ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2018年5月

35件の記事があります。

2018年05月25日レンジャー出前授業@伊勢市立東大淀小学校

伊勢志摩国立公園 アクティブレンジャー 半田俊彦

5月21日に伊勢市立東大淀小学校で4年生17名を対象に

レンジャー出前授業をおこないました。

この学校の校庭には大きなクスノキがあり、

「くすのきさん」と呼ばれて学校のシンボルとして大切にされています。

校庭の真ん中に大きな木が生えているのは珍しいと思います。

はじめに教室内で国立公園の自然やレンジャーの活動についてお話しをしました。

レンジャーが国立公園の自然を調べて大切に守るように、

東大淀小学校の児童には「くすのきさん」について調べ、

保護につなげていく活動をすることになりました。

実際に「くすのきさん」について調査を開始します。

「くすのきさん」の正式な名前(和名)はクスノキといいます。

はじめに、このクスノキの幹の太さと高さを調べることにしました。

まずは児童に質問です。

巻尺を使わずに木の太さを測るには、どうしたらよいでしょうか?

何人かが意見を出していくうちに、

腕を広げた長さが身長と同じくらいだから、

手をつないで測れば良いということになりました。

木の幹を一周するのには児童5人が必用でした。

身長から計算すると、約632cmありました。

このように体をものさしにして長さを測ることを身体尺と言います。

高さは、さすがに身体尺では測れないので、

レンジャーの持っている「測桿(そっかん)」という

長い竿のような道具を使用しました。

2mのスケールの上に12mの測桿を重ねて、

さらに1mくらい足りなかったので、

高さは約15mということになりました。

最後に、クスノキの花を観察しました。

花が咲くことは知っていても、

実際にきちんと観察するのはみんなこれが初めてでした。

この「くすのきさん」調べの授業は、

これから季節を変えて全部で5回にわたっておこなう予定です。

これからどんな発見があるのか、私も楽しみにしています。

伊勢志摩国立公園のレンジャー出前授業については、↓こちらを御覧ください。

http://chubu.env.go.jp/to_2018/2018_1.html

教室における講義の出前だけでなく、

学校のESD活動を支援する取組も積極的におこなっています。

リクエストお待ちしています!

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2018年05月25日雪解けが進んでいます

中部山岳国立公園 中山博人

こんにちは、立山管理官事務所の中山です。

522日に立山室堂の巡視を行いましたので、その様子を紹介します。

室堂ターミナルから雷鳥沢野営場間の歩道は、半分近く歩道が見えています。

しかしまだ雪の上を歩くことも多いため、スニーカーよりも長靴や登山靴を履いての散策がおすすめです。

事前に天候や残雪状況等を確認し、防寒着やサングラス等も準備してお出かけください。

【立山とみくりが池】

みくりが池は一部湖面が出ており、美しい水色に見えます。まだ白く見える場所も、雪解けが進んでいます。落ちると危険ですので、ロープより先に近づかないでください。

立山とみくりが池

【立山にワニ出現!?】

立山方面を見てみると、雪がワニのような形で残っていました。写真のどこにワニがいるのか探してみてください。

立山にワニ出現!?

【エンマ台周辺の歩道】

エンマ台周辺の歩道はすっかり雪がなくなっていました。

エンマ台周辺の歩道

また、弥陀ヶ原の雪解けの状況も確認しました。

弥陀ヶ原ホテルからの入口ごく僅かに木道が見えているのみで、弥陀ヶ原一帯はまだまだ雪に覆われています。

【アルペンルートからの弥陀ヶ原】

真ん中付近の広い雪原が弥陀ヶ原です。その奥には鍬崎山(くわさきやま)が見えました。

アルペンルートからの弥陀ヶ原

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2018年05月24日第2回、ロングトレイル踏査@古海

妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子

5月22日(火)、再びロングトレイル踏査を行いました。

(第1回の様子はこちら@野尻湖南ルート)

 

今回は野尻湖の北側(古海地区)を歩くルートです。

野尻湖町営第1駐車場に集合。天気がとっても良いです!

01町営駐車場集合! 02今日も歩くぞー!

 

まずは斑尾山山頂へ向かって歩きます。

大明神岳に到着、超絶景が広がります。思わず溜息(^▽^)~♪

03目指せ斑尾山 04大明神岳からの眺め

 

妙高戸隠連山国立公園の「一目五山の風景」がばっちり見えています。

一目五山絶景32選のフォトコンテストでも応募のあった場所です。

05大明神岳の大パノラマ

 

信越トレイルの起点である斑尾山山頂に到着。

眼下には斑尾高原の風景が広がります。

06斑尾山頂です 07タングラム斑尾みえます!

