ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2015年10月15日鳥甲山でブロッケン現象

上信越高原国立公園 志賀高原 アクティブレンジャー 則武敏史

こんにちは。少し古い話題で申し訳ありません。

9月28日は長野県栄村の鳥甲山(とりかぶとやま)を歩きました。

上るにつれて、ガスがかかってきて周りの景色は見えなくなったのですが、運良く、ブロッケン現象を見ることができました。

<私と同行者の影の周りに、虹のような光の輪が写っています。これがブロッケン現象です。ガスがかかっているので高度感はありませんが切れ落ちています。興奮して覗き込んで撮影すると転落の危険があるので、冷静に撮影してください。>



では、登山道(歩道)の状況です。

今回はムジナ平→鳥甲山山頂→屋敷のコースを歩きました。足元に注意する区間が長くあります。

・ムジナ平→鳥甲山山頂の区間には、くさり場、岩場、ナイフリッジがあります。

・歩道は、全区間を通して東側斜面(ムジナ平から上る場合は右側)が切れ落ちており、全体的に急傾斜です。


今回のコースは、「信州山のグレーディング」(登山ルート別の難易度評価)には載っていませんが、その基準に照らし合わせると、難易度は「C」、体力度は「4に近い3」になると思います。

ただし、今回のコースではなく、屋敷からの往復だと、くさり場、岩場がないので、難易度、体力度とも容易なほうに変わると思います。

■難易度「C」とは

「登山道」:◇ハシゴ・くさり場、また、場所により雪渓や渡渉箇所がある。◇ミスをすると転落・滑落などの事故になる場所がある。◇案内標識が不十分な箇所も含まれる。

「技術・能力」:◇地図読み能力、ハシゴ・くさり場などを通過できる身体能力 が必要

■体力度「3」とは

日帰りが可能なうち、体力が最も必要なもの


写真を3枚載せます。すべてムジナ平→鳥甲山山頂の区間です。撮影位置は末尾の地図にあります。


○写真1 ハシゴ・くさり場


○写真2 歩道の右側が切れ落ちている


○写真3 岩場



さて、この山の魅力の一つは歩道からの眺望です。足元の悪い所があるので、景色を見るときは、立ち止まってゆっくり堪能するのが良いと思います。

そして、もう一つの魅力は麓にある温泉です。

鳥甲山にお出かけの際はくれぐれもお気をつけてお楽しみください。

<苗場山山頂部(左)から佐武流山(中央右)にかけての稜線と鳥甲山の北東向き斜面の一部(右)>


<鳥甲山の岩壁を上ノ原付近から望む。山頂は稜線の奥にあるので見えない。左側のピークが「白くらの頭」、右側のピークが「赤くらの頭」。岩の色は左側が白く、右側が赤いのでそのような名が付いたのかもしれません。なお、「くら」の漢字は「やまかんむり」に品です。>


<破線で囲んだ地区に温泉があります。>

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