2014年7月11日
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2014年07月11日PV研修会 いつも新しい発見
上信越高原国立公園 妙高(~2015.3.26) アクティブレンジャー 大河内優子
こんにちは。
先日妙高高原地区パークボランティアのみなさんと2日間にわたって、自然解説スキルアップのための自主研修会を行いました。
参加者は2日間のべ42名。
心配していた天気は皆さん日頃の行いが良いのか、晴れ男晴れ女が多いのか。良い天気です。
初日のコースは、いもり池周辺のリブランの森遊歩道です。
ここは妙高山麓にあるトレッキングコースで、妙高高原ビジターセンターから往復で2時間ほど。カラマツや杉の森林の中を進みます。
森の中でクスサンの幼虫をみつけました!!
ヤママユガ科。
エメラルドグリーンの長いふさふさした毛と、脇のターコイズブルーの点々がとてもおしゃれです!!
手に持ってみて陽にすかしてみると輝いてみえます。きれい~。
このクスサン毛虫、別名「白髪太郎(シラガタロウ)」とよばれています。毒もないしきれいなことからこの愛称がついたのでしょうか?昔は繭から釣り糸をとっていたそうです。
笹の花
地味な花ですが数年に一度、貴重な姿。
笹や竹に花が咲くのは何かの前触れという諸説がありますがどうなのでしょう!?
まだ青いアケビ
実り秋が楽しみです。
2日目は笹ヶ峰の夢見平遊歩道、ロングコースを巡ります。
こちらはハルニレやブナの巨木、花も多く、色濃く残る自然の中にも、笹ヶ峰ダムや昔の製材所跡、炭焼き窯跡、神社等、昔から人とのつながり・歴史のあるエリアです。昔の人たちが生活していた跡もしっかり残っており、思いを馳せながら歩きました。
ショウキランの群生
光合成ではなく、菌類から栄養をもらう腐生植物。倒木の上に生えてました。ピンクがきれい。
粘菌
1時間に数㎝、動きます。この写真では右から左に移動中・・・
熊の爪痕
後ろ足で踏ん張って木に登る時についたもの。
ちゃんと5つ、指の数確認出来ます。
その他にもたくさんの植物が確認できて、ガイド役の方からひとつひとつ丁寧に解説し、学びながら歩きました。
皆さんの顔が楽しそうに輝いていました。
この2日間、会員の皆さんが知識や情報の交換、交流ができて充実したものであり、また今後のパークボランティア活動へ今回得たものを還元していけたらと思います。
リブランの森遊歩道も夢見平遊歩道も、気軽に歩ける散策路。新しい発見がたくさんあります。
皆さんもぜひ歩いてみてはいかがでしょうか?
先日妙高高原地区パークボランティアのみなさんと2日間にわたって、自然解説スキルアップのための自主研修会を行いました。
参加者は2日間のべ42名。
心配していた天気は皆さん日頃の行いが良いのか、晴れ男晴れ女が多いのか。良い天気です。
初日のコースは、いもり池周辺のリブランの森遊歩道です。
ここは妙高山麓にあるトレッキングコースで、妙高高原ビジターセンターから往復で2時間ほど。カラマツや杉の森林の中を進みます。
森の中でクスサンの幼虫をみつけました!!
ヤママユガ科。
エメラルドグリーンの長いふさふさした毛と、脇のターコイズブルーの点々がとてもおしゃれです!!
手に持ってみて陽にすかしてみると輝いてみえます。きれい~。
このクスサン毛虫、別名「白髪太郎(シラガタロウ)」とよばれています。毒もないしきれいなことからこの愛称がついたのでしょうか?昔は繭から釣り糸をとっていたそうです。
笹の花
地味な花ですが数年に一度、貴重な姿。
笹や竹に花が咲くのは何かの前触れという諸説がありますがどうなのでしょう!?
まだ青いアケビ
実り秋が楽しみです。
2日目は笹ヶ峰の夢見平遊歩道、ロングコースを巡ります。
こちらはハルニレやブナの巨木、花も多く、色濃く残る自然の中にも、笹ヶ峰ダムや昔の製材所跡、炭焼き窯跡、神社等、昔から人とのつながり・歴史のあるエリアです。昔の人たちが生活していた跡もしっかり残っており、思いを馳せながら歩きました。
ショウキランの群生
光合成ではなく、菌類から栄養をもらう腐生植物。倒木の上に生えてました。ピンクがきれい。
粘菌
1時間に数㎝、動きます。この写真では右から左に移動中・・・
熊の爪痕
後ろ足で踏ん張って木に登る時についたもの。
ちゃんと5つ、指の数確認出来ます。
その他にもたくさんの植物が確認できて、ガイド役の方からひとつひとつ丁寧に解説し、学びながら歩きました。
皆さんの顔が楽しそうに輝いていました。
この2日間、会員の皆さんが知識や情報の交換、交流ができて充実したものであり、また今後のパークボランティア活動へ今回得たものを還元していけたらと思います。
リブランの森遊歩道も夢見平遊歩道も、気軽に歩ける散策路。新しい発見がたくさんあります。
皆さんもぜひ歩いてみてはいかがでしょうか?
今日の藤前干潟は青い空が広がりました。
稲永公園ではセミの鳴き声も響いていて、夏を感じます。
【今日の藤前干潟】
藤前干潟に注ぐ庄内川、新川、日光川の河口に広がるヨシ原も
青々としてきました。
【ヨシが伸びています】
そんな干潟やヨシ原では、
現在、干潟の人気者であるカニをたくさん見ることができます。
【チゴガニ】 オスは白いハサミを熱心に振ります
【クシテガニ(オオユビアカベンケイガニ)】赤いハサミが特徴です
【クロベンケイガニ】 ヨシ原にすんでいます
じっくり観察するとハサミの色や形、目の長さや甲羅の形など、
カニの種類ごとに違うのがおもしろいところだと思います。
さて、明日より藤前活動センターでは企画展が始まります。
今回の展示のテーマは、カニ・・・ではなく、
二枚貝である「シジミ」です。
シジミは、カニのような見た目のおもしろさには
欠けるかもしれません。
しかしながら、干潟にはなくてはならない存在です。
そんな、藤前干潟の立役者であるシジミについて
もっともっと知ってほしいと思っています。
夏休みの自由研究のヒントにもなるかもしれません。
ぜひ、見にきてくださいね。
<シジミ展>
期間:2014年7月12日(土)~9月30日(火)
場所:藤前活動センター
開館時間:9:00~16:30
休館日:毎週月曜日、第3水曜日
問い合わせ先:Tel 052-309-7260
最後に・・・、夏休みが近くなりました。
「干潟に行って生きものを見たい!」と思う方もいるかもしれませんが
干潟に入るときには以下に気をつけるようお願いします。
○干潮時間を調べて、出掛けましょう。
○干潟にははまりやすいところがあるので、
干潟の状況を知っている人と一緒に入るようにしましょう。
(観察会への参加をお勧めします。)
○カニなどの生きものを大事にしましょう。