 

大明神岳へ戻って、今回のメインディッシュ!?『古海登山道』を下ります。

眺望は良いですが、とっても急な道。かなり、ヒザにきます。

08古海登山道を下ります。絶景! 09激坂!

 

地図からある程度の情報は察せますが、道の雰囲気や、実際のつらさ楽しさは

やはり自分の足で歩いてみないとわかりませんね!笑

 

沢にぶつかってお昼休憩。ここからは比較的歩きやすい道が続きます。

10沢の水冷たくておいしー! 11気持ちの良い林

 

しかし!途中道を見失い、コゴミ畑の藪こぎ。

前回に続き、また変な場所から林道へ出てきてしまいました・・・。

12コゴミ畑を泳ぐ~ 13林道にでてこれたー!

 

林道を下っていくと、古海集落が見えてきまし。道沿いにはタニウツギ。

14古海集落 15タニウツギがきれい~

 

古海集落の信陰最上古湖神社に到着。

田んぼの畦道からはカエルがいっぱい飛び出してきます(*´艸`)♡♡♡

16しんいんさいじょうここじんじゃ 17青い!カエル!

 

それにしても、古海集落、「THE古き良き日本の風景」が広がります。

本当に気持ちの良い場所で、歩きながら癒やされます・・・。

18古海の風景良い風景 19古海集落ってすてき

 

集落を抜け、野尻湖へ出る旧道を探るため、道なき道へ突入。藪こぎ開始です。

ロングトレイル踏査は必ず藪をこぐ運命なのでしょうか・・・。

20旧道はここか!? 21まじの藪こぎ!

 

藪こぎも終了して野尻湖畔に到着~!

この日の踏査終了の達成感を噛みしめました。笑

22芙蓉湖のゾウ! 23ついたぜー!

 

後半はほとんど藪こぎだったような気がしましたが、

大変さなど吹っ飛ぶほど、この仲間と作るロングトレイルのこれからに

大きな期待をしたいと思った一日でした。

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2018年05月21日白山国立公園パークボランティアの養成研修会を実施しました♪

白山国立公園 白山 大石佳織

みなさん、こんにちは。

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12()に、白山国立公園ではパークボランティアの養成研修会を実施しました!これは413日から57日にかけ実施した白山国立公園のパークボランティア追加募集に応募いただいた方のために行われたものです。


(好天に恵まれ、白山がきれいにみえる1日でした♪)
午前中は国立公園センターのレクチャールームで、白山国立公園の魅力や取り組み、自然公園法などについて学んでいただきました。

(宮下自然保護官による自然公園法や国立公園についての解説。撮影鈴木AR)

その後、白山消防署白峰分署にご協力いただいて、普通救命講習を受講しました。

(受講中の様子。皆さん真剣です!!)
心肺蘇生やAEDの使用について、座学と実技で学びました。現パークボランティアと自然保護官事務所のメンバーも一緒に学びましたよ!
普段から野外で活動する機会の多い参加者からは、山での様々な状況でどう行動すればよいのか、具体的な質問が活発に出され、実り多い講習になったと思います。

お昼休憩をはさんで
午後からはパークボランティアの活動に実際に参加していただきました。 活動内容は別当出合(石川県白山市。白山の登山口の1つ)での開山準備作業です。

5
21日現在、市ノ瀬~別当出合の区間は冬期通行止めとなっていますが、例年、6月上旬頃に開通します。このため、国立公園を訪れる皆さんをお迎えする前に、毎年、開山準備として清掃等を行っています。

具体的には、駐車場や園地の清掃を行い、積雪で看板が傷まないように冬の間、案内看板に被せていたブルーシートをはずす作業などを行いました。

駐車場には、雪解けのときに斜面の上から運ばれてきたのか、石や枝が大量に転がっていたので、それを取り除き、落ち葉などをどんどん掃いていきます!

(駐車場の清掃。皆さん、手際がいい!)

側溝や溜め升にも、毎年たくさんの枯れ葉や枝が溜まるので、それもきれいにします。

(作業は二人で協力して、いち、にの、さん!)

現パークボランティアの皆さんと、新たに登録を希望する皆さんの活躍のおかげで、作業は予定よりかなり早く終了し、駐車場や園地はとてもきれいになりましたよ♪

(駐車場の清掃結果。左:before  右:after! 撮影パークボランティア)


(側溝の清掃結果。左:before  右:after!)

