中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、上信越高原、妙高戸隠連山、中部山岳、白山、伊勢志摩国立公園があります。
しばらく出番が無かったフリースもそろそろ出番が来そうです。
さて、現在立山室堂のエンマ台と雷鳥荘の近くには、仮設水場が設置されています。
この水場は、火山ガス中毒防止のために設置されました。
(通行の際の注意等は前回の記事をご覧下さい。)
<エンマ台広場の仮設水場>
火山ガスは水に溶けやすいため、水に濡らしたハンカチやタオルで鼻と口をおおうと、火山ガスを吸い込むリスクを軽減できます。
エンマ台~大日展望台間を通行される方は、ご利用いただきますようお願いいたします。
また、風向きを確かめるための吹き流しも設置されています。
谷から歩道に向かって風が吹いている場合は、火山ガス濃度が高くなっている可能性があります。
<吹き流し>
また、火山ガスは空気より重いため、谷間や窪地に溜まっていることがあり、風が吹いていない場合や臭いを感じない場合でも注意が必要です。
念のため、濡れたハンカチ等を準備して通行されることをおすすめします。