ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2017年10月

33件の記事があります。

2017年10月31日戸隠、新そば始まりました

妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子

今日はハロウィンですね!

しかし、戸隠では新そばを戸隠神社に奉納する「新そば献納祭」が行われました!!!

 

戸隠では新そばがでると、このように「そば玉」がお店の前に飾られます。

酒屋さんの杉玉と同じニュアンスですね(´▽`)

01そば玉

 

そば玉の真ん中のつづら部分は「戸隠竹細工」です!

02つづらは戸隠竹細工

 

さて、新そば祭りもそこそこに・・・飯縄山へ。

03カラマツが綺麗な飯縄山

 

明日行う「登山道整備講習会」の下見です!

04この石うごきそう

 

講師は"近自然工法"で大雪山などの整備に携わる岡崎さんです。その場にあるものを使って土壌の流出などを食い止める整備を行っていらっしゃいます。

05この場所で作業しましょう

 

明日、実際の作業を行います!どこまで技術を盗めるか・・・よく勉強します!

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2017年10月31日神島を巡視

伊勢志摩国立公園 アクティブレンジャー 半田俊彦

鳥羽市の離島である神島には、

島内を一周するように近畿自然歩道が整備されています。

また、2012年には環境省が標識等を整備しましたので巡視をしてきました。

神島の家並みです。

細い路地と坂道とともに屋根や壁のカラフルな色が離島らしさを伝えます。

アサギマダラです。

渡りのピークは過ぎましたが、それでも10頭ほどに出会いました。

神島ではアサギマダラのために、除草時にアザミを保護しているそうです。

伊良湖岬方面の展望です。

神島は三重県の鳥羽市ですが、愛知県の伊良湖岬の方が近くにあります。

監的哨から見た島の南側の弁天岬方面の展望です。

奥に見えるのは鳥羽市の石鏡方面や菅島です。

白い石灰岩がそそり立つカルスト地形です。

手前の黄色い花はアゼトウナです。

ツワブキの花を訪れているのはチャバネセセリです。

アザミの花にはアサギマダラだけでなく、スズメガの仲間が群がっていました。

ハチドリのような姿で吸密する様子がかわいいです。

コセンダングサにはウラナミシジミが見られました。

神島は三島由紀夫の小説「潮騒」の舞台として、

また秋には猛禽類のサシバの渡りが有名で、

とても魅力的な島です。

今回は施設の点検をするとともに自然情報を収集してきましたが、

いろいろな切り口で何度でも訪れたい島です。

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2017年10月30日真っ白になりました!

中部山岳国立公園 中山博人

こんにちは、立山自然保護官事務所の中山です。

立山町もだいぶ寒くなってきており、我が家ではこたつを出しました。

ストーブはいつ点けることになるでしょうか。

さて、室堂と弥陀ヶ原に設置した登山者カウンターを撤去しました。(8月の記事もあわせてご覧ください→http://chubu.env.go.jp/blog/2017/08/post-433.html)

26日に室堂や弥陀ヶ原に行ってみると、一面の白銀の世界が広がっていました!

【真っ白になった立山】10月26日撮影

ご覧の通り室堂から立山まで一面真っ白でした!踏み固められていない場所では、ヒザからヒザ上まで埋まるくらいの深さでした。

真っ白になった立山

【こちらも白くなった弥陀ヶ原】10月26日撮影

室堂ほどではありませんが積雪があり、雪原の景色を楽しめました。奥には、富山平野が広がっていました。

白くなった弥陀ヶ原

【雪に埋もれた室堂の登山者カウンター】10月26日撮影

登山者カウンターも少し埋もれていたため、スコップで掘り起こしてから撤去しました。

雪に埋もれていた登山者カウンター

また、室堂には、以下の写真のように竹の棒が刺してあります。

視界が良くないときでも、この棒を目印にして歩くことができます。

【竹棒】10月26日撮影

竹棒

11月30日(木)にアルペンルートの営業が終了します。

立山にお出かけの際は、最新の様子や天気予報、アルペンルートの交通状況(特に立山高原バスは積雪で運休になりやすいです)を確認されてください。

また、暖かい服装や防水性の靴、サングラス、日焼け止め等を準備されてください。

日焼け止めを忘れた私は、室堂ターミナルの立山ガールさんに「顔が焼けすぎて一瞬誰か分かりませんでした」と言われたほどでした。笑

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2017年10月27日秋のお出かけは白山国立公園へ♪ 冠雪の白山と紅葉♪

白山国立公園 大石佳織

みなさん、こんにちは。

白山国立公園では今、冠雪した白山と色づいた山々を楽しめます!

