ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2016年6月17日

4件の記事があります。

2016年06月17日水の色は何色?

上信越高原国立公園 アクティブレンジャー則武 敏史

こんにちは、上信越高原(じょうしんえつこうげん)国立公園の志賀高原地区担当です。


志賀高原の池で、面積の最も広い池は「大沼池」(おおぬまいけ)です。この池は水の色が素敵です。6月1日の水の色はコバルトブルーでした。

<水の色には関係ありませんが、ここはヤッホーポイントです。やまびこが返ってきます。大きな声を出すのは勇気がいりますが、ぜひやってみてください。>


池を見る場所や光の当たり方によっても水の色が違って見えます。



今回、素敵な色の湖面を見ることが出来ましたが、エメラルドグリーンに見えることもあるそうです。


<大沼池は、池の向こうに見える志賀山の噴火によりせき止められてできた池です。高校生が池めぐりコースを歩いてきて、大沼池のほとりで昼食を食べ始めるところでした。>



さて今回、私は、大沼池入口バス停から未舗装の林道を約1時間歩いて大沼池畔に着き、そこからレストハウス(休憩所)までほぼ平坦な山道を約15分歩きました。大沼池入口バス停の標高は約1,560m、大沼池の標高は約1,720mです。


高校生が歩いてきた「池めぐりコースは」、大沼池を通るコースの一つで、志賀高原を代表するトレッキングコースと言われています。硯川から大沼池入口までは約10km、所要時間は約3時間30分です。

なお、池めぐりコースで現在使用可能なトイレは「硯川」、「大沼池」、「大沼池入口バス停」にあります。「四十八池湿原」のトイレは冬季閉鎖中(10月下旬から6月下旬)です。ご不便をおかけしますが、ご理解くださいますようお願いいたします。



志賀高原でも植物の開花が例年より早く進んでいるようです。グリーンシーズンも志賀高原へお出かけください。


<お知らせ>

1「登山計画書の提出が義務付けられます」

長野県は、長野県登山安全条例第20条第1項の規定により、遭難の発生のおそれが高いと認められる山岳の登山道を指定登山道として指定しました。平成28年7月1日より指定登山道を通行しようとするときは、登山計画書の提出が義務付けられます。指定登山道については長野県のページをご覧ください。

<http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/tozanjorei/shiteitozando.html>


2「8月11日は国民の祝日 山の日」

今年が祝日になって最初の年です。中部山岳(ちゅうぶさんがく)国立公園の上高地(かみこうち:長野県松本市)で第1回山の日記念全国大会が開催されます。


3「7月第4日曜日(今年は7月24日)は 信州山の日」



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2016年06月17日須坂市にレンゲツツジの大群落があります

上信越高原国立公園 アクティブレンジャー則武 敏史

こんにちは、上信越高原(じょうしんえつこうげん)国立公園の志賀高原地区担当です。

志賀高原地区の担当範囲は、志賀高原のある山ノ内町だけでなく、その周辺の高山村、須坂市、木島平村、野沢温泉村、栄村も含みます。

今回は、須坂(すざか)市の話題です。


須坂市の「五味池破風高原(ごみいけはふうこうげん)」には「長野県最大規模のレンゲツツジの大群落」があり、見頃となっています。

五味池破風高原は広く、標高差があるため、標高の低い所のレンゲツツジの見頃が終わっても、標高の高い所は今から見頃を迎えるというように、鑑賞できる時期が長いのが特徴です。


<6月2日、標高の最も低い所にある大池で撮影>


<同じ日に撮影した、標高の高い所のレンゲツツジ群落。ほとんど花が咲いていないので、どこにレンゲツツジがあるのか写真では分からないかもしれません。花が咲くとどういう景色になるか楽しみです。

