ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2017年10月

16件の記事があります。

2017年10月14日アクティブ・レンジャー写真展☆上高地で開催中!! 

中部山岳国立公園 佐藤怜子

秋も深まり、上高地のカラマツも黄色く染まってきております。

本日はあいにくの雨ですが、雨の日は木々の葉がしっとり濡れて光沢が増すので、晴れの日には見れない美しさを見ることができます♪

また、黄色に関しては、雨や曇の日の方がより一層くっきりと輝いて見えますよ(^^)

※あくまで佐藤の個人的な意見です。晴れの日は、当然美しいです。

  

さて、只今上高地インフォメーションセンターの2階展示スペースではアクティブ・レンジャー写真展を開催しております。美しい景色や、仕事の様子などの写真に併せて、環境省の仕事や取り組みの紹介、国立公園の説明などのパネルを展示しております。

紅葉のピークを迎えた上高地と一緒に、ぜひ写真展開場へも足をお運び下さい!

【展示の様子】写真やパネル、ライトの配置にも気を配って展示しました。

 

【階段登り口】お気軽に昇って下さい!  【来場者の様子】じっくり見てくれています。

 

「これは○○だね」「こっちは○○なんだね」などと指さしながらじっくり見て下さる方もいて、とても嬉しく思い、思わず「後ろから写真撮ってもいいですか!?」と声を掛けました。※それが掲載写真です。

ぜひ、紅葉と写真展併せて〝秋の上高地〟を満喫しに来て下さい!

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2017年10月13日未開の地、堂津岳を調査

妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子

もう10日も前の事になってしまいましたが、10月3日(火)に長野市鬼無里(きなさ)の奥地にある「堂津岳」へ登山道調査へ行ってきました。

○堂津岳について詳細はこちら

 

鬼無里といえばミズバショウとブナで有名な奥裾花自然園

沢山のブナがあるので、紅葉の時期もとっても気持ちよく散策できる場所です♪

 

そんな奥裾花自然園のメインの入口の横から、実は堂津岳の登山道へつながる道が・・・

(堂津岳は雪の残る"春"に登る方が多い山です)

01登山開始! 02まだここは奥裾花自然園内

 

さすがブナで有名な奥裾花自然園。登山道の始まりも道がとってもきれいです!

03ブナがきれい 04良い森

 

この日は雨だったこともあり、道ばたのキノコやコケもぬめっと映えます。

05ぬるっとナメコ 06ぴかっとコケ

 

稜線にたどり着くと、とっても太くて立派なダケカンバやネマガリダケが沢山!

07でっかいダケカンバ 08とっても太いネマガリダケ

 

登山口から歩くこと2時間半ほど、「奥西山(1616.5 m)」山頂に到着!

標識なし、三角点のみですが、ここが山頂です!シンプルis BEST !!!

09奥西山の山頂です! 10奥西山の三角点!

 

今日の目的地は「堂津岳」。ここから稜線をさらに1時間半ほど歩きます。

気持ちいい稜線でアップダウンはありませんが、眺望はほとんどありません。

11気持ちの良い稜線 12眺望は。。。

 

あと500mで山頂!という岩場。少し切り立っており、危ない箇所。

「天気が良ければ周りの山がきれいに見えるんだろうなぁ・・・」と思いを馳せながら、慎重に通ります。

13きっと景色はいいのです 14ちょっと危ない岩場

 

さてここからが正念場・・・なんと500mずっと雨の中"やぶこぎ"!!!

15やぶこぎ! 16やぶやぶこぎこぎ

ちょっと目を離すと前の人が見えなくなりますTT気合いで進みます!!!

 

やぶこぎすること30分・・・道が開けました!

ついに堂津岳(1926.5 m)の山頂に到着\(^O^)/ヤッター

17もしやここが山頂!? 18ヤッター山頂到着!

 

三角点をなんとか発見!堂津岳の山頂にはなんと標識!?もありましたー!

19これは堂津岳の三角点では-! 20堂津岳の標識!?

 

過酷な1日も終わり、無事下山することができました。

道中出会った生きもの達も心なしか疲れ顔?

21げこげこ 22貝!?

