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アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2015年7月30日

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2015年07月30日干潟を音であそぼ

国指定藤前干潟鳥獣保護区 名古屋 アクティブレンジャー野村 朋子

7月28日(火)に夏休みの小学生向けのイベントとして、

「干潟を音であそぼ~ヨシや貝殻で打楽器つくり~」を

稲永ビジターセンターで開催しました。

(主催: 藤前干潟ふれあい事業実行委員会)


日頃、私はつい、忘れがちなのですが、干潟にはいろんな音があります。

一番わかりやすいのは、干潟に訪れる鳥たちの鳴き声や羽ばたきの音でしょうか。

他にも、干潟の上に立って耳を澄ませると

風の音、潮が満ち引きする(波の)音が聞こえたりします。

さらには、名古屋港の中にある藤前干潟ならではの

船や、道路を走るトラックの音も・・・。


7月28日の今回のイベントでは、

これらの「音」を通して干潟の環境や生きものを知ってもらうために

講師として、プロのパーカッショニスト(打楽器奏者)の

本多"taco-bow"正典さんをお招きし、

干潟や海の素材を使って打楽器を作ったり、みんなで干潟の音を奏でたりしました。

【講師のtaco-bowさん。

様々な打楽器を使った演奏を披露してくださいました。

みんな、taco-bowさんのすばらしいパフォーマンスに釘付け!】

【打楽器を作製中。

絵を描いたり、色を塗ったりして、オリジナルの作品を作っていました。】

【こんな打楽器を作りました!

(中央)カキ殻とヨシのウィンドチャイム、(右)小石とペットボトルのシェイカー】

【最後はつくった打楽器をみんなで演奏♪

干潟の生きものや風景の映像にあわせて、カキ殻のウィンドチャイムでは風の音、

シェイカーでは波の音などを奏でました。】

参加した子どもたちは、最初は演奏するのが恥ずかしいようでしたが、

taco-bowさんの音楽に乗せられて、だんだんと笑顔が増え、

最後はみんなで息の合った干潟の演奏ができたと思います。

taco-bowさん、演奏してくれた参加者のみなさん、ありがとうございました!

「音」を使ったイベントを行うのは、私にとって初めてのことで

準備する中では不安がありましたが、

いつもとは違う視点で干潟を楽しんでもらえたのではないかと思います。

皆さんも、藤前干潟に来たときには、目を凝らすだけでなく

耳を澄ませてみると、さらに多くの発見があるかもしれません。

ぜひ、干潟を音でも楽しんでみてください。

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