この写真の場所からは、天気の良い日は、北アルプス、北信五岳、善光寺平の素晴らしい眺望を得られます。>


なお、五味池破風高原への道路は山の中を通るカーブの多い道です。お気を付けてお出かけください。 

また、今年度から【環境保護協力金】として、土地所有者が1名200円(高校生以上)の協力をお願いしています。


■五味池破風高原の詳細は須坂市観光協会のページをご覧ください。

<http://www.suzaka-kankokyokai.jp/contents/midokoro/20.html>

<http://blog.suzaka.jp/kanko>

・最新情報(6月15日)では、標高的には中程度のところにある、あずまや・管理棟(つつじハウス)周辺は「見頃(満開・一部散り始め)、後1週間程度は楽しめそうです。」とのことです。



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2016年06月17日志賀高原には天然記念物のシナノキがあります

上信越高原国立公園 アクティブレンジャー則武 敏史

こんにちは、上信越高原(じょうしんえつこうげん)国立公園の志賀高原地区担当です。

志賀高原には長野県指定天然記念物「一の瀬のシナノキ」があります。

<現地の解説によると、地際から1.2m上の位置での幹回りは8m、樹高23m。樹齢は800年と推定される。シナノキとしては長野県一で、全国でも1位、2位の巨木。>


このシナノキを見るための遊歩道「しなの木コース」を5月20日に歩きました。白い花が目立ちました。

<ツバメオモト>


<コミヤマカタバミ>


<サンカヨウ>


しなの木コースは一の瀬を起終点に周遊できるようになっています。

<紫色の線が「しなの木コース」。紫色の●がしなの木の位置。しなの木コースの上の端点と下の端点の間は、せせらぎコースと呼ばれる、湿原を通る遊歩道を利用して周遊できます。1周の距離は約2km、所要時間は約60分です。>

(この図は国土地理院の地理院地図(標準地図)に、しなの木コースの路線としなの木の位置を追記して掲載したものです。)


志賀高原には、今回の「しなの木コース」のように、お散歩気分で歩くことできるような遊歩道や、自然を楽しむための遊歩道、そして本格的な登山道など、いろいろなコースがあります。このため、体力や興味、滞在時間に合わせてコースを選んで歩くことができます。

志賀高原は冬のスキーだけではありません。夏も志賀高原にお出かけください。



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2016年06月17日野生生物保護功労者表彰!おめでとうございます^^

上信越高原国立公園 アクティブレンジャー 小林映絵

国指定鳥獣保護区の管理(密猟防止のための巡視、利用者指導、鳥獣の生息状況調査、環境省直轄施設の管理)については、基本的に環境省職員が行っていますが、区域が広大であることなどから職員のみでは十分な管理が行えない現状があります。

そのため、鳥獣に詳しい地元住民の方に業務を委託し管理のお手伝いを頂いています。その名も"国指定鳥獣保護区管理員"!!

現在、国指定浅間鳥獣保護区においては4名の国指定鳥獣保護区管理員にご活動頂いています。毎月のご報告、ありがとうございます♪


この度、国指定浅間鳥獣保護区で国指定鳥獣保護区管理員としてご活動頂いている井出悦雄さんが"自然環境局長賞"を授賞されました!!

平成12年より環境省の国指定鳥獣保護区管理員として、長らく積極的にご活躍頂いたことが授賞の決め手でした。

常陸宮同妃両殿下ご臨席のもと執り行われた第70回愛鳥週間「全国野鳥保護のつどい」(神奈川県小田原市にて開催)の表彰式には日程が合わなかったため、長野自然環境事務所にて、中山所長より表彰状と副賞を贈らせて頂きました。


以前のアクティブ・レンジャー日記で浅間鳥獣保護区の標識リニューアル工事についてお伝えしましたが、そのリニューアル工事を行う際に、地元住民の方へ鳥獣保護区について分かり易く丁寧に解説を行って頂いた事がとても印象に残っています。

私たち現地職員も、井出さんには粋の良い情報のご提供や整備手法についてのご助言などを頂き、とてもお世話になっています。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!!


最後に記念撮影。パシャッ☆

(左より:万座自然保護官 山根、長野自然環境事務所長 中山、井出悦雄さん、野生生物課係長 澤野)


井出さん、改めまして、おめでとうございます(o´∀`o)

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