 

ぜひ、紅葉の鬼無里へもお立ち寄り下さい。

○鬼無里のイベント情報はこちら

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2017年10月13日南伊勢町の特別保護地区を調査

伊勢志摩国立公園 志摩 アクティブレンジャー 半田俊彦

国立公園には「特別保護地区」といって厳正に景観を保護する地区が指定されています。

伊勢志摩国立公園の特別保護地区は、

内陸部にある伊勢神宮宮域林などの森と、南伊勢町の海岸部に指定されています。

しかし南伊勢町の特別保護地区は離島や半島の先端部など歩いて行けない場所が多く、

なかなか訪れることが出来ません。

そこで先日、伊勢志摩国立公園パークボランティアの活動として、

船をチャーターして南伊勢町神前浦の海岸部を調査してきました。

この日は曇天で暑くもなく、また海面は鏡のように穏やかでした。

まさに海の調査日和です。

「定ノ鼻」と呼ばれている岬の先端部です。

人為による改変がいまだ入らない原生に近い自然を残しており、

厳正な景観の保護を図る必要性の高い地域として

特別保護地区に指定されています。

「弁天島」という無人島です。

周囲はほとんど断崖となっており、常緑樹の巨木やウバメガシの高木、

海岸性のスダジイ林なども存在することなどの理由から、

特別保護地区に指定されています。

しかし、訪れてみるとカワウの営巣などによって大きく被害を受けていました。

「飛鳥池」という海跡湖のある浜です。

ここは第一種特別地域に指定されています。

伊勢志摩地域では、堤防などの人工物が全くない浜は珍しい場所です。

飛鳥池の様子です。

海水の流入がほとんどないようで、水は緑色に濁っており、

水生植物としてはセキショウモだけが見られました。

チョウジソウです。

レッドデータブックに記載される絶滅危惧種ですが、

有毒でシカによる食害を受けないため増えているそうです。

モロコシソウです。

三重県では絶滅危惧種になっています。

これもシカによる食害を受けない植物です。

サカキカズラの大木です。

熱帯のような景観ですね。

伊勢志摩国立公園では珍しく、

人の手がほとんど入っていない原生に近い自然を感じられた一方で、

シカやカワウなどの動物による害についても考えさせられた調査でした。

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2017年10月13日白山国立公園のすてきな山「奈良岳」をご紹介♪

白山国立公園 大石佳織

みなさん、こんにちは。

白山周辺では紅葉シーズンを迎えています。
近頃冷え込みが激しくなり、朝の気温が10℃を下回ることもあります。白山国立公園にお越しになる際は、防寒対策を忘れずに!

さて、皆さんは奈良岳(ならだけ)という山をご存知でしょうか?
白山国立公園の最北端エリアにある山で、富山県南砺市と石川県金沢市の境に位置しています。 標高は1,644m。あまり高くはありませんが、いろんな意味で「甘くみてはいけない山」です!

この奈良岳へ101日に白山国立公園のパークボランティアの皆さんと清掃登山に行ってきたので、紹介したいと思います。
奈良岳
(やさしそうに見える奈良岳。10月1日撮影)


登山口は富山県南砺市のブナオ峠(標高976m)にあります。この付近にはブナ林が広がり、登りはじめはブナの黄葉を楽しむことができます。朝日が差し込むブナ林歩きは気持ちがいいですよ。
ブナオ峠から登り始めてすぐのブナ林
101日はまだ黄葉していませんでした。)

登り始めてすぐの急な登りを乗り切ると大門山(だいもんざん)との分岐に到着します。
ここから赤摩木古山(あかまっこやま)、見越山(みこしやま)を経て奈良岳を目指すわけですが「登っては下る」を繰り返すことになります。

これがなかなかハードで、ココロとカラダの両方に堪えます。
登山口と奈良岳の単純な標高差は600mほど。
しかし、累積の標高差はなんと約1,400m
砂防新道から白山山頂まで日帰り登山するのとあまり変わりません。
これが「甘くみてはいけない理由」のひとつです。


そして、もう一つの「甘く見てはいけない理由」は登山道の雰囲気です。
急登あり、露岩(岩がむき出しの場所)の道あり、ササあり・・・等々、山らしさを感じられる道なのです。登山される方は入念な準備をして登ってくださいね。
見越山への登り。赤摩木古山側から撮影。
見越山への急な露岩の登り。写真で険しさを上手く伝えられないのが悔しいです・・・)


しかし何と言っても最大の「甘く見てはいけない理由」は、このコースの眺望の良さです。
山頂からはもちろん、登山道からもココロとカラダの疲れを吹き飛ばす最高の景色を存分に楽しむことができます。 北アルプス、乗鞍岳、御岳山を見渡すことができますし、赤摩木古山まで行けば白山も望むことができます!

