2016年10月13日
2件の記事があります。
2016年10月13日藤前干潟でモニタリング調査
国指定藤前干潟鳥獣保護区 西部理恵
みなさま、藤前干潟からこんにちは。
アクティブ・レンジャーの西部です。
私たち名古屋自然保護官事務所では、毎月1回、干潟の底泥に生息する生きもの達のモニタリング調査を実施しています。研究としてやっている調査ではないので、簡略化された調査になりますが、それでも干潟に生きる生きもの達がどんな生活をしているのかを知ることが出来る楽しい調査です。
とはいえ、暑い夏には太陽を恨み、寒い冬には伊吹おろしとの闘いを繰り広げ、、、、楽しいとばかりも言っていられないのが現実です。
写真は、先月9月16日の調査のときに撮影したもので、平賀ARが集めた泥と格闘しているところです。
こうやって作業していると、地元の方達が寄ってきて物珍しげに見ていかれます。中には話しかけてくれる方もおり、生きものがいるんですよー、と言って見せたりすることもあります。
この日は、前日が十五夜のお月見という日。大潮でかなり潮が引いたため、広い干潟が拡がりました。
この時期、断然増えてくるのは、小さな小さなカワザンショウガイの仲間達。
これらをソーティング(分類し数えること)するのは、一苦労です。
そして、調査の合間に目を楽しませてくれるのは、干潟の魚・トビハゼ。
小さな子どものトビハゼ達があちらこちらでぴょんぴょん跳びはねます。
<トビハゼ:岸壁に擬態しているみたいですね!すぐ近くまでやってきました♪>
<アシハラガニ:残念ながら、ゴミが多いのです。でも、力強く生きています。>
稲永ビジターセンターには、モニタリング調査のやり方や調査結果などをパネルにして展示しています。
稲永ビジターセンターにお越しの際は、チェックしてください。
★今後の藤前干潟のイベント情報は、藤前干潟のホームページでチェック!★
10月に入り白山周辺も一気に秋が深まりました。日中もだいぶ肌寒くなり、そろそろストーブがほしいです。
さて、白山自然保護官事務所では昨年好評だった薪割り体験を白山しらみね薪の会との共催で今年も行います。秋の市ノ瀬で薪割りと自然観察を一緒に楽しみませんか?
「市ノ瀬で薪割り体験~山の恵みを感じよう~」
【日時】平成28年10月30日(日)9:00~13:00
【場所】市ノ瀬園地(石川県白山市白峰)
集合場所:市ノ瀬ビジターセンター
【内容】①炭窯ツアー
炭窯の歴史と周辺の自然について解説をしながら秋の岩屋俣谷園地を散策します。
②薪割り体験
薪作りと環境保全について解説した後、実際に薪割り機を使用して薪割り体験をします。
③山の恵みを知ろう
実際に薪を燃やしてみたり、山で採れた木の実を試食して自然の恵みを感じます。
【定員】20名(小学生~一般、小学生は保護者同伴)
【参加費】100円(傷害保険代)
詳細はこちらをご覧ください↓
チラシ(薪割り).pdf
昨年のようすはこちら↓
2015年8月14日付「薪割り体験イベントを開催しました!」http://chubu.env.go.jp/blog/hakusan/a-hakusan/index_2.html
今年は「山の恵み」がテーマです。普段あまり気にすることは無いかもしれませんが、実は私たちは山からたくさんのものをわけてもらって生活しています。建物や家具に使う木材に、山菜、キノコ、木の実といった美味しい食べもの、挙げてみるとたくさんありますね。特に会場である白峰は山に囲まれた集落で、山との関わりがとても深い地域です。かつては山にこもり木を伐りだして炭を作り生活を営んでいたそうです。そんな昔の人の生活についても薪割りをとおしてふれてみましょう。
申し込み・お問い合わせは白山自然保護官事務所までお気軽にどうぞ♪
参加お待ちしております!
白山自然保護官事務所:076-259-2902