応募者の皆さんには、活動中の雰囲気も感じていただけたのではないかと思います。新メンバーの活動は、登録の
手続き完了後、始まります。山でパークボランティアのワッペンや帽子を被って作業している一団にであったら、ご声援よろしくお願いします♪

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2018年05月21日望遠鏡で何が見えるかな?!~パークボランティアの望遠鏡解説~

中部山岳国立公園 佐藤怜子

「上高地パークボランティア」ってご存じですか?

約30年前に設立され、登録者は現在65名。

ボランティア精神に基づき皆が自主的に活動しており、登録や活動を環境省で取りまとめている団体です。

今回は、ボランティア活動の1つ"望遠鏡解説"を紹介いたします。

ビジターセンターの前まで歩いていくと、なにやら行列が・・・。

【望遠鏡の後ろへ順番待ちで並ぶ女性グループ】

近寄ってみると、先頭の方は望遠鏡をのぞいていました!

【望遠鏡をのぞく様子】

奥穂高岳の山頂が見えています!

【ボランティアによる解説-望遠鏡から見える奥穂高岳について-】

はじめ、すっかりグループに紛れ込んでいて気付きませんでしたが、「上高地パークボランティア」さんが解説をしておりました!!

山頂に登山者がいる場合は、人の歩く様子まで見ることができます。

奥穂高岳は日本で3番目に高い山です。

登るのはちょっと難しいかも・・・という方、山頂をのぞいてみてはいかがでしょうか?!

【再び望遠鏡をのぞきに来た少年】

この望遠鏡をのぞくのは無料です。二度のぞきに来てくれた人もいました!

ボランティア活動ですので、常に行っているわけではございません。曜日や時間も決まっておりませんので、出会えたらラッキー☆と思って、ぜひ望遠鏡をのぞいてみて下さいね。

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2018年05月21日志賀高原 池めぐりコース

上信越高原国立公園 志賀高原 アクティブレンジャー則武 敏史

こんにちは。

5月16日、志賀高原の硯川から四十八池湿原を往復しました。歩道の状況をお伝えします。

この区間を含むコースは「池めぐりコース」と呼ばれ、志賀高原を代表するトレッキングコースです。湿原、原生的な林など見所がたくさんあります。志賀高原観光協会のwebページによると、中級・一般向けコースで、5月17日現在、このコースのコンディションは「歩行不可 残雪あり」となっています。

歩いた印象は、残雪があるので一般の方(運動靴で歩く方)が歩くことは難しいと感じました。

<志賀山方面との分岐を過ぎると歩道にも雪が出始めます。なお、志賀山登山コースも歩行不可となっています。>

<雪が多く残っている所。先行者の歩いた雪の窪みに足を乗せて歩きます。>

<四十八池湿原には雪がありません。奥に見えるのは志賀山(左)と裏志賀山(右)です。志賀高原ユネスコエコパークのロゴマークに使われている景色です。>

<志賀高原ユネスコエコパークのロゴマーク。>

さて、ヒキガエルが産卵していました。まだ、春が浅いなあと感じました。

<雌雄が右中央にいます。そして雌雄の左の水中に黒いぐちゃぐちゃっとしたものが見え、写真の左上から右下にかけてひも状に長くつながっています。これは卵塊で、黒っぽい卵が寒天状のものに包まれています。>

さて、志賀高原には、様々なトレッキングコースがあり、既に散策が可能なコースもあります。また、間もなく6月上旬からはネマガリタケの時期となります。今シーズンもどうぞ志賀高原へお出かけください。

■志賀高原でのネマガリタケ採取には規則があります。詳細は志賀高原観光協会のページhttp://www.shigakogen.gr.jp/news/entry-295.htmlをご覧ください。

■草津町と志賀高原の間の交通は、草津白根山の活動の影響で国道292号の一時通行止め区間があるため、万座温泉を経由し、万座ハイウェイ(有料道路:125㏄以下のバイク及び自転車の通行は不可)を利用することになります。

なお、万座温泉には「万座しぜん情報館」がオープンしました。環境省が整備した国立公園の自然案内・展示施設です。志賀高原への行き来の際にぜひお立ち寄りください。

http://www.manzanc.jp

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2018年05月19日* 乗鞍岳山開き祭 *

丸山由起子

乗鞍からこんにちは。

 

5月15日、平湯バスターミナルとほおのき平駐車場で、乗鞍スカイラインのシャトルバスの

出発式が行われ、

  

乗鞍畳平にある乗鞍本宮では乗鞍岳山開きの式典が開催されました。

  

鏡割り後には高山市の國島市長もお酒を振る舞われていましたよ。

残念ながら公務中ですので私は飲めません。。。。

 

奥飛騨温泉郷(おくひだおんせんごう)福地温泉(ふくじおんせん)の「へんべとり」という

獅子舞いも披露されました。

 

雪に閉ざされた長い期間が終わりを告げ、標高2702mの乗鞍畳平までシャトルバスやタクシーで

行くことができます。

バスからでもこんな景色を見ることができますよ!