ちなみに私のイチオシは「大笠山(おおかさやま 標高1,821m)」です。今回、登ることはできませんでしたが、稜線を歩いている最中ずっと堂々とした山容を見せてくれ、すっかり好きになり、いつか登ろうと決めました♪
大笠山
(大笠山。赤摩木古山付近から101日撮影)
なお、大笠山は富山県南砺市にある桂湖から登ることをおすすめします♪


今回紹介した奈良岳までのコースは、赤摩木古山から奈良岳の間が特に大変です(でした)。赤摩木古山までの往復でも十分楽しめるので、ご自身の体力や体調、時間とよく相談して楽しい登山をなさってくださいね♪

なお、
ブナオ峠に向かう道路は幅員が狭くなっています。また、これからの季節、うっすらかもしれませんが降雪の可能性もあります。道路情報はしっかりチェックし、対策を考えてお出かけください。

*** 登山情報 *****************************

■マイカー規制
白山国立公園での
今年度のマイカー規制(石川県白山市 市ノ瀬~別当出合)は109日で終了しました。

■山小屋の営業期間

白山の山小屋(白山室堂・南竜山荘)は1015()で今年度の営業を終了します。
詳細は各小屋予約センターへお問い合わせください。
**************************************

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2017年10月12日信州新町で出張講義

妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子

先週、10月4日(水)に長野市の信州新町で「外来生物」について出張講義をさせていただきました。国立公園外ではありますが、戸隠や飯綱高原地域と同じ"長野市"の信州新町。事例紹介など実際の現場の様子をお伝えするため、私たちも伺いました。

 

信州新町支所に着くととっても前衛的なオブジェが・・・!見る人によってカマキリかトカゲか・・・などなど受け取り方は様々です。

01信州新町オブジェ

 

信州新町に関わるみなさんと長野県の自然保護レンジャーの方々へ向けての講義です。

02今回の講座のみなさn

 

今回は長野自然環境事務所(戸隠自然保護官事務所の上部の事務所です)の野生生物課から外来生物を担当している松元レンジャーも登場です!

03松元さんです

 

質疑応答も活発にあり、みなさん真剣に外来生物問題などに取り組んでくださっていることが伝わってきました。

 

講義のあとは、なんとケーブルテレビの取材!

松元レンジャー、梅田レンジャー、前田の3人全員インタビューを受けました!笑

04ケーブルテレビの取材受けちゃいました!

 

最後は信州新町のゆるキャラ「めん子ちゃん」と「イケめぇんくん」に別れを告げて・・・。

05めん子ちゃんとイケめぇんくん

 

信州新町にも化石博物館があります。戸隠地質化石博物館ともつながりが深い場所です。ぜひ合わせてお立ち寄り下さい!

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2017年10月12日レンジャー写真展@南伊勢町

伊勢志摩国立公園 アクティブレンジャー 半田俊彦

中部地方環境事務所では、

白山国立公園、伊勢志摩国立公園、藤前干潟国指定鳥獣保護区の

レンジャーとアクティブ・レンジャーが撮影した写真を

巡回展示する写真展を毎年開催しています。

9月末より伊勢志摩国立公園の南伊勢町における展示が始まりました。

また、写真展開催期間の特別企画として、

9月26日に「レンジャーと作ろう!地球生きものおりがみ」を開催しました。

南伊勢町町民文化センターのロビーです。

昨年度に改修されてとても明るくなりました。

風景と生きものをテーマに、全部で36点の写真を展示しています。

展示をしてすぐにお客様が集まってきてくれました。

おりがみ教室は主に地元の小学生を対象にして行いました。

講師を務めるのは麻生ARです。

伊勢志摩国立公園のパークボランティアさんにもお手伝いいただきました。

作成したおりがみの一部はメッセージを書いて

南伊勢町の風景の写真に貼ってもらいました。

この写真展は11月には鳥羽市でも開催します。

ぜひ御覧いただきたいと思います。

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2017年10月10日【参加者求む】10月15日 自然観察会「市ノ瀬で山の恵みを感じよう」のお知らせ

白山国立公園 鈴木 政裕

こんにちは。

鈴木です。

白峰に来てから半年が経ちました。

もうすぐ恐れていた冬がやって来ます!

