ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2018年5月30日

3件の記事があります。

2018年05月30日*乗鞍岳春山バス、区間延長!*

中部山岳国立公園 丸山由起子

乗鞍からこんにちは。

春山スキー・乗鞍岳登山・雪見などで人気の乗鞍岳春山バスが、明日5月31日(木)より

区間延長が決定しました。

肩の小屋口・大雪渓まで行けるようになります!

「バスを降りればすぐスキーができる♪」 「バスを降りたら目の前に素晴らしい景色!」などなど、

より手軽に乗鞍を楽しめますよ。

 

本日、関係者が参加して安全確認等をしてまいりました。

 

ここのところの暑さで位ヶ原山荘までの雪壁はだいぶ融けてしまいましたが、位ヶ原山荘より上では

まだまだ雪がたっぷりです。

 

 

一番高いところでは、雪壁が7mもありましたよ!

 

松本でも平地では30℃近い暑さなのに、乗鞍岳には雪がまだこんなにたくさんあって、

とっても涼しい別世界です!

 

「涼しいところはトイレが心配」という方もご安心を。

松本市の職員さん達ががんばって雪かきをしてくださり、肩の小屋口・大雪渓バス停にあるトイレが

使用可能になっています。

 

※乗鞍岳春山バスのご利用については下記サイトや、のりくら高原観光案内所で情報をご確認くださいね。

http://norikurakogen.info/product/haruyama-bus/

【 ご注意とお願い 】

■肩の小屋口・大雪渓バス停より先の車道はまだ除雪作業を行っており、車道を歩いて

畳平へ行くことはできません。

畳平へバスで上がりたい方は、岐阜県側の乗鞍スカイラインのシャトルバスをご利用ください。 

乗鞍エコーラインの全線開通は7月1日予定となっております。

■肩の小屋口から肩の小屋への登山道はまだ雪で覆われており、アイゼン・ピッケル等の

雪山装備が必要です。

 

■登山・スキーの方は入山計画書の提出が必要となります。

春山バス乗車中に用紙が配布されますので、ご記入の上、位ヶ原山荘の回収BOXに投函、

またはバス乗務員にお渡しください。

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2018年05月30日飯縄山の登山道整備の下見を行いました。

妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子

 

5月29日(火)に飯縄山の関係者で南登山道の整備の下見を行いました。

 

01一の鳥居苑地Pに集合!

 

一の鳥居苑地駐車場から登山口に向かうまでの道にはベニバナイチヤクソウが!

満開です!かわいらしいですね(*´艸`)

 

02ベニバナイチヤクソウがいっぱい

 

下見といっても今回は資材の荷揚げもあります!

 

03荷揚げもあります

 

整備をする場所をどう選定しているか、どんな整備が適切か、

維持管理をしている方からノウハウを教えていただきました。

 

04こんな風に整備しますよ

 

荷揚げ完了!みなさんお疲れ様です!

 

05荷揚げおつかれさまでした

 

天気は曇り空でしたが、見通しは意外と良く、

北アルプスまでしっかり見えていました(≧▽≦)♪

 

06曇りでも見晴らし良し!

 

登山道整備は見えにくいけれどとっても手間がかかって、重労働です。

このノウハウを引き継いで、みなさんが楽しく登山できる環境を

維持していけるような体制作りをしていきたいです。

 

○妙高戸隠連山国立公園の登山道マップはこちら

 

ところで、登山道沿いのササが花を咲かせていました。

60年に1度咲くというササの花。開花したササは枯れてしまいます。

今年はその当たり年?なのでしょうか。。。

 

07ササの花

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2018年05月30日チャツボミゴケ公園ハルザキヤマガラシ駆除と武具脱の池

上信越高原国立公園 万座 小林 直樹

5月28日(月)午前中、「白根山系の高山植物を護る会」主催のチャツボミゴケ公園周辺のハルザキヤマガラシ駆除活動に参加しました。

集まった参加者は、自然公園財団や中之条町の職員、ボランティアの方々など総勢17名ほど。

【山本保護官の挨拶】

チャツボミゴケ公園入口付近のハルザキヤマガラシの数は半端でなく、道路両側にびっしりと群生しており、大きく成長していました。

ここでは今まで駆除をしていなかったのですが、このままでは車などによってチャツボミゴケ公園内に持ち込まれてしまう恐れがあるため、今回初めて駆除作業を実施することになりました。

【作業の様子】

みんなで手分けして作業すること約2時間。すっかり綺麗になりました。

以下は作業前と後の同じ場所の写真です。

【作業前の状況】

【作業後の状況】

回収したハルザキヤマガラシは軽トラックほぼ一杯分の量でした。あとで計測すると、180kgあったそうです。

【回収したハルザキヤマガラシ】

【作業したみんなで記念撮影】

午後は自然公園財団の湯田調査役に案内していただき、草津町の武具脱(ものぬぐ)の池を巡視しました。

「武具脱の池」という名前は、源頼朝の軍勢に追われた源義仲(木曽義仲)の兵士たちがこの池に武具を投げ捨てて逃げた、という伝説に由来するそうです。

今はちょうど真っ白なワタスゲが見ごろです。

【武具脱の池とワタスゲ】

ここでも一部に外来の熱帯スイレンが見つかり、昨年駆除されたのですが、今年もまた出てきていました。まだ完全には駆除できていないようです。

【熱帯スイレン】

先週から駆除作業に参加して外来種の繁殖力の強さを思い知り、運転中などに道路脇の黄色のかたまりを見ると憂鬱になるようになりました。

しかし、人手をかけて毎年地道に作業を行うのが重要で、作業に参加してくださるメンバーの方々の協力や関係者の方々の努力には本当に頭が下がります。

ありがとうございました!

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