 

「開通を待ってました!」とばかりに、自転車で上がる方々もたくさんいました。

乗鞍スカイラインは日本一の高度を自転車で走れる道なので、自転車乗りの人たちに大人気です。

 

残雪の多かった昨年と比べると低いですが、まだ雪壁を見ることができます!

  

鶴ヶ池はこんな状態↓で、残雪が絵になります。

 

乗鞍岳山開き祭の日、ほおのき平では夏のような暑さでしたが、乗鞍畳平へ上がると午前10時で

8℃という下界の暑さを忘れる涼しさで別世界でした。

 

残雪の畳平の風景を楽しみに乗鞍へお越しください!

※ お花畑はまだ雪の下なので高山植物が咲くのはまだ先です。

お花畑の開花が始まるのは例年7月中旬頃ですが、年によって早まったり遅くなったり

しますので、詳しくは飛騨乗鞍観光協会のwebサイト等をご参照ください。

「飛騨乗鞍観光協会HP」  http://www.hida-norikura.com/

「乗鞍岳/乗鞍スカイライン公式サイト」(飛騨乗鞍観光協会) https://norikuradake.jp/

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2018年05月18日第1回、ロングトレイル踏査@野尻湖

妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子

5月15日(火)、待ちに待ったロングトレイル踏査を実施しました!!!

 

妙高戸隠連山国立公園連絡協議会では、より深く皆様に国立公園の魅力を伝えるため、

ロングトレイルの設置を検討しています。

(これまでの検討の様子はこちら

 

この構想では、長野駅と笹ヶ峰をつなぐ「南北ルート」と、

信越トレイルと塩の道をつなぐ「東西ルート」の2本のルート検証を行っています。

 

 

第1回は東西ルートの踏査です。

信越トレイルの起点である"斑尾山頂"からどのように野尻湖へ向かうか。

野尻湖の南側を通るルートを歩きました。

 

まずは釜石山分岐から荒瀬原林道へむかって歩きます。

さっそく一目五山の鉄板ビューポイント!北アルプスもばっちりでした。

01歩き始め 02鉄板ビューポイント

 

林道のショートカットルートがないか、道なき道へGO!

で・も!足下注意!イワカガミやチゴユリが満開です(^▽^*)♪

03道なき道へ・・・ 04足下注意!イワカガミ満開!

 

藪こぎも終わり、林道へ出てきました。

なんだか不審者っぽいです。笑

05林道へでます 06不審者・・・

 

林道を歩いていると、カエルやトカゲが沢山顔を出してくれました!

暖かくなってきている証拠ですね♪

07アマガエルがこんにちは 08トカゲもこんにちは

 

地面の固い車道が終わると、次は「象の小径」に入ります。

09ゾウの小径はきもちいいぞう 10ゾウの小径の入口

 

象の小径にはベンチがあり、湖を見ながら座ってお弁当を食べました。

途中には「ソンマ窪湾」という湖に接近できる場所も!穴場です♪

11お昼ご飯をまったり 12ソンマ窪湾

 

そうこうしていると、ナウマンゾウのモニュメント出現!

このモニュメントには1つ1つストーリーがあります(マップもあります)。

13鳥とゾウ 14湖畔のモニュメント

 

象の小径を抜けて、湖畔を歩く道にでます。

この日は妙高山がキレイに見えていました♡

15妙高山もばっちり 16巨大アヒルさんの横を・・・

 

歩くこと約12km、野尻湖小学校跡地でFINISH!

17ラスト! 18野尻湖小学校跡地でFINISH

 

今回の歩いた道は、森の中を歩いたり、湖畔を歩いたり、

景色が変わってとても気持ち良いルートでした(^▽^)♪

 

この踏査を皮切りに、ロングトレイル調査ばしばししていきます!

ご興味ある方はぜひ一緒に歩いてみませんか?

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2018年05月18日【お知らせ】藤前干潟で清掃活動&干潟観察会・ヨシ植栽実験!

