ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2015年7月22日

3件の記事があります。

2015年07月22日「子どもパークレンジャー活動新聞」展示中①

上信越高原国立公園 万座 アクティブレンジャー 小林映絵

トリプル台風の後に、一気に夏がやってきましたね。

くろレンジャーは"うちわ"が手放せなくなっています。時々、ホッペタがアンパンマンみたいに赤くなってます(●´∀`●)でも、本当に熱中症にならないように気をつけないとですね。水分・塩分・糖分補給!

 

さて、昨年度開催した子どもパークレンジャー事業。浅間山火山に焦点をあて、9月から12月まで計4回活動を行いました。

その活動のまとめとして作成した「平成26年度浅間地域子どもパークレンジャー活動新聞」を現在"嬬恋郷土資料館"で展示中です。

 

【嬬恋村郷土資料館】

 

【展示状況】

 

嬬恋郷土資料館での展示期間は7月14日(火)から8月24日(月)で、これから浅間山麓の各市町村で巡回展を行います。

次回会場は"浅間火山博物館"(群馬県長野原町)を予定しております。

お近くにお越しの際には、是非足をお運びください☆

 

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2015年07月22日まだまだ見頃のミズバショウがありました

中部山岳国立公園 アクティブレンジャー則武 敏史

こんにちは、中部山岳国立公園(≒ 北アルプス)後立山地区からです。

7月15日に栂池自然園(つがいけしぜんえん、長野県小谷村)を歩きました。

雪解けが遅いところでは、まだミズバショウが見頃でした。7月半ばという遅い時期にもミズバショウが咲き出すような所があるので、「日本一遅咲きのミズバショウ」という文句も頷けます。

(ミズバショウの見頃は6月下旬です。「栂池自然園水ばしょう祭り」が開かれます。)

<左は今回、右は7月2日に撮影。左写真でミズバショウが咲いている所と、右写真の残雪のある所が対応しています。右写真で開花していた所は既に葉が大きくなっています。>

栂池自然園は、標高約1,900mに広がる日本有数の高層湿原です。季節に応じて様々な花が咲き、また、視界が良いと白馬岳などの山を望むことができます。木道が整備されており、それほどの山歩きの準備がなくても散策することができます。

なお、アクセスは一般車の通行ができないため、栂池パノラマウエイ(ゴンドラ+ロープウエイ)の運賃(往復・大人3,300円)が必要で、栂池自然園の入園料(一般・大人300円)も必要です。

自然園内では雪解けの時期が違いに応じた花が咲いていました。見ることができた花のうちいくつかを紹介します。ニッコウキスゲはつぼみが随分と膨らみましたが、開花まであと少しです。

<上左:イワカガミ、上右;エンレイソウ、下左:キヌガサソウ、下右:マイヅルソウ。>

<左:アカモノ、右:タカネザクラ。こちらは木に咲く花です。>

さて、栂池自然園の近くでは、銀色のシートに覆われた塊がありました(7月2日撮影)。

下のほうから白いものが見えます。シートの下には何があるのでしょう?

シートの下には「雪」が保存されています。

今週末の7月25日(土)、26日(日)に栂池自然園の山麓にある栂池高原では「おたり真夏の雪まつり」が行われます。そこで利用される雪だと思います。

なんと! 雪の上をソリで滑ることもできるそうです(問合せは小谷村観光連盟0261-82-2233へ)。

なお、7月26日(日)は「信州 山の日」です。「おたり真夏の雪まつり」と同時に「『信州山の日』フォーラム IN おたり」も行われます。「山を安全に楽しむために」というテーマで、講演や山岳関係者によるトークセッションが行われます。こちらも是非どうぞ(問合せは長野県林務部森林政策課026-235-7261へ)。

梅雨が明けて、いよいよ夏山シーズン本番です。安全な登山のための情報収集、体と装備の準備をしてお出かけください。

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2015年07月22日干潟の再現水槽がパワーアップ@藤前活動センター

国指定藤前干潟鳥獣保護区 名古屋 西部理恵

藤前干潟から、こんにちは。

台風も過ぎて、梅雨明け宣言!そして夏休み!

だと言うのに、またもや雨模様ですっきり晴れた空が拝めません。

そして意外に蒸し暑い・・・

こんな日は干潟に入る人もなく、ビジターセンターもちょっぴり寂しいです。

家でクーラーをがんがんに効かせてテレビを見たり、ゲームをするのもいいですが、

電気代ももったいないし、何よりエコじゃない!!

せっかくなので、藤前干潟にある2つのセンターを探検しに来てみませんか?!



先日、藤前活動センターと稲永ビジターセンターの展示案内をしたのですが、

そのほかにもセンター内には楽しい仕掛けがいろいろあります。



今日のご紹介はコレ。藤前活動センターの展示です。

干潟の干満再現水槽@藤前活動センター

センターにお目見えしたこの水槽。

といっても、水槽自体は前からありました。

今までは、水槽を斜めにして陸・干潟部分と海部分を再現していたのです。

その水槽がセンタースタッフの改良によって、

【干潟の-干満再現-水槽】に生まれ変わったのです。

もう、前に見たよ-、という方もこれを聞いたら気になって眠れないはず!

干潟の干満再現水槽@藤前活動センター

水槽内の海水の吸い上げと排水をタイマーで制御しながら、

1~2時間間隔でゆっくりと潮の干満を再現します。



というわけで、
藤前活動センターの歩き方!!

まずは、

いの一番に、この水槽をチェックして生き物の様子を観察しましょう。

他にも生き物水槽があります。

藤前干潟の生き物や外来種について学べますよ。

次に。

2階へ上がると、企画展「藤前干潟の七不思議」を開催中。

ぜーんぶチェックすれば、あなたも藤前干潟マスターになれるでしょう。

いや、まだ足りない!もっと秘密が知りたい!と思った方は、

疑問質問を迷わず質問箱に投函してくださいね。

さらに。

3階まで上がれば、藤前干潟の全景が目の前に。

潮が引いている時間だと、干潟でポツポツと食事中の鳥達を見られるかもしれません。

藤前干潟

さぁ、藤前干潟について分かったところで、1階におりて水槽を再度チェックしましょう。

最初に見たときと比べて、

水槽はどうなったかなぁ、

生き物の様子は変わってるかな、

と思って見てくださいね。

水が引いている時、水が満ちている時、干潟の生き物たちがどんな様子なのかを間近に見られて楽しいですよ。



トビハゼちゃんは、こんなところに住んでいるんだなぁ、

意外と泳ぎが上手い!、

さっきは気づかなかったけど貝も住んでいたのか!

などと発見があって観察していると飽きません。



ぜひ、藤前活動センターの干満水槽を見に来てくださいね!

●藤前活動センターのご案内

場 所:名古屋市港区藤前2-202

開館時間: 9:00-16:30

休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、第三水曜日は休館

入館料:無料

TEL:052-309-7260

アクセス:三重交通バス(サンビーチ日光川行き)「南陽町藤前」下車、徒歩10分

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