先日、市ノ瀬に行った際にこんな景色に出会いました。

(冠雪した白山と紅葉の山々。10月26日撮影)
短い期間ではありますが、とても美しい光景なのでお時間のある方はお越しください♪

また、白山麓では秋の味覚も楽しめます!

(白峰の集落内で販売されていたナメコ)
白山自然保護官事務所がある石川県白山市白峰の集落内のお店では、原木ナメコなど秋の山の恵みが販売されています。原木ナメコは香りも食感も良く、とっても美味しいんです!(ちなみにナメコは雪が積もって収穫できなくなるまで食べられるそうです。)

白山国立公園で美しい景色を見て、美味しい物を買って、温泉に浸かって心も体も温める・・・こんな秋の過ごし方はいかがでしょうか?


なお、白山では白山室堂や南竜山荘などの山小屋は営業を終了しています。
10
21()には白山国立公園パークボランティアの皆さんと、別当出合(石川県白山市)の駐車場や園地などで看板等を積雪から守るため、ブルーシートで覆ったり、撤去したりする作業を行いました。


(積雪に備えブルーシートで覆われた看板。10月21日撮影)
この他の施設も冬季閉鎖の準備が各地で進められており、水場やトイレが利用できないことがありますのでご注意ください。

** 【白山国立公園 施設情報】 ******************

■山小屋

白山室堂・白山雷鳥荘、南竜山荘ともに今シーズンの営業を終了しています。

※詳細は下記ホームページをご参考ください。

 一般財団法人 白山観光協会(ホームページ 白山ベストガイド)

 白山地域振興公社(ホームページ PLAYはくさん)


■ビジターセンター

市ノ瀬ビジターセンター: 11月5日(日)まで開館予定

中宮温泉ビジターセンター・中宮展示館: 11月12日(日)まで開館予定

※詳細は下記ホームページをご覧ください。

 石川県自然保護センター 

**************************************

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2017年10月27日菅平でも根子岳・四阿山、冠雪しました

上信越高原国立公園 アクティブレンジャー 前田久美子

10月26日(木)、久々に超ピーカンの一日でした。

この日は菅平地区、根子岳四阿山遭難対策協会の秋期訓練の日です。

 

隊員の方には農業をされている方も多いです。しばらく雨続きだったので、こんなに天気がいいと来シーズン準備のための作業をしたいのではないでしょうか・・・。

皆さん自分の時間を割いて、集まっていただいてありがたいことです。

01しゅうごーう!

 

さて、登山道に行ってみると見事に霜がおりています!

02し・・・霜柱

 

連日雨続きだったせいかえぐれた登山道には水が溜まっていました・・・。

03台風&大雨で水溜まる・・・

※菅平グリーンゴルフ横の登山道(通称キャットコース)は「避難小屋」より上は登山道崩壊のため通れません。迂回路をご利用下さい。

 

北アルプス(中部山岳国立公園)も奥の奥まで全部見えていました!

やっぱり菅平といえば全てを一望できる展望の良さですね♪

04北アルプスばっちり!

 

妙高戸隠連山国立公園の山々も見えていましたよ♪

05妙高戸隠連山NPもばっちり!

 

登山道途中のカラマツも綺麗に黄葉していました♪

06カラマツもしっかり黄葉

 

もうすぐ本格的スノーシーズンに突入します!

冬の準備をしながら、秋を楽しみ尽くしましょう!!

○菅平の登山情報はこちらから

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2017年10月25日石川県輪島沖 『七ツ島』で海鳥のため保全事業が行われています!

白山国立公園 大石佳織

みなさん、こんにちは。

白山では冠雪の便りが届き、白山自然保護官事務所もストーブのお世話になる季節がやってきました。

さて、いつもは山の様子をお伝えしていますが、今回は海の様子をお伝えしたいと思います。

はじめに、皆さんは「国指定鳥獣保護区」ってご存知ですか?