国指定藤前干潟鳥獣保護区 西部理恵

皆さま、藤前干潟からこんにちは。

アクティブ・レンジャーの西部です。

一気に暑くなりましたね。湿度が高くて、夏が来るなぁ!という感じです。

藤前干潟 クロベンケイガニ

<5月16日:ヨシ原の中を歩き回るクロベンケイガニ>

本日は、お知らせを一つ。

来週の土曜日、藤前干潟ではたくさんの人が集まる清掃活動「'18春の藤前干潟クリーン大作戦」が行われます!

藤前干潟ってそんなにごみが多いの?と思われますか?

もしそう思われた方は、ぜひ、このイベントにご参加ください。

藤前干潟は、川の河口部に位置しています。そのため、上流部の市町村からごみが流れ着きます。河川の両岸にはヨシ原があり、また、干潟付近では地盤も緩やかになってくるため、藤前干潟はごみが溜まりやすい環境でもあるのです。

もう一つは、海。潮汐という寄せては返す大きな動きに運ばれて、海からもごみがやって来ます。

藤前干潟 漂着物の中で餌をとるチュウシャクシギ

<5月16日:大量に流れ着いた漂着物の中で餌をとるチュウシャクシギ>

自然ごみに混ざって、ビニールなどのごみが見えるでしょうか。

数日前に降った雨で河川水が増水し、流木などの自然ごみと一緒に流れ着いてきました。

こうしたごみのことを「漂着ごみ」と言いますが、これらの漂着ごみで干潟の表面が覆われてしまうと、鳥たちは餌をとることが困難となるばかりか、流れ着いたごみでケガをすることもあります。

また、干潟で生活するカニなどの小さな生きものたちも餌を探すことが困難になったり、小さく壊れたプラスチックを餌と間違えて食べてしまったり、巣穴を破壊されていまったり、ということが起こります。

2017年の様子2017年 干潟観察会の様子

<2017年度の様子 (左)地元の清掃活動風景、(右)干潟観察会風景>

人間が出したごみは、人間にしか拾うことは出来ない、と言うわけで、藤前干潟では毎年、毎年、春と秋にボランティアによる清掃活動が行われているのです。

さて、長々とごみについて語ってしまいましたが、先ほどお伝えしましたように、来週の土曜日、藤前干潟で清掃活動が行われます!

その後には、清掃活動の参加者限定の干潟の観察会(名古屋ROのメンバーが講師です)、ヨシの植栽実験も予定されています。この干潟観察とヨシの植栽は、希望者のみとなりますので、実行委員会のHPに係れているお知らせを良く読んで、申し込んでくださいね。

'18春のクリーン大作戦

● '18 春の藤前干潟クリーン大作戦

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 日 時     :平成30年5月26日(土)

 場所・受付時間:藤前会場・午前9時半~

         中提会場・午前9時~

 申 込    :清掃活動・不要

         観察会or実験・必要

※詳しい問合せなどの詳細は、クリーン大作戦実行委員会のHP(https://cleanupfujimae.jimdo.com/)内にあるチラシをご確認ください。

清掃活動後の干潟観察会は、普段は入ることが出来ない干潟に特別に入ります。この機会に、ぜひ清掃活動と干潟観察にお越しください。

皆さまにお会いできることを楽しみにしています!

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2018年05月17日ハイシーズン突入!

妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子

5月14日(月)、戸隠高原を美しくする会で、

戸隠地域の清掃活動を実施しました。

 

みなさんが戸隠で気持ち良くすごせるよう、毎年2回実施しています。

01戸美会ごみひろい

 

とはいっても・・・最近は利用者の皆さんのマナーも良く、

ゴミはほとんど落ちていません。

02ゴミはないけど・・・

 

というわけで、外来植物であるハルザキヤマガラシの除去を行いました!

大漁です(;´Д`)120㍑の袋と60㍑の袋がいっぱいになりました・・・。

03ハルザキヤマガラシはいっぱいTT

 

午後は、長野工業高等学校の皆さんと一緒に

飯縄山で実施する課題研究の下見を行いました。

04長工生と一緒に下見

 

課題研究では「安価で誤カウントの少ない登山者カウンター」の開発を検討しています。

今年度、どこまで取組を前進させられるか楽しみです(^▽^)♪

 

さらに!この取組には株式会社アソビズムさんも興味津々!

お知恵を貸していただけるとのこと!!!

05アソビズムさんとも打合せ

 

なんだか面白いことになってきました・・・!

グリーンシーズンに突入して慌ただしくなってきた感はありますが、

楽しく面白く、進めていこうと思います!!!

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