トレイルの開通でとても賑わっています!
駐車場は朝から満車でした。
今回のオオハンゴンソウ除去活動には前橋方面から「ぐんま環境学校(エコカレッジ)」の方が参加して下さり、全員で50名近くの人が集まりました。
まずはオオハンゴンソウを引っこ抜いていく作業です。
できるだけ根っこを残さないように抜いていくのですが、この時期は他の植物も繁茂しているので茂みの中に頭を突っ込んで作業しなくてはなりません。大変!
そして次は花や実と茎を分ける作業です。
特定外来生物は移動が禁止されており、特に花や実などの生殖器官にあたる部分は移動が法律で固く禁じられています。
死んだ状態(植物なら完全に枯れた状態)にすれば持ち運びが可能なので、基本的にはその場で枯らすことが多いのですが、オオハンゴンソウは枯らすとゲル状になって異臭を放つそうなので、できるだけ枯らす量を少なくするために花と茎を分けるそうです。
例年だと花が咲く前に除去活動を行っていたそうなのですが、今年は花が咲く時期が異常に早かったそうです。
除去作業も一段落したところでスイカを頂きました!
この活動で中心になって動いて下さっている方の家で作られているスイカで、とっても甘くておいしいスイカでした。お話しによるとこのスイカ目当てに活動に参加している人もいるのだとか。
その後は県自然研究会の方がミニ観察会をして下さりました。
まずは動物から。イノシシは牙が伸びたら堅い木などにこすりつけてすり減らすそうなんですが、すり減った後は年輪のような模様が見られます。また、すり減らすと言うことは牙を研いでいることにもなるようで、縁の方を触ったらカミソリのように鋭かったです。やっぱりちょっと怖い・・・。
そして植物の観察会も。付近の植物を丁寧に紹介して下さりました。
観察会もあり、スイカもあり、盛りだくさんのオオハンゴンソウ除去活動でした。参加された方々も満足した顔で帰って行かれました。この活動を通して、改めて外来種問題について考える機会になれば良いなと思います。