この時期になるとクサギカメムシが集落中を飛び回り、越冬のための場所を探します。

今朝は家の窓ガラスに5匹以上くっついていました。

室内に侵入されるのも時間の問題です...

さて、皆様に1つお知らせがあります。白山市白峰で活動する白山しらみね薪の会の協力を得て、炭窯ツアー体験等を通じて里山と人との関わりについて理解を深めるための自然観察会を10月15日(日)に実施します。

実施内容は主に2つのプログラムからなり、1つは「炭窯ツアー」で、市ノ瀬近くにある岩屋俣谷園地で自然観察をしながら、かつて使われていた炭窯についての解説を行います。

2つ目の「山の恵みを知ろう」というプログラムでは市ノ瀬で薪を使って火を焚き、木の実を調理して食べるというものです。普段の生活ではなかなか食べられないブナの実やシバグリを是非一度味わっててみてください!

参加締め切りは10月12日なので参加したい方は早めにお申し込み下さい。

ご連絡お待ちしております!

詳しくはこちらhttp://chubu.env.go.jp/to_2017/post_104.html

白山自然保護官事務所 担当:鈴木

住所:石川県白山市白峰ホ-25-1(受付時間:8:30)

電話番号:076-259-2902 FAX:076-259-2085               

E-mail:MASAHIRO_SUZUKI@env.go.jp

申し込み方法:電話又はFAXか郵送かE-mailで申し込みをしてください。

申し込み締切:平成29年10月12日(木)17:00時まで

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2017年10月10日雨飾山、登山道に携帯トイレブースができました!

妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子

ぐぐぐっと冷え込んだ先週。

各地で紅葉も一気に進んで、毎日が違う風景になっていきますね!

 

そんな先週、雨飾山には荒菅沢手前の登山道脇に「携帯トイレブース」ができました!

昨年のようにテント式ではなく、組み立て式の丈夫なものです。

今年は試験運用ということで、繁忙期の10月のみ設置します。

01ブース完成! 02ブースの内装

 

中に入ると天井がとっても素敵!まるでどこぞのcaféのようです♪トイレ内がとても明るいので快適です♪透明ですが、色はこげ茶色で景観にもしっかり配慮しています。

03素敵な天井 04ブースの中、明るいです

 

いつも草刈りなどの登山道整備を行っていただいている地元の方々に、パネル一枚一枚を背負っていただいて、設置場所まで担ぎ上げました。

05パネルを背負います 06パネル歩きます

パネルが歩いているみたいに見えるので、絵面はちょっとシュールです・・・(笑)

 

パネルの重さは約25kg!これを担いで約2時間登山道を歩くので、大変な重労働です。

梅田Rも背負ってみました。様になってます!

しかしパネルは屈強な小谷の皆様におまかせして、私たちは工具などの小物を運びます。

07Rも背負ってみます! 08やっぱり工具を背負います

 

目的地に着くと、さっそく足場作り開始。

09足場づくり開始 10あっという間に

 

みるみるうちに組み上がって行きます。。。

11またたく間に・・・ 12屋根をはめたら完成!

 

完成!と思いきや、足場周りを使いやすいように倒木などで整地!さすがです!

13使いやすいように周りも・・・ 14整地してます

 

作業完了!皆さん本当にお疲れ様でした!そしてありがとうございました!

15ブナ平でひと休憩 16お疲れ様でした!

 

帰り道では、美味しい出会いと嬉しい出会いもありました♪

17美味しい出会い 18嬉しい出会い 

(左がブナハリタケ、右はミヤマクワガタです)

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2017年10月10日秋の干潟

国指定藤前干潟鳥獣保護区 西部理恵

だんだんと半袖では寒くてつらい季節になってきましたね。

藤前干潟からこんにちは。

アクティブ・レンジャーの西部です。

この間、潮の良い日に保護区の巡視をしながら秋の藤前干潟の生きものの様子を見てきました。

この時期は、渡去するシギチドリ類も多いですが、まだまだ残留組も残っていますし、代わって飛来するカモ類もいるので、なんだか賑やかな様子。先日はヨッシ―こと吉塚ARが干潟の人気者トビハゼのことを紹介していましたが、まだ寒さが本格的ではないので、カニやトビハゼといった干潟の小さな生きものたちも元気に動き回っていて、干潟の観察が楽しい季節です。

干潟に飛来したハマシギ

<ちょうど干潟に飛んできたハマシギの群れ>

その日は朝、早めに巡視に出ていくと、途中で鳥獣保護区管理員さんにバッタリ。天気も良く、潮も良い日は、皆干潟に集まります!