読んで字のごとく、鳥や獣など生き物を保護するために国によって指定された場所のことで、全国に85箇所あります(平成28年11月時点)。

「アクティブ・レンジャー日記 中部地区」では、西部ARと吉塚ARが担当・更新している藤前干潟(名古屋市)も国指定鳥獣保護区なので「よく知ってるよ」という方も多いかもしれませんね。

実は国指定鳥獣保護区は白山の周りにもあるんです。
その一つに「七ツ島国指定鳥獣保護区」があります。先日、ここでの保全事業に同行したので紹介したいと思います。

七ツ島は石川県の能登半島、輪島の沖合約25kmにある大小7つの小島・岩礁群で、いずれも無人島です。


(水平線に浮かぶ七ツ島の島影。輪島から撮影)

そして、ここはオオミズナギドリやウミネコなど、海鳥の重要な生息地・繁殖地となっています。

ところで、オオミズナギドリってどんな鳥なんでしょうか。
図鑑によると下記のように書かれています。

―― オオミズナギドリ(大水薙鳥) ――――――――――――――――――――――――

学名:Calonectris leucomelas

全長:約50cm
生態:夏鳥として渡来し、おもに日本近海の無人島で繁殖。フィリピンやオーストラリア北部海域で越冬。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
大きさはカラスくらいで、長距離を移動するタフな鳥ということですね。

また、飛び立つのが苦手とされ、斜面などを駆けおりて勢いをつけて飛び立ちます。木に登ってそこから飛び立つ姿は、テレビなどで見たことがある方もいらっしゃるかもしれません。

今回、私がオオミズナギドリと接触できた時間はごく短いものでしたが、私なりに感じた彼らの特徴をちょっとご紹介します。(ただし個人の感想です!)

1.食べ物は魚やイカ
島を歩いているとき、オオミズナギドリが落としてしまった(吐いてしまった?)魚などの残骸を時々目にしました。肉厚で、高級感ある白身だったので、ちょっと美味しそうと思ってしまうくらいでした。豊かな海の恵みを食べているようです。

2.頭を隠すと安心する

巣は地面に穴を掘って作り、その中でヒナは育てられます。調査中、巣穴からはみ出したヒナを発見しました。本来は、深い巣穴の奥にいるはずなのでしょうけれど、この子は何らかの理由で深い場所にいられなかったようです。しかし、頭以外は丸見えなのに落ち着いていました。頭が隠れていることは重要なようです。

3.かわいい顔をして、恐ろしいくちばしを持っている
黒くてつぶらな目が印象的でとってもかわいい!しかし、活きのいい魚やイカをがっしり捕まえるだけあって、くちばしはとても頑丈そうで力強さが感じられます。咬まれれば(はさまれれば)きっと流血します。


(巣穴からはみ出したヒナ。首の周りの灰色のフワフワした羽毛がヒナの証。くちばしは強そう!)

 4. とにかく着陸が下手

夕方、オオミズナギドリは海から島に戻ってきます。あまり減速せずに突っ込むし、障害物を避けるのも上手じゃないようで見ていて冷や冷や。
この様子はまるで「空からの墜落」。
しかも大群で帰ってくるので空は大混雑!鳥同士が接触する「パシンッ!!」という音が時々聞こえましたし、私も頭をかすめられ、髪にオオミズナギドリが触れるのを感じました・・・。着地に失敗して命を落とす個体もあるそうです。ただ、海を飛翔する姿はとても優雅で美しいと聞いています!


こんなオオミズナギドリが繁殖する七ツ島ですが、海鳥の楽園なのかと思いきや、実は問題を抱えています。
七ツ島の一つ、大島では、約30年前に持ち込まれたたった2つがいのアナウサギが大繁殖してしまいました。その結果、植物がウサギに食べられて植生が荒廃し、裸地化した(植物が失われ土がむき出しになった)ところから土壌が流出して、オオミズナギドリの巣を壊してしまうなど、繁殖に大きな影響を与えるようになってしまいました。

そこで、平成12年からアナウサギを捕獲するとともに、平成25年からは植生復元(植生を回復させるための)事業が行われています。

(土壌流出を防止し、植生回復を促すために設置されたネット)
最近はアナウサギがほぼいなくなり、ネットの設置によって土壌の流出が抑えられれば短期間で植生が回復するようになっています!

