中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
1件の記事があります。
「うわ―――。。。 すごい。。。」
みなさん、ただただ、感嘆するだけ―――。
ため息ばかりが出てきます。
先日、「【山の日制定記念】赤谷の森 巨樹・巨木を見にいこう!」
という行事に参加してきました。
専門ガイドの案内で、初秋を迎えた森の中を、
様々な生き物たちの痕跡をたどりながら、てくてくと。。。
するとーー
【クロスズメバチの巣があった穴】 【アカネズミなどが行き交う根っこ】
●仕掛けていたセンサーカメラに写っていたものは・・・
センサーカメラに写っていた生き物の中で、
とある生き物は、森の中にこんな痕跡を残していました。
さて、この生き物は、なんでしょう?
【ブナの木にある黒い点々(爪痕)】【フン。実が成る時期と種子の様子から、食べた物は、ウワミズザクラかも知れません】・・・正解は、ツキノワグマ。
この写真のブナの木には、爪痕が沢山あるので、クマが、相当、気に入っているようです。
数あるブナの木の中で、この木だけが、爪痕が多いようです。
「ブナの実を食べるなら、この木!」と、
クマの間で噂になっている木かも知れません!?
この他、センサーカメラには、
ニホンシカ、ヤマネ、ムササビ、アナグマなどが写っていました。
普段、森の中を歩いていると、主に目がいってしまうのは、植物や野鳥ですが、
センサーカメラのおかげで、その同じ森の中に、違う世界が写し出されたかのよう。
とある写真を見ると、ブナの大木の洞を、
人間が覗いていたのと同じように、アナグマも中を覗いていました。
●「ご神木にする」というヒトの気持ち・・・
森が生まれ変わっていく様や、
沢沿いが好きな樹木(サワグルミ、カツラなど)を観察し、
昔の渓流の流れを想像しながら・・・ てくてくと。。。
「あー、ひとつ、ひとつの生き物の躍動を感じるなあー」と、感動していた矢先、 ドオ――――――― ンンン!!!
みなさん、ため息ばかりが出てきます。
地元の方は、この木をご神木とし、長い間、絶対に伐らないようにしているそうです。
「万一、伐ってしまうと下流が荒れてしまう」という言い伝えを守りながら。
きっと、このような気持ちがあるからこそ、
森の生き物たちの暮らしも、守られているのでしょう―――。
感嘆のため息の中には、
何百年という、森が営まれている時間の長さへの、畏敬の念も含まれているようでした。
*今回の行事は、林野庁関東森林管理局 赤谷森林ふれあい推進センター主催の行事です。 「赤谷の森」とは上信越高原国立公園内にあり、赤谷プロジェクトとして、地域・自然
保護団体・国有林管理者という立場が異なる三者が供に協力し合いながら活動(調査・ 研究・環境教育)をしている国有林(約1万ヘクタール)のことです。 【問合わせ先】赤谷森林ふれあい推進センター TEL 0278-60-1272
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、上信越高原、妙高戸隠連山、中部山岳、白山、伊勢志摩国立公園があります。
「うわ―――。。。 すごい。。。」
みなさん、ただただ、感嘆するだけ―――。
ため息ばかりが出てきます。
先日、「【山の日制定記念】赤谷の森 巨樹・巨木を見にいこう!」
という行事に参加してきました。
専門ガイドの案内で、初秋を迎えた森の中を、
様々な生き物たちの痕跡をたどりながら、てくてくと。。。
するとーー
【クロスズメバチの巣があった穴】
【アカネズミなどが行き交う根っこ】
●仕掛けていたセンサーカメラに写っていたものは・・・
センサーカメラに写っていた生き物の中で、
とある生き物は、森の中にこんな痕跡を残していました。
さて、この生き物は、なんでしょう?
【ブナの木にある黒い点々(爪痕)】
【フン。実が成る時期と種子の様子から、食べた物は、ウワミズザクラかも知れません】
・・・正解は、ツキノワグマ。
この写真のブナの木には、爪痕が沢山あるので、
クマが、相当、気に入っているようです。
数あるブナの木の中で、この木だけが、爪痕が多いようです。
「ブナの実を食べるなら、この木!」と、
クマの間で噂になっている木かも知れません!?
この他、センサーカメラには、
ニホンシカ、ヤマネ、ムササビ、アナグマなどが写っていました。
普段、森の中を歩いていると、
主に目がいってしまうのは、植物や野鳥ですが、
センサーカメラのおかげで、その同じ森の中に、違う世界が写し出されたかのよう。
とある写真を見ると、ブナの大木の洞を、
人間が覗いていたのと同じように、アナグマも中を覗いていました。
●「ご神木にする」というヒトの気持ち・・・
森が生まれ変わっていく様や、
沢沿いが好きな樹木(サワグルミ、カツラなど)を観察し、
昔の渓流の流れを想像しながら・・・ てくてくと。。。
「あー、ひとつ、ひとつの生き物の躍動を感じるなあー」と、感動していた矢先、
ドオ――――――― ンンン!!!
「うわ―――。。。 すごい。。。」
みなさん、ため息ばかりが出てきます。
地元の方は、この木をご神木とし、
長い間、絶対に伐らないようにしているそうです。
「万一、伐ってしまうと下流が荒れてしまう」という言い伝えを守りながら。
きっと、このような気持ちがあるからこそ、
森の生き物たちの暮らしも、守られているのでしょう―――。
感嘆のため息の中には、
何百年という、森が営まれている時間の長さへの、畏敬の念も含まれているようでした。
*今回の行事は、林野庁関東森林管理局 赤谷森林ふれあい推進センター主催の行事です。
「赤谷の森」とは上信越高原国立公園内にあり、赤谷プロジェクトとして、地域・自然
保護団体・国有林管理者という立場が異なる三者が供に協力し合いながら活動(調査・
研究・環境教育)をしている国有林(約1万ヘクタール)のことです。
【問合わせ先】赤谷森林ふれあい推進センター TEL 0278-60-1272