藤前干潟で活躍する鳥獣保護区管理員さんは5人いらっしゃるのですが、鳥獣の専門家として保護区を巡視していただいており、いろいろな情報を私たちに教えてくれる貴重な存在です。この日はシギチドリ類のほかカモ類も飛来し干潟が賑やかだという情報をさっそく入手しました。

途中、台風で一部ダメージを受けていたヨシ原の状況も確認しましたが、徐々に回復してきている模様。

しかし、河川の増水によって干潟に堆積していたゴミが増えました。そうした情報も定期的に鳥獣保護区管理員さんから報告されますが、やはり拾っても拾っても溜まります。現在、藤前干潟に溜まっているゴミは河川などから流れ着く漂着ゴミがほとんどですが、中には不法投棄されたゴミもあります。

海岸漂着ゴミ

<台風で倒れたヨシの上に枯れたヨシや流木などの自然ゴミとプラスチック製品などの人工ゴミが堆積する>

ゴミ問題については、語りだすと長くなってしまうのでまた別の機会に。

ちなみに、1021(土)には、毎年春と秋に開催されている「藤前干潟クリーン大作戦」というボランティアイベントがあります。市民団体が呼びかけ、行政、企業、自然保護団体や地元住民の方々が協力して行っている清掃活動です。興味のある方は、ぜひご参加ください。

話が脱線してしまいましたが、私たちは巡視の際に、渡り鳥など生きものの情報だけでなく、こうしたゴミの状況や鳥獣保護区であることを示す制札などが破損していないか、といった現場の状況も把握し関係者の間でで情報共有しています。

さて、ゴミの堆積状況を見ると気分も沈んでしまうのですが、この日はいろんな鳥が干潟に入って賑やかだ、ということでしたので、気をとりなおして先に進みます。ここからは、この日見られた藤前干潟の生きもの風景を一気にご紹介していきましょう。

オグロシギ

<干潟の遠いところにシギチを発見!ピンボケですが、手前側の4羽はオグロシギ。私にとってはオオソリハシシギとの見分けが・・・難しい!>

オナガガモの飛翔

<オナガガモ:まだ数は少ないですが、ピンと伸びた尾が特徴。首が細長く、個人的には泳いでいる姿がとても優雅で好きなカモです。>

ハシビロガモの飛翔

<ハシビロガモ:20羽ぐらいが群れていました。まだエクリプスの個体が多くて雄雌の区別が難しい>

※エクリプス:エクリプスとは、主に繁殖期後半に風切が一斉に抜けて飛べなくなる時期に、外敵から身を守るためにオスがメスと同じような地味な羽色になることを言う。日本に飛来する頃には次の繁殖に向けて徐々に繁殖羽へと変化している途中であることが多く、まだ地味な羽の個体が多い。

トウネンとヤマトオサガニ

<トウネンとヤマトオサガニ:こうしてみるとトウネンって小さな鳥なんですね。羽繕いに一生懸命でした>

キリアイ2羽

<この写真だけ次の日に撮影した写真:藤前干潟では数が多くないので見られたらラッキーなキリアイ。トウネンと良く似た姿をしていて、トウネンの群れと一緒にいると私にはさっぱり見つけることが出来ません・・・>

ヤマトオサガニ

<甲羅干し中のヤマトオサガニ。背は泥がカラカラに乾いて真っ白。干潟に同化していますが、目が慣れてくると沢山のヤマトオサガニを見つけることが出来ます。>

干潟からヨシ原にかけて連続した自然環境のある場所では、ヤマトオサガニだけでなく、チゴガニやコメツキガニ、アシハラガニやクロベンケイガニといったたくさんのカニが生息しています。

先日(9月23日)は、稲永ビジターセンターで「カニパラダイスへレッツゴー!」というなんとも楽しい観察会もあって、まだまだ元気に動き回るカニたちをみんなで観察して楽しみました。