年数回、トイレもお風呂もない無人島に寝泊まりしながら、空から降ってくる海鳥の落とし物にくじけず、照りつける太陽の下、ダニが潜み鳥のフンが舞い散る人の背丈を超える草むらの中で(または寒風厳しい中で)、ウサギ対策や植生復元など様々な保全事業が行われています。

その土地にいない生き物(外来生物)を一度持ち込んでしまうと、想像もしなかったような大きな環境変化が起きてしまったり、その土地にもともといた生き物に深刻な影響を与えてしまうことがあります。さらに、変化してしまった環境を元に戻すのには大変な労力と時間がかかりますし、場合によっては元に戻すのが難しいこともあります。

(七ツ島の夕暮れ)

七ツ島の外来生物について皆さんが直接関わることはないかもしれませんが、よそからやってくる生き物(外来生物)が地域の自然に大きな影響を与えることを心の片隅においていただければ幸いです。

** 【白山とその周辺の国指定鳥獣保護区】 ****************

白山とその周辺には3つの国指定鳥獣保護区があります。

■ 大規模な野生生物の生息地である「白山(石川県・岐阜県)」

■ 野鳥が集団で渡ってくる「片野鴨池(石川県)」

■ 海鳥が集団で繁殖する「七ツ島(石川県輪島市)」
※七ツ島へは許可なく上陸することができませんのでご注意ください。
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2017年10月25日雪化粧

中部山岳国立公園 上高地 関根陽太

こんにちは。

    

各地から冠雪の便りが届くようになりましたが、

上高地から見える穂高連峰も冠雪しています。

    

上高地は今朝から雨でしたが、

雨上がりの夕方に雪をまとった穂高連峰が顔を出しました。

   

カラマツの黄葉と山の雪、

素晴らしい季節です。

   

11月15日に閉山式を迎え、バスやタクシーの今年の運行は終了となります。

まだ間に合います!

季節の移り変わりを体感しにいらしてください。

   

河童橋と雪化粧した穂高連峰

河童橋と穂高連峰

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2017年10月25日台風の爪痕・・・戸隠編

妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子

10月24日(火)、台風一過で久々の晴れの戸隠♪

23日の夜とても寒かったせいか紅葉も色が鮮やかになった印象です。

01奥社の紅葉

 

そして戸隠山や高妻山の頭には雪が・・・(今シーズン2度目!!)

02二度目の冠雪

 

そして何より何より悲しい事が・・・なんと戸隠神社の奥社参道沿いの大きな杉が、強風で折れてしまったのです!

03奥社の杉折れる!

 

戸隠のシンボルである奥社参道の杉並木・・・オーバーユースにより杉が弱ってきており、どう保全していくか話し合い始めていた矢先の出来事です。

04参道に横たわる杉

 

参拝のお客様が安全に通れるように、さっそく撤去作業開始!

05撤去してます

 

ものの15分もしないうちに片付いてしまいました!すごい!

06参道さっぱり!

 

倒れた杉の中を見てみると・・・空洞になって腐っています。

なるほど・・・倒れやすくなっていたんですね・・・。

07中は空洞

 

倒れたことにより、至急対策が必要であると、関係者で再認識できました。

まずは調査を行い、戸隠神社を中心に杉並木維持のための対策を行っていきます。

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2017年10月24日クマ注意!

白山国立公園 管理者(白山自然保護官)

こんにちは。

鈴木です。

白山の室堂も南竜山荘も閉館し、登山シーズンも終わりを迎えつつあります。

紅葉も深まり、夏山とはまた違った魅力がありますよ。

(奈良岳付近の紅葉。 10月1日撮影。)  

突然ですが、みなさんはクマを見たことがありますでしょうか?

クマというとなんとなくかわいいイメージがありませんか?