2017年9月23日カニパラダイスへレッツゴー

<9月23日開催の観察会の様子:まずは堤防の上から静かにカニの行動観察>

藤前干潟では、こんな風に漂着ゴミにも負けずに今日もたくさんの生きものが暮らしています。

けれど、ゴミがどんどん増え続けると、いつか彼らの生きていく場所を奪ってしまうことになるかもしれません。

藤前干潟のレンジャーの口癖、「ゴミを出すのも人間、拾うのも人間」。

動植物はゴミを拾うということは出来ないので、人間が拾わない限り無くなることはありません。いつかは私たちに跳ね返っても来る問題でもあるので、日ごろからゴミを減らすなどの心がけをしていきたいですね。

というわけで、先ほども少し書きましたが、近々、藤前干潟では大規模なゴミ拾いボランティア活動が行われます。我々自然保護官事務所のメンバーも参加し、ゴミ拾いの後には干潟観察会を行います。興味のある方は、ぜひご参加ください。

■藤前干潟で行われる今後のイベント

<藤前干潟の清掃活動「藤前干潟クリーン大作戦」>

 日 時:平成29年10月21日(土)

 場 所:愛知県名古屋市港区

申込み:当日受付

 問合せ:藤前干潟クリーン大作戦実行委員会事務局

TEL:090-8421-1037

     MAIL:suzuki.1@re.commufa.jp

詳 細:http://cleanupfujimae.jimdo.com/

 主 催:藤前干潟クリーン大作戦実行委員会

<藤前干潟 藤前活動センターと稲永ビジターセンターの企画展>

 藤前活動センターと稲永ビジターセンターでは、企画展を実施中です。

 藤前干潟の不思議な生きものたちのことや、生きものたちを苦しめるゴミの話など、

 企画展をとおして、今の藤前干潟を知ることが出来る展示になっています。

★ 藤前活動センター ★

「ガタモン・ワールドにようこそ!~干潟の小さな生きものが果たす大きな役割~」

 藤前干潟に生息する大きさ数ミリの生きものたち「ガタモン」。

 小さな生きものたちの世界をのぞいてみよう!

 期 間:平成29年7月30日(日)~12月17日(日) 9:00~16:30

     (毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、第三水曜日は休館)

 場 所:藤前活動センター2階(名古屋市港区藤前2-202)

 入館料:無料

問合せ:藤前活動センター

     TEL:052-309-7260、FAX:052-309-7261

★ 稲永ビジターセンター ★

「ゴミファイターになろう!」

 ゴミ埋め立てから保全された干潟という歴史を持つ藤前干潟。

 しかし、生活の中でどうしても出てしまうゴミを減らすにはどうする?

 すごろくやみんなのアイディア募集など、楽しみながら学ぼう!

 期 間:平成29年8月1日(火)~10月31日(火) 9:00~16:30

     (毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、第三水曜日は休館)

 場 所:稲永ビジターセンター1階(名古屋市港区野跡4-11-2)

 入館料:無料

問合せ:稲永ビジターセンター

     TEL:052-389-5821、FAX:052-389-5822

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2017年10月06日鏡池どんぐりハウスで写真展はじまりました!

妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子

ぐっと寒くなって一気に紅葉が進んでいます。

戸隠事務所でもついにストーブのスイッチを入れました・・・(ToT)

 

10月2日(月)に戸隠の鏡池どんぐりハウスで写真展の設営を行いました。

01どんぐりハウスで設営中

 

どんぐりハウスは戸隠の鏡池にあるオシャレなカフェです♪

02どんぐりハウス入り口

 

支配人からのお声がけで、秋のお客さんが最も多い時期に写真展を開催させていただけることになりました。

03写真展看板

 

2階のギャラリーで11月中旬の閉館まで開催しています。

入場無料ですので、ぜひ一度足をお運び下さい!

04ギャラリースペースの様子

 

※鏡池では、10月の土日祝日は交通規制を行っています。

シャトルバスをご利用下さい。詳細はこちら

 

ちなみに・・・今日鏡池に行ったらニホンザルの群れに遭遇しました。

05サルの親子

 

秋の行楽シーズンはぜひ妙高戸隠連山国立公園へ♪

イベント情報はこちら

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