かわいいマスコットだったり、ふわふわして優しそうなイメージを持つ方も多いかと思います。

しかし、実際のクマはかわいいというよりも怖い存在です。

(三ノ峰付近 ツキノワグマ  7月22日大石AR撮影。)

10月18日6:00頃、福井県の刈込池周辺でツキノワグマによる人身被害が発生しました。

被害者の方は上小池駐車場から100mほど離れた場所でクマに襲われました。

加害クマの大きさは1mほどです。

現在、現場付近にクマ注意のパウチが設置された他、

市ノ瀬ビジターセンター及び中宮温泉ビジターセンターでも注意喚起を行っています。

秋は山菜採りや紅葉目当てで山に出かける方も多いと思うので

熊鈴や熊スプレー等を装備し、十分に注意して登山してください。

(上小池 三ノ峰登山口。 10月24日撮影。)

(市ノ瀬ビジターセンター。 10月20日大石AR撮影。)

(奈良岳山頂のクマが傷つけた標柱。クマの体毛が絡まっているのが分かる。10月1日撮影)

皆様もクマに気をつけて安全に登山を楽しんでくださいね!

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2017年10月24日秋は夕暮れ。

国指定藤前干潟鳥獣保護区 名古屋 管理者(名古屋自然保護官)

猛烈な台風が過ぎ去り、秋の晴れ空に期待する藤前干潟からこんにちは。

アクティブ・レンジャーの吉塚です。

(台風一過の藤前干潟。まだ潮のひき始めのため、干潟はあまり見えていません。)

干潟のシーズンといえば、干潟に入って、どろんこになって遊んだり、泥の中に住む生きものを観察する。夏のイメージが強いですよね。

そんな夏の楽しみ方ももちろんありますが、今回は、秋の藤前干潟はまたひと味違う、とても良いシーズンだということを少しお知らせしたいと思います。

(夕方、ごはんを求めて飛んできたトウネンたち。)

何故なのかといいますと、藤前干潟では、秋になるとちょうど夕日と重なるタイミングで、潮がひいて干潟が出てくることが多くなってきます。するとそこへ、干潟に住む生きものを食べに、渡り鳥が飛んでやってきます。

そうすると、夕日を背景に、渡り鳥たちのシルエットが浮かび上がります。

想像してみて下さい。とても綺麗な絵ですよね♪

その景色を見た時、私は思わず、学生時代の古文で習った「春はあけぼの...」で始まる枕草子の中の一節にある「秋は夕暮れ...」と、秋の愉しみを謳っている箇所があることを思い出しました。

(干潟でごはんを探すシギたち。影になっているのですが、恐らくオバシギだと思われます。)

枕草子は清少納言が書いたとされる文章ですが、大まかな内容(かなり省略してるかもしれませんが...汗)としては、秋は夕暮れが綺麗な季節であり、夕日を背景に鳥たちが山のねぐらに向かって、飛んで行く姿が美しいと謳っています。清少納言は特に遠くへ飛んで行き、小さくなっていく鳥の姿が趣深いと書いてありました。

この詩を読んだ時に、今も昔も綺麗だと思う気持ちは変わらないんだなぁと思いました。

ただこの夕日の中、鳥たちが飛んでいる姿をビル街の中では、あまり見ることがありません。

(夕方、藤前干潟の空を飛ぶタカの仲間。)

そのため、秋の藤前干潟では、この「秋は夕暮れ...」を体感できる場所だと思います。

昔はビルなどありませんから、鳥の群が夕日の中を飛んでいく姿をたくさん見たのかもしれません。

そういう意味で、藤前干潟は日本の原風景を感じさせる部分があります。

秋といえば、紅葉や栗などの美味しい食べ物などが挙げられますが、藤前干潟に来て、おっきな夕日をバックに鳥たちが飛んだり、ごはんを食べたりしている姿を見てみませんか。

(※夕日と干潟が出るタイミングを事前にチェックしてから来て下さいね。天気も重要ですよ!)

カメラもあれば、風流な写真を撮るチャンスですよ♪

おっきな夕日は、これからの時季ということで、私もこれからチャンスを狙いたいと思います!

(夕方せっせと干潟の中のごはん(ゴカイなど)を捕まえるトウネン。結構くちばし突っ